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2009年8月

家族に届いた日

 先日、幼児期から何年かぶりに相談を受けたケー

スがあります。

一次療育から入園あたりでおかあさんとやりとりしま

したが、それなりに集団適応していったので終了と

なったのでした。

小学校の中学年になってどうも特異な部分、友人と

の関係、LD傾向などが気になるということで、ご相談

にみえました。 

 よく気になる子、発達障害サスペクト児のあらわれを

家族と共有するのが難しい。これはどの現場でも出て

くる話題です。こども、家族だけでなく、支援者の都合

や姿勢もからんで来てしまうもので簡単には語れない

ものです。

大事な姿勢に「今がタイミングじゃない。」ということ

あります

このケース幼児初期の様子、それなりに特徴的でおか

あさんも育てにくそうでしたが、「発達的問題」の可能性

は当時届いていきにくかったのを覚えています。

それから5~6年。

いろんな情報や知識もあっての御家族の気付きです。

今がタイミングではないかもしれないけど、種をまいて

おく意味はこんなケースが教えてくれます。

支援者は1年毎が勝負です。

でもこどもと御家族は違います。時間が解決する部分

を我々は覚えておかねばなりません。

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巡回相談依存にみえること②

 前回の続きです。

「もっと巡回相談を!」という現場の傾向について

お話しました。

どう向き合うか?ですが、ちょっと変わってきた地

域の雰囲気を感じながらお話すると…

①まずは園のとりくみを受け止め、苦しさを共感
 いろいろな文句や視点の裏側には園の苦しさがあ
ります。「何言ってるの?」と思いつつ、そこは捉えて
声をかける。いやらしいですが、特に管理職の居る
場面では明確に。

②ある程度は園の思いに乗っかる。
 基本はこどもにとってよいこと、家族にとってよいこ
との提案が我々の役目ですが、園が必要としている
ことがあれば、こども・家族を大きく疎外することがな
ければ多少は乗ってあげることも必要。

③地域の進んだとりくみの紹介
 最近良いなという思っているのは、地域の実践を
紹介し、資料を提供し、ほめること。
地域はネットワークでつながっています。近くの現場
がよいとりくみをしていると絶賛されたら動き出します。
地域全体を動かしていくというのは大事。

④巡回の不足を補う研修会の提案
 園のストレスを補うために研修会を開催していくこと
は効果的です。特に事例検討会は代替としての機能
が高いと思います。
ただ、気を付けなければならないのは巡回では、ケー
ス毎の対応を、研修会では支援の原理、技術をとい
うことを押さえておきたい。

⑤的確な発達評価と具体的な方法の提案をする
 普通の仕事を普通にということです。当たり前です
ができそうなことを明確に提案していくとやらざるを得
ないのもほんと。園の思いこみを突き破る内容の提
案は相手を動かすようです。

⑥ほどよく行く、または行かない
 やるしかない状況をプレゼントするという考えはどう
でしょうか?

⑦よくやってくれる現場を支えにする
 闘いばかりは我々にとっても苦しいものです。いいと
りくみを、懸命にやってくれる現場と共感しながら、没
頭しながらやっていくのも大事です。

 まとめてみると、こどもへの支援と一緒ですね。

思いを受け止め、受容し、できる手立てをプレゼント

する。思うに任せぬという葛藤場面でそれを受け止め

自分で動き出せる力を導く。

無理無体を言ってくるかもしれませんが、根っこは

こどもをちゃんとみたいという思いがあるのでそこを

頼りにしたいものです。

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巡回相談依存でみえること

 ある地域の支援システムについての園の感想をみ

る機会がありました。その中の感想のひとつです。

「連携協議会のような無駄なものに予算と時間を

使うよりも園への巡回を増やしてほしい。」

これはかなり示唆を含んだ感想です。

これまで経験した雰囲気ですが、巡回相談を増やし

てほしいという声が高いうちはその現場ではたいした

支援はできていないのです。

そんな現場は…

・視野が狭く、「うちばかりケースが多い。」なんて

い出して…

(数人抱えてクラス運営するのは当たり前…)

・助言の言葉尻を捉えたり、相談員の名前を良い

うに使って「~先生が言っていた。」

(そんなこと言ってないんだけど…)

・助言もきいているようできいていない。勝手な解

をする。結局はわがまま、経験不足、愛情不足

戻っていく。いい話だけ聞いて満足。やらない。

・診断名や特性の有無に固執「やっぱりね。」

大人の納得のためにそういうものを欲しがる。

そして支援しない、できない。

・障害のある子にはまだヒトをつけてみればいいと

思っている。療育にいけばいいと思っている。

 ちょっとひどい書きようにみえますが、こんな現場

まだまだあります。おたくの現場どうですか?

向き合う方法のヒントはまた明日…

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「怒っていいいんですか?」

 ある中学生の保護者にきいたことです。

学校でこう尋ねられたんだそうです。

伺って、2人で脱力…

理解を端的にあらわしているような言葉です。

怒っていいとかいけないとかそういうステレオタイプ

でしか発達障害が理解されていない。

そして、中学でのこどもの指導は怒るか怒らないか

でしかないということ?

