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「みんな、行こう!」

 ある園の実践です。

年長組、外でゲーム遊びをするようです。

集まって担任の先生が導入をする所です。

ところが発達障害サスペクトのAくんが集まってきません。

集まらなければならないのはわかっているようですが、な

かなか気乗りしないようです。

みんなで「Aく~ん!」と呼ぶように促したり、伝令を走らせ

たりと、担任の先生もあの手この手です。

それでも動かないAくんの心。

そこで担任の先生。

「よーし、みんな、Aくんの所に行ってお話をしよう!」

クラスのみんながAくんの居る所に行き、そこが集まる場所

になりました。

 うれしい瞬間でした。この実践のすばらしさはこのひとこと

に集約されています。

夏休み明け、荒れているAくんに担任に先生は困り果ててい

ました。先生にかけた声は「Aくん、困ってますよね?」という

こと。担任の先生の出した答えはこの声かけです。

飛びだしていってしまう子を追いかけるよりも、みんなが行け

ばいい。クラスつくりがテーマの年長後半です。

みんなが犠牲になっている訳でもなんでもなく、みんなにとって

もAくんは居てほしいヒトだからAくんの所に行く。

むしろ、ここで先生が出ていってAくんを集団に引き戻す作業

をすると、時間がかかり、みんなの時間と活動が犠牲になる

かもしれません。

この発想の転換ができるかどうか。

最近は「許容度」という言葉を使ったりもしているようです。

この園ではすべてのクラスで、担任の先生が折り合いをつけ、

個の特性にあわせ、許容度を高くして気になる子をクラスに

確実に巻き込んでいました。

 これも秋の風景です。

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