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「宿題」を巡って

 学齢期の支援を巡って難しいのは「宿題」のこと。

日中の学校生活でけっこう配慮してくれる先生も宿題はみ

んなと同じという場合が多いのです。

・家庭で学習の補いをしてほしい。

・家族に今の学習の内容を知らせたい。

そんな意図や思いが語られることが多いのですが…

家族とこどもにとって「宿題」をこなすことはかなり厳しい作

業だと思うのです。

 まず、こどもにとっては

・学習が難しいヒトは家でも難しい。

・昼間頑張ってきて、家でも頑張ることは難しい。

・みんなと同じ量、質は難しい。

そして、家族は

・家での補いや先取りがこどものためと思うが、かなり
厚い個別支援が必要。

・家族には宿題をみる以外にまわすべき生活がある。

・なかなか積み上がってはいかない姿にイライラがつ
のり、悪影響が多い。

よく考えてみれば、宿題を出されているのは家族なのです。

学校としてみればこどもを知る場面や向き合う場面をつく

って欲しいというのは当然でしょうが、発達課題を抱えたこ

どもたちはどの場面でも困難を抱えているのであり、ほぼ

全員が学校で目一杯頑張ってくるために家ではほぼ全員

ががんばれないのです。家庭生活が学校の楽屋のような

暮らしはほんとに苦しいのです。親子にとって。

こどものためと思うから「やらない選択」はとても勇気がい

ります。

「やめれば?」「調整すれば?」「それをお願いすれば?」

という提案をするとほっとされたり、「でも~」からなかなか

できなかったりです。

苦しいことへのチャレンジは

①それを乗り越える適切な道具や環境、方法の工夫

②適切な量(というよりも少量)

③終わった後にいいことがある。

が必要です。宿題にもこれが必要で、この中身を考えるの

は家族ではないはずなのです。

なぜなら学習は先生のスペシャリティーに属することだから。

「宿題」にも特別支援を。

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