よく特別支援教育と生徒指導がぶつかるといいます。

「甘やかすな。」と。

中学になって学校とのやりとりがとても難しくなったと

おうちの方がおっしゃってました。

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施設と地域-「滞留」を巡って-

 前回の話題から「滞留」ということについてお話した

いと思います。

施設から地域に移行できないこと、年齢が来ても次

の施設に移行できないことを「滞留」と言います。

我が社に限らず全国的に施設にはそういうケースが

多数あります。

原因は実に様々ですが、地域資源の整備の遅れが

大きな基盤になっていることは確かです。

議論はいろいろありますが、地域福祉が本当に動き

出したのは支援費以降であり、在宅支援を支える資

源が施設以外の地域にできてきたのはこの10年内

のことです。ですから、それ以前の障害の重篤なケー

スや養護性の高いケースは施設入所で支援されてき

たのです。

そんな中で障害者自立支援法を契機として、

施設生活からの地域移行が進み始めています。

新しく施設をつくることは難しくなり、グループホー

ム・ケアホームという地域とつながった小規模の小

集団の生活の場への移行が進められています。

旅立っていった彼の動きもそんな流れのひとつです。

支援としてはじまった入所も地域に資源がないと、家

族も施設に依存してしまいなかなか地域に家庭へに

はならないものです。(これには施設にも責任があり

ます。)しかし、自立支援法が期限切ったり新しい枠

組みを提案方向つけたために、家族の気持ちも現実

も動き始めています。

 そして一方、現在はかなり重篤なおこさんもヘルパ

ーさんや学童保育、タイムケア・ショートステイを使い

ながら家族と暮らすことができています。これはよい

ことです。

 では、今後施設は不要になってくるのか?

そんなことはないと我々は考えています。

最近増えている困難ケースをどう支援していくかが

次の課題です。虐待を受けたこどもの支援です。

養護性の高いこどもたちの行き場が求められていま

す。帰るべき家庭が弱い、家族が崩壊しているこの

ケースの増加はあらたな滞留の芽をはらんでいます。

ですから、我々の地域支援のとりくみはこのようなこど

もたちを減らし、施設にこどもが来ないようにという思い

に基づいています。

発達障害児は育てにくいからこそ、その特性を知っても

らう。地域の支援者に支援の方法を知ってもらう。

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ありがとう、さよなら

 私が就職してはじめて担当した子が成人の施設に

移行します。

 私の幸福は、いちばんはじめに出会ったこの子

「困難事例」であったことです。

まともな家族はなく、虐待の影響もあってかかわりの

要求が強い反面、まったく他人を信用していないの

です。どうにかこの子の愛着のしっぽを掴んでやろ

うと必死にスタートしたものでした。

お約束、条件をつけてもちっとも守れません。かえっ

て悪いことをして気を引く始末で困り果てたものです。

そこで、この子がお利口にしてようがしてまいがこち

らから意図的に関わることにしました。前後の善悪

は問わない。

そんなことをはじめると少し変わってきました。

 あれから10年あまり。

当時の私と同じように彼が育てた職員は山のようで

す。彼に好かれた職員はたいへんですが、まともに

付き合ったヒトは力をつけていきます。

みんな彼に振り回されましたが、みんな彼のことが

大好きで今回の移行を受けて大勢の退職員が集ま

ってきました。

大人になってちょっと落ち着いた彼。

療育のお手伝いにも来てくれていて、ちびさん達を

かわいがってくれました。

 昔よくお別れシーズンになると「ありがとう、さよう

なら」の歌をふざけて自分の名前を入れて歌ったり、

大人に歌われていました。大人にとってはブラック

ユーモアで、本人もそれがわかってふざけてました。

そして、今回本当のおわかれが来ました。

いろいろ彼に伝えたい言葉はありますが、最後は

やっぱりこの言葉です。

 Tくん、ありがとう。そしてさようなら。

とにかく元気でいてほしい。

これからもみんなに愛されるヒトで居て欲しい。

 ありがとう、さよなら。

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保育が持つ「病気」

 園内研修のお手伝いをします。

ケース会議をやりたいというので、ワークシートを作

って構造化した会議をやってみることにしました。

大きな流れとしては…

・あんまり原因探求にムキにならないで解決の

ためのアイデアを積み上げよう!

・「園で」ということを考える枠組みにしよう!

・こどもの行動の意味と原因を考える枠組みに

しよう!

ということにしました。 

 どうも普通にしていると、保育における問題探求は

養育と経験の問題に帰結していく傾向があります。

これって保育がかかっている病気のようなものじゃな

いかとふと思ったのです。

これはけっこう深刻な病気で病巣は深い。

ひょっとしたらこの病気の根っこには「子育てのベス

トは母親によるものだ。」という妄信があるのかもし

れません。母親による子育てが容易でないケースは

山ほどあります。じゃあ、それが難しい場合はだめな

のか?

