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虐待支援の最前線②

 昨日の続きです。

あるベテラン保育士さんのコメントが確かでした。

なかなか変容の難しい被虐待のケースに焦る若い

保育士さんたちに対して、こうしたケースは1~2年

でどうにかなるものではない。本当に目に見える成果

や結果はあがってこないし、保育園に居る時間はわず

かでできることは少ないけれどもその子の将来を思った

時にじっくり向き合うことが必要だとおっしゃっていました。

同じ立場の方の語ることばは金言です。

 愛着に困難を抱えているこどもは参加が難しくなります。

気になる子に向き合う保育の大きな流れは、認知特性に

応じた支援をする中で参加を支えることです。

でも、それでは愛着に困難を抱えたこどもは支えられない。

「みんなとがんばる」以前の他者への信頼や自己の存在

の肯定感が得られていない以上、がんばれるわけがない

のです。

参加以前の問題であるこどもの困難、発達課題に視点を

向け、立ち戻れるかどうかが肝要なのだと思います。

ここは保育の都合、大人の都合うんぬんを言っていられな

い分野で、参加を外して立ち戻ることからやらねばならない。

 ・保育に乗らない焦り。

 ・就学が近づく焦り。

 ・このままではこの子の将来は?という心配。

どれも当然の保育者の思いですが、今のこどもの文脈に

立ってみると大人の勝手な思いこみです。

彼らがただ今必要としているのはそんなことではない。

勝手な大人のふるまいで困難を抱えてしまったこどもたち

には、大人の求める枠組み=参加から外れる権利をプレ

ゼントし、彼らの求める愛着に今度は大人がお付き合い

するという荷物の受け渡しが必要なのです、きっと。

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