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施設と地域-「滞留」を巡って-

 前回の話題から「滞留」ということについてお話した

いと思います。

施設から地域に移行できないこと、年齢が来ても次

の施設に移行できないことを「滞留」と言います。

我が社に限らず全国的に施設にはそういうケースが

多数あります。

原因は実に様々ですが、地域資源の整備の遅れが

大きな基盤になっていることは確かです。

議論はいろいろありますが、地域福祉が本当に動き

出したのは支援費以降であり、在宅支援を支える資

源が施設以外の地域にできてきたのはこの10年内

のことです。ですから、それ以前の障害の重篤なケー

スや養護性の高いケースは施設入所で支援されてき

たのです。

そんな中で障害者自立支援法を契機として、

施設生活からの地域移行が進み始めています。

新しく施設をつくることは難しくなり、グループホー

ム・ケアホームという地域とつながった小規模の小

集団の生活の場への移行が進められています。

旅立っていった彼の動きもそんな流れのひとつです。

支援としてはじまった入所も地域に資源がないと、家

族も施設に依存してしまいなかなか地域に家庭へに

はならないものです。(これには施設にも責任があり

ます。)しかし、自立支援法が期限切ったり新しい枠

組みを提案方向つけたために、家族の気持ちも現実

も動き始めています。

 そして一方、現在はかなり重篤なおこさんもヘルパ

ーさんや学童保育、タイムケア・ショートステイを使い

ながら家族と暮らすことができています。これはよい

ことです。

 では、今後施設は不要になってくるのか?

そんなことはないと我々は考えています。

最近増えている困難ケースをどう支援していくかが

次の課題です。虐待を受けたこどもの支援です。

養護性の高いこどもたちの行き場が求められていま

す。帰るべき家庭が弱い、家族が崩壊しているこの

ケースの増加はあらたな滞留の芽をはらんでいます。

ですから、我々の地域支援のとりくみはこのようなこど

もたちを減らし、施設にこどもが来ないようにという思い

に基づいています。

発達障害児は育てにくいからこそ、その特性を知っても

らう。地域の支援者に支援の方法を知ってもらう。

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