子育てが家族のものだけとすると、実は保育者自身

の存在意義は何かということにもなってくるとと思うの

です。

そんな中で母親の就労否定もまだまだあって…

 研修の冒頭「わがまま」「経験不足」「愛情不足」とい

う視点をやめてねということを強調してスタートするつも

りです。たぶん、先生達は立ち止まってしまうはずです。

でも、そこからはじめてほしい。

結果はまた報告します。

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ICF(国際生活機能分類)を支援につかうということ。

 WHOのICF(国際生活機能分類)は新しい障害観

として受け止められています。

個人の抱える機能としての「障害」のとらえを止めて

「参加」の視点から困難をみつめていこうということ

なのだと思います。

 このICFを支援に生かそうという試みが始まって

います。福祉の各分野ではICFに依拠したプラン

つくりという書籍が出始めていますし、新しい特別支

援学校指導要領の背景にも考え方はあるようです。

私も一冊本を買って研究をはじめましたが、ちょっと

難しいですね。

ICFをいかすということは分類コードにしたがって個

人を評価し、模式図にアセスメントをするということ

なのか、そこからプラン作りにどう展開すべきなのか

は悩ましい所です。

私なりにはまずは「参加」を支援と評価の視点として

として持つこと、個々の障害という説明概念で個人を

理解するのではなく、行動や困難の意味や機能で

みていくことが基盤なのかと考えました。

既存の言葉でとらえると、対人発達をおさえた支援を

する、行動分析的視点でみると今日までは理解しま

した。

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「行事」を考える

 今週ちょっとした行事をしました。夏のお祭りです。

家族とこどもたちと会食する程度の行事です。

我が社は並行通園ということで、行事は園にお任せ

しようということでほとんど行事はありません。

 というより私が行事嫌いなのかもしれません。

毎日の生活の中で育まれるものを大切にしたいの

です。

確かに行事でみえる成長も見逃せません。

設定度の高い活動の意図に乗ること、チャレンジす

ることでこどもたちは変わっていくことも確かです。

そんな時に私は「ハレ」と「ケ」という考え方を思い出し

ます。民俗学や文化人類学の考え方です。

日常の生活「ケ」があっての祭り・行事「ハレ」という

のです。日常を突き破る、展開する、情緒を解放す

うという意味の祭りです。そして、それが終わると

人々が日常に戻っていく。

 こどもたちの暮らし。祭りが多くはないでしょうか。

祭りをすることが子育てだと大人が勘違いしていな

いだろうか。年長さんなどはほぼ行事で一年ができ

ていっていると言っても過言ではないほどです。

毎日変わる予定、日課。次々、しなければならない

練習。発達障害児、気になる子たちにとっては決し

て楽ではありません。

一方、日常の生活の中で築かれるものの育ちは

どうか?

・こどもたち相互の関係性と集団

・あそびを見つけ出す、つくりだす力

・自分で動き出す、考え出すということ。

行事で思うのはこんなことです。

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「みせておく」

 幼児療育の中で我々が大事にしている方法論のひ

とつに、「みせておく」ことがあります。

これは、「見せればやるだろう。」という大人の思いを

ちょっとおいておくということなのだろうと思います。

 実はこどもが了解できているということととやってみ

たい、やるということは必ずしもイコールでないのです。

「みせたんだからやるはず。」というのは大人の勝手な

思いこみで、そんな所から「わがまま」なんて視点も

起こるのかも知れません。

 そして、大事なのはみたあとこどもが動き出す理由と

いうのがいくつかあるという理解です。。

中でも心にとめておきたいのは、情報や経験が「貯蔵」

されることの大切さです。

発達障害児にとってはこれは大切なこと。

 ・よき経験がよき関わりとともに蓄積されること。

 ・繰り返しの生活動作や動線が内化されること。

 ・延滞模倣が起こるようなステップに到達すること。

 ・パターン知覚や貯蔵的認識段階に到達すること。

「きっと今は、今日はやらないけれども見せておこう。」

の意味性はこんな所にあります。

時間軸でこどもを育てるということなのかもしれません。

そんな訳で視覚的予告が効果をあげる、クラス全体に

も意味があるのは年中さんあたりからなのです。

年少さんは園の楽しい暮らしをひとまわり経験していな

いので抽象的なものを見せたところでピンとこないのだ

ろうと思います。

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家族に気をつかわせている現場の話

 なぜか今週、家族に気をつかわせている幼稚園

の話を2つ聞きました。

 共通点は…

・御家族はおこさんの障害性や困難について承知

している。

・園生活がチャレンジなのも百も承知。

・園はその子がやれないことばかりが気になる。

・家族は園の一方的ないいまわしや働きかけを

腹立たしく思いながらも、園でうまくやるために

家でできる子育てを模索したり園の意図に沿った

リソースルームの使用を始めようとしている。

 なんだかとてもひどい話で正直コメントがありませ

ん。前回の二次障害・精神障害をどうしても想起し

てしまうのです。こういう無理解が積み重なっていく

ことがこどもたちを傷つけていくのでしょう。

ひとりのおこさんはずーっと保育に乗っていることは

難しいですが、それなりの内容・方法・組み立てを

すればかなり設定度の高い内容に長時間とりくむ

ことができていました。

こどもを見つめる文化が違うとこどもの評価が違って

きてしまう。おそろしいことです。

それから家族に気を遣われているのがわからない

支援者の傲慢さ…一方で園を責めることなくこども

のためにバイパスつくって努力しようとしている御家族

の思いの尊さ。

気を付けなければと思います。

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二次障害・精神障害を支える②

 前回の続きです。

印象的だったのは二次障害・精神障害には

「病態水準」にあった支援をということでした。

「病態水準」というのは個々の診断名や病気

ではなく、全体的な傾向・深度みたいなものだ

そうで、おおよそ3つの神経症水準・境界水準

・精神病水準というものがあるそうです。

それぞれによって対応は異なり、この水準に

合わせた対応はこどもの自然回復力を高める

といいます。

大人のあって欲しい姿についつい強く向けたく

なってしまいがちですが、二次障害・精神障害

のこどもたちはそのことが状態の悪化や命の

危険につながることもあるといいます。

 発達障害児の登場で二次障害ということばは

広く知られるようになりました。

「二次障害・精神障害を招かないような支援を」

といいます。それは何よりも大切なこと。

でも、現実的にはちっともできていないのです。

 思ったのです。

こどもたちの中にできてしまう「見捨てられ感」

と自己肯定感の低下を防ぐためには、彼らに

ついての理解を深めるだけでなくありもしない

普通や定型発達幻想を突き破っていくこと

が大切なのかなと。

そして、もうひとつ本当に彼らを支援するため

には、二次障害・精神障害になってしまってから

も彼らに沿う技術の基本くらいは知っておく必要

もありそうです。

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二次障害・精神障害を支える。

 病虚弱特別支援学校の先生のお話を伺いました。

精神病院附設の学校なのでケースは気分障害・統合

失調症・不安障害などでその基盤には発達障害のあ

るこどもばかりだといいます。

とっても難しいケースばかりで私以外にお話をきいた

方たちは少なからずショックを受けたようですが、私

はむしろ困難事例にたいしても確かな視点と支援の

技術が感じられて頼もしく思いました。

我が施設にも困難ケースが増えてきて不安は大きい

のですが、まだ手立てはあるということを知れてなんだ

かうれしい気がしました。

 こどもが負けないようにすることが基本ですが、敗戦

処理をすることもあります。その技術や現場の姿も知っ

ておくべきなのでしょう。

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太田ステージ

 我が県では太田ステージをよく使っています。

自閉症の認知発達のとらえと支援方法が体系化され

ている点はとても優れています。特に重度児や年少

児の評価がなかなか難しい中にあってスケールにな

る道具だと思います。(同じようにNCプログラムあた

りも使われていますね。)

 ちょっと必要性があって太田ステージのマニュアル

などを読んでいます。

意外と、あれと思うのは自閉症の発達という世界と

私が理解しているおおまかな指標がちょっとずれて

いることです。

それからとても多様な発達障害のこどもたちのあらわ

れをみると、なかなか類型化に戸惑いも感じます。

個人的に感じているのはカナータイプ自閉症のこども

たちへの支援の歴史と蓄積と、高機能タイプのこども

たちのそれとはだいぶ違いが大きくなっています。

だからスペクトラムと言っても語り口は変えていかね

ばならない気がします。自分では自閉症のこどもたち

との日々が発達障害のこどもたちとの生活に広がっ

て行ったと思っていましたが、違っていて新しいものを

かなり多く取り込んでいたのかもしれません。

改めて太田ステージ熟読の意味がありそうです。

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ユニバーサルデザインの土台

 資料をつくっています。

「発達」を大事にしようという秋の企画のために。

「気になる子にとっていい保育、教育はみんなに

とってもいい」というユニバーサルデザインですが

、資料をつくっていて私の考えは足りなかったな

と思い至りました。

見通しの伝達、構造化や視覚支援、テンポや伝達

の工夫などを保育や教育に導入しよう!ということ

今年度はむきになってやっています。

一義的にはそれでいいのかもしれませんが、子育

てにとってのそもそものユニバーサルデザインとい

うのは「発達」を大事にということなのです、きっと。

こどもの育ちに即した場づくりをし、そこに今のこど

もたちの特性にあった手立てを打った時にユニバ

ーサルデザインは意味を持ち、完成する。

「見せる」ためにはその年齢がどんな風に「見るこ

とができる」かの検討が必要で、見せることにその

年齢の理解を支えるどんな意味があるのかの検討

が必要なのです。

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療育とは何か…と考えてみた。

 昨日の記事を見直して思い出したのですが…

夏の間に水遊びをとっぷりやると、なぜかわかりませ

んが、秋以降こどもたちはぐんと変わる気がします。

雨ばかりでお盆前後になってようやく暑くなってきた

気がしますが、このお休みあけ、もう少し水遊びを

楽しみたいものです。

 この夏、保育を巡りながら療育とは何かがフッと

浮かんだ瞬間がありました。

前述の水遊びじゃありませんが、「シンプルなこと

を繰り返すこと」が療育なのかなと。

同じ事を淡々と繰り返すと、場が変容しすぎないた

めにこどもの変容がみえてくる。もちろん、しつらえ

やしかけはいつも同じじゃありません。けれども、

いろいろやりすぎないから見えてくるものがある。

保育からアイデアをもらうことはたくさんあります。

うらやましくみえること、まぶしいこともいっぱい。

でも、淡々と過ごす。

こどもたちにとってわかりやすいというのも大事

な要素です。ドラマティックな保育だけでは苦しい

こどもたちが利用しているかたこそ、「時間が構

造化されている」「小集団である」「決して広い部

屋ではない」というような繰り返しやシンプルさが

大事なのだろうなと感じています。

端からみえるような、人的に厚くて専門性があっ

てみたいなことは正直あんまり考えたことはあり

ません。

 また、我が社は基本、並行通園モデルです。

保育にないものをこどもたちにプレゼントする

という視点が常にあります。

向こうでやってないこと。

向こうでやっているからこれはやらない。

なんて視点も大事な要素です。

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「助けてもらう」スキル

 夏が終わり、運動会が過ぎる頃、年長さんには

「学校」がリアルになってきます。

1学期をまとめながら、我が社の年長さんたちの

次のステップはなんだろうと考えてみました。

かなり人なつこくなってきた。自分でやりたい気持

ちが豊かになってきた。みんなとやりたい気持ち

もはっきりしています。

そうなると、そんな気持ちを言葉にして周囲に

伝え、働きかけていってほしい。

「自分でやりたい。」「一緒にやろう。」と

 そして、言葉にするで大事なのは、大人に援助

を求めることができることです。

「助けて。」「手伝って。」「教えて。」が言えると

いうことです。

よく、この時期、気になる子・発達障害児にとって

入学準備でしておくことがありますか?と聞かれま

す。難しい所で、皮肉屋の私は「そんなのあるわき

ゃねえじゃねえか!」と言いそうですが、あるとした

らこの援助を求めるスキルをつけることだと考えて

います。

 ヒト、仲間に強く意識が向いて年長さんを全うし

ようとする時期だからこそ、がんばりたいのにがん

ばれない時だからこそ、「助けて」が入ります。

そして、たいていのことは言ってくれれば助けて

あげられるのです。

 ソーシャルスキルトレーニングの本や太田ステー

ジのマニュアルあたりにも援助を求めることができ

ることの大切さが述べられています。

そう、ひとりで困らなくていいのです。

言ってくれよ、助けてあげる。

そして、困るのなら一緒に困ろうぜ。

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共同注意・共同行為・共感

 発達障害への支援と研究の広がりの中で、関係の

基盤となる共同注意・共同行為・共感のしにくさや特異

性に着目されるようになっています。

このことわかりつつあるようですが、どうしたら?はまだ

まだ開発整理されている訳ではありません。

我々が療育の中で意識していることをあげてみます。

 「とにかくヒトを意識できるように」

①身体へのアプローチ

 大人に身体をゆだねる。介入を拒否しない。

②定位行動へのアプローチ

 視覚的な題材をつかって貼り付ける、入れる

等一方向で終点のある運動行為に乗せる。

簡単な意図に、動機のある視覚的な題材を

はさんで乗ってもらうことの重要性。

③身体的援助の重要性

 関係の形成期には「自分で」よりもしっかり

大人に依存して、大人の導きに乗って

④いっしょにやろうを大人から

 どうも「一緒に」がこどもたちから始まる

のと大人から始まるのとでは意味が違う

ようです。ちょっと大人からのスタートを

意識します。

 共同・共感は双方向のものですが、初期発達に

おいては「一緒に」に導くために大人からの働き

かけや導きがある程度、強めである必要になって

来ると考えています。

自己世界の中で埋没しがちなこどもたちの中に

入っていき、ヒト(大人)を好きになる、意識でき

る、関心をもつためのアプローチです。

文字通り、こどもからの働きかけもあって共同・

共感、「いっしょに」が深まってくるのは、けっこう

後の話だと実感しています。

 後は余談ですが、ミラーニューロンの話をきいた

のでこどもに笑ってほしければ、こっちが先に笑う

というのを最近はなんとなく意識しています。

意味があるかどうかはちょっとわかりませんが。

 また、知り合いの先生がこの分野について逆模倣

でのアプローチについて研究しておられるようです。

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揺れました、地震!で考えたこと②-100本目の記事として-

 前回の記事の後、ふと思い出したことです。

「こどもは大人のできそこないではない。」ということ

です。こどもはこどもとして人生を全うしていて、一瞬

一瞬にその存在のきらめきがあります。

自己中心性や楽天性などがこどもの特性としてあげ

られます。このこと、大人基準で考えれば関係把握

や社会性の未熟さ等で語られてしまうかもしれない。

でも、それは違うと思うのです。

 生涯発達という言葉があります。

ずっとヒトが変わっていくはずだとすると、大人でさえ

ゴールではないのです。きっと。

変わりゆくその段階段階に意味があり、それぞれに

文化があります。その文化の尊重をしたいもの。

最近は、成熟とか老練を尊ぶ文化が衰えていると

きいたことがあります。個人主義や効率、経済性

が優先されすぎた結果なのでしょうか。若者文化

のきらめきばかりが報道されていますが、そのこ

とは偏っていて美しいものではない気もします。

 さて、こどもという自己中心的で楽天的な存在が

創り出す文化があります。

きっと彼らは大地震のような場面でも、遊び出すでし

ょうし、豊かな語りをするでしょう。つらい表現で応え

るかもしれませんが、そこにも何かしらの意味がある。

 「苦しい場面ではこどもが支えてくれる。」というのは、

こどもがこどもであるがゆえに起こる出来事です。

大災害の時こそこどもを大切にすべきなのかもしれ

ません。復興の支えとして。

 そして、同じ事が障害のあるこどもたちにも言えます。

我々は、「できない」「わからない」で彼らを語り過ぎ

なのかもしれません。

こどもが大人になるために生きているのではないのと

同様に、定型になるためにこどもたちも居るのでは

ないのです。

※気が付くとこの記事で100本目です。

書くことは自分の気付きを支えてくれます。

その裏側に共感が少しついてきてくれれば

うれしいと思って毎日綴っています。

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ゆれました地震!、で考えたこと。

 今朝の地震。我が家は震度6の地帯でした。

すぐに逃げなきゃ危ない!という感じのゆれでした。

出勤日じゃありませんでしたが、在宅支援サービス

を止めたり施設のこどもたちが心配で飛んでいきま

した。

 すると、海岸地帯から離れた所にある施設は

けっこう平和でこどもたちも伸びやか。

「すごい揺れたよ!」や「いっしょに朝ご飯たべよー」

なんて言ってました。

ちょうど心理士会で災害や社会的トラブルなんてトピ

ックがあったのでいろいろ思いました。

ほんとに大災害が起こったらケアや生活を回すこと

トラウマのケアなどにきっと追われるでしょう。

それにきっとかかりっきりになって我々もどうにか

なるのかもしれない。

でも、ひょっとしたら必要なのはそんな大災害の

中でもこどもたちとくったくなく過ごそうとすること

なのかもしれません。

今朝の「朝ご飯たべよー」はそんなことを思わせて

くれました。

困難の中でもそんなことができるようなヒトであり

たい。

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「みんなと」をどうとらえるか?

 臨床発達心理士会の私の発表を受けてヒント

をいただきました。

個別支援とユニバーサルな支援の間に「おとも

だちと」があるはずだということです。

なるほどの意見でしたが、ちょっと考えてつかわ

ないといけないなと帰ってきて感じています。

 以前から抵抗感があるのは、気になる子を

集団に乗せる手立てとして、おともだちを使う

ことです。「みんなが育つから気になる子、障害

児の存在は意味がある。」という論調もどうか

と思っています。馬鹿にしないでほしい。

みんなのためにこの子は存在していないし、

そんな論理で個の存在を規定しないでほしい。

同じ理由で、その逆である気になる子の支援

のためにおともだちを使うというのも「もっての

ほか」だと思うのです。

集団に乗せることに支援者が腐心し過ぎてい

る端的な証拠のひとつです、これも。

 ただ、冒頭のヒントに思ったのは、支援の

ためというベクトルではなく、こどもの生活

基盤としては「おともだちと」場面を紡いで

いくことは重要なのだろうということ。

誰かのために!や、連帯責任!ではなくて

大きな参加の前の、繋がりあう関係性や

響き合う単位として「数人と」があることは

大事なのかもしれません。

 ただ、やはりこれ、使い方が難しい。

支援者の意図を個別支援やユニバーサル

よりも薄くして、こどもたちの世界に任せる

場面です。直接介入以外を使い回すのは

ちょっと我慢と工夫がいる。

現場に向かって大きく提案するのはもう

少しいろんな検討が必要です、きっと。

 一方で、グループ学習や班活動といった

これまで現場で培われてきた実践もあり

ます。前回の記事ではありませんが、これ

までのとりくみの捉え直しも必要です。

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今までやってきたことを大切に!

 臨床発達心理士会全国大会で印象に残った

ことです。

それはある先生の実践研究発表で語られたこと。

特別支援教育の始まる前からやってきていたよき

クラスづくり、わかりやすい授業つくり、個を理解

して接することを確認にしていこうということです。

特別支援教育という新しい切り口の前に沈黙し

てしまうヒトが増えてきた気がするけど、実はできて

いることはたくさんある。

だから、それを特別支援教育とつなぎあわせて語

って理解していこうということでした。

 そして、この発表に対するコメントは教育の質を

高めるという点では、特別支援教育という新しい

切り口や外部専門家の導入は、新しいこととともに

変わらないことも見えやすくするという意味がある。

 この考え方はつかえますよね。

ユニバーサルな支援の啓蒙とと同時に、「今まで

やってきているあれがそうですよ。」と指摘して

支持していく。そうしていくことが、特別支援教育

の実践を深め、先生たちの自信を支えていく。

それも我々、外から入る専門家

のできることかもしれません。

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確かに!

 臨床発達心理士全国大会に行ってきました。

久しぶりの全国参加で刺激はたくさん!

いくつか印象的だったことがあります。

 特に就労支援のシンポで宇都宮大学の梅永

先生がおっしゃっていたこと。

「もはや世の中が発達障害にあわせるべきだ!」

これが秀逸だと思いました。

昨日1日の参加でしたが、全編を通じて

「ユニバーサルデザイン」が強く感じられました。

「みんなにとっていい。」は「みんながあわせりゃいい。」

のかもしれません。

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そうだったのね…

 園内研修のお手伝い後のアンケートが返ってきました。

「障害児、気になる子は加配をつけてみてあげれば

いいと思っていたけどユニバーサルデサインは意外。」

という回答がけっこうありました。

ちょっと遅れている地域だとは思っていましたが。

そうだったのね…

 「経験不足・わがまま・愛情不足を使うのやめて!」

という提案をしました。研修会でのことです。

アンケートに「衝撃でした!」多数。

やっぱりみんな普通に使っていて、そんなこと指摘

されるとは思っていなかったようです。

これまた、そうだったのね…

 保育文化の壁は厚くて高いと思ってしまいました。

地道な発信が必要です。

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怒りで表現する子

 思うようにならないとかんしゃくを起こすおこさんと

出会いました。

ちょっと思うようにならないとすぐ物に八つ当たり。

感覚の過敏性も強いようですし、一番病もそこそ

こみえていて…

 でも、みんなのやっていることやりたい気持ちがあり

ます。よくお話を聞いてくれます。そんな姿はとても

期待が持てます。がんばりたいからこその怒りです。

すぐに怒っちゃう子ですが、ヒトには手を出しません。

これは素敵な所で、うまく関わっていきたい思いの

みえる所です。

 ・まずは大人との関係を作りたい。

 介入も受容も豊かなにできる大人との関係。

 ・怒りのコントロール

 大人が一緒に沿ってくれる

 よい表現を教えて

 立ち直りを支える

 時にはダメなものはダメ

 ・過敏性へのチャレンジ

 尊重とともに大人と一緒に挑戦

 この子はきっと過敏性が強いために関係性の構築が

表面的になってしまっているかもしれません。

怒っちゃう子だからこそ踏み込んでいってあげたい。

周囲は集団へ向かう発達に向かっています。

その中でボクモ!という育ちがみえています。

だから今がチャンスなのだと思います。

御家族が思うよりけっこうやりそうな、楽しみな

おこさんの姿です。

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学びの場をつくるポイント⑦―そして―

 定期的に研修会を開催するということは地域に

新しい資源が誕生することになります。

「あそこに行けば何か情報が得られる。」

「あそこに相談してみよう!」となって来ます。

相談や支援の場を事業として立ち上げるのは至

難の技ですが、定期的な研修会開催は似た機能

を創造します。

 そして研修会の企画運営は我々に力を付けてく

れます。

こどもたちの支援に追われる日々は研修もままな

りません。

オンザジョブトレーニング、仕事しながら高めて行く

ことが必須ですね。支援技術のトレンドを知り、支

援者の陥りやすい罠に気づき、ネットワークづくり

を通して地域の力を高める。これはとても大きな力

をつけてくれるトレーニングになります。

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学びの場をつくるポイント⑥―いろんなコツ―

 その他学びの場をつくるちょっとしたポイントです。

 講師はできるだけ謝礼のいらないヒト、派遣願ひとつ

で来てくれる公立の専門機関の方がベストです。

 日程のポイントは平日午後の半日開催です。この日

程だと講師も参加者も出てきやすいのです。なんとか

現場のやりくりがついて出張で出て来れる。(もちろん

ほんとにヒトを集めたければ土日ですが)

一方、夜の研修会もなかなかいいです。

 会場はそんなに大きくなくても地域の公的会議スペ

ースが都合がいいです。現場の近くに研修会が開催

されることが喜びなのです。

 そしてご案内は1ヶ月前までに各現場に届けたい。

そんな所でしょうか。

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学びの場をつくるポイント⑤―セミナー型研修会―

 セミナー型研修会のポイントです。

できるだけ「講演会」単独の企画は避けています。

講演会は参加者の反応がみえにくいのです。

基本的には研修会の軸は「支援技術を学ぶ」にし

て、「いい話を聞いた。」で終わらないようにしたい

のです。

 そこでみつけた方法は「伝えたい内容プラス実

習」です。講義を受けてグループワークで実習し

てもらう。どうやら実際、現場で取り入れてもらう

ためにはやれそうな手応えを感じて貰うことが必

要でそれには実習をプラスすること、効果的です。

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学びの場をつくるポイント④-事例検討-

 今日は事例検討会のありようです。

なんだかんだいっても事例がいろんなことを教えて

くれることは確かです。

いろんな方法論がありますが、私はインシデント

プロセス法がいいと思っています。

ケース会議の方法論として最近よく提案されるように

なりました。簡易法です。

 進め方のおおよそは…

 ①事例提供者が解決したい事柄を話す。

 ②参加者がひとりずつ質問して問題解決に必要な

 情報を集める。

 ③今度は参加者がひとりずつ問題解決の方法を

 述べていく。

 ④事例提供者が感想を述べる。

といった感じです。

メリットは

 ・事例のあらましを文書にまとめる手間がいらない。

 ・全員参加型の場ができる。

 ・全員が発言することができる。

 ・これまでの対応の批判でなく、解決にむけた努力

をすることができる。

 ・民主的な運営が可能。

 ・参加者の持っている資源や経験を共有できる。

 ・スーパーザイザーが居なくても可能。

 ・「やってみよう!」という姿勢が生まれる。

等です。

事例を出すと批判されてしまうことや現場の会議

では、押し出しの強いヒト、管理職等の声の大き

いヒトの方向に進んでいってしまうことで民主的

な事例検討が難しいといいます。

そんな困難を少し解消できる方法です。

いちばんいいのは現場の文脈で問題解決法

が出てくることでしょうか。

 あとは研修会で事例検討をする場合は、個人

情報のことを丁寧にしておきたい。

 ・仮名で実施すること。

 ・文書にする場合は回収破棄を徹底するか

 事例の内容を組み替えること。

 ・事例については会場を出たらいっさい口

にしないこと、守秘義務のある職種であること

や個人情報のことを確認すること。

 

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学びの場をつくるポイント③

 学びの場をつくるのにはまずは仲間が必要です。

大勢でなくてもいい、「やろう!」という仲間が。

支援者の弱点は日々の支援に追われてしまうという

こと。自分の現場のこどもの支援も十分できないのに

地域のことなんて…という思考は乗り越えなければ

ならない壁のひとつです。

 同じ思いの仲間とともに必要なのは、スーパーバイザー

です。いいかえると、趣旨に賛同してくる専門家で、仲間

です。これは決して遠くから偉いヒトを探す必要はありま

せん。地域の支援者が認めている、地域を駆け回って

いる専門家を巻き込むのがいいと思います。

そんなヒトは忙しくて気が良くてお金もいらないと言って

くれることが多いのです。

 それから自分も企画や司会だけでなく、ちょっとした

SVをやるつもりも必要です。我々はファッシリテーター

(学習促進者)であればよいのですが、内容を捉えたり

まとめたりするのにはコーディネイト力やSV力もちょっと

はなければなりません。

人前で話すちょっとした図々しさと勇気です。

これを支えるのは②でお話した思いなのでしょう。

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学びの場をつくるポイント②

 研修会を地域に提供する、学習会をつくるのに

大切なのはまずは2つの思いです。すなわち、

 ①自分の学びたい思い

 ②地域の力を高めたい

ということです。地域に発信したい、こどもたちの

ために地域の支援者に力をつけたい、やらねば

と同時に、自分の知りたい、学びたい思いという

ある種の自分勝手さや自己実現への願いがない

と始められないものです。維持もできない。

 私の場合、支援に忙しくなかなか自分が研修に

出かけることは容易ではありません。だから、自分

が知りたいテーマのために、研修会を企画します。

講師を捜したり、自分が話す場合は資料を集めます。

 「支援している地域で学びの場がほしい。」

 「仲間づくり、ネットワークづくりをしたい。」

という願いは地域の支援者にとって共通の願いなので

私の一見利己的な企画も、結構賛同者は多いのです。

 そして、支援現場にとって、「連携」と「地域でこども

が育つ基盤つくり」は必須なのでこの種の事業は必

要なものにもなりはじめています。

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学びの場をつくるポイント①

 先日の研修会であった気づいたことです。

後半グループワークで作業をしてもらったのですが、

ちっとも進まず緩い話し合いが始まってしまいました。

どうも、作業についての話し合いではない様子。

最後に各班に発表してもらってシェアリングするという

ことを何度か呼びかけてやってもらいましたが、何故

だろうと考えながらみていました。

というのもまったく同じ内容の研修会を別の地区で

開いていてそこではそこそこ盛り上がったのです。

いくつか原因は考えられましたがどうもグループ

の人数も大きな要因のようでした。

あまりたくさんグループがあっても発表もすべてでき

るかわからないので6~7名の人数を3~4グループ

に分けたのです。

どうもこの人数、みんなで目的に向かって作業するに

は多い人数のようで、お互い顔を見合ってしまう。

どうも役割を押しつけ合ってしまうような人数のようです。

これがもう少し減るとやるしかないので個々が能動的に

動き出して積極的に動きだしてくれるようです。

きっとファシリテーションの世界などでは明らかなこと

かもしれませんが、ちょっと発見でした。

 啓蒙啓発と地域の支援者に力をつけてもらうため、

たくさん研修会を開いていますが、学びの場をつくる

方法論にもいろいろなポイントがあり、発見が積みかな

って来ました。

ちょっとそのことについてまとめて書こうと考えています。

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