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子育て支援センターと早期発見

 いつも伺う、ある子育て支援センターの先生のお話です。

早期発見のお手伝いをどこまですればよいのか?

相談のありかたはどのように?という悩みです。

親子が遊びの場や仲間を求めて集まり、センターの先生

や仲間とつながりながら楽しく過ごす場所が子育て支援

センターです。地域によってその中身は違うと思いますが。

いろいろな親子が利用します。

遊びや行事、関係を通していろいろなお話や交流が展開

されます。そんな中ではもちろん気になる子も利用するこ

とは少なくありません。

 悩みはどのようにその親子にむきあうかということ。

私は基本的には、駆け引きなしに家族が求めてきたよう

にその場でくったくなくつきあい、向き合っていけばよいの

だと思います。発達評価を求めてきている訳ではなく、相

談を求めてきている訳でないのならばそれだけでよいの

だと思うのです。先生達が職業柄その個の育ちが気にな

るのなら、その場のその出会いの関わりを大事にして関

わればよいのだと。

 難しいのは、公立の子育て支援センターの場合、保健

とのつながりも出てきて、「気になる子が居たら報告を」

「相談の中身を教えて」という行政内の連携を求められる

そうです。

母子保健は親子の中、家庭の中に深く入っていくことが

必要でそのことが認められていますし、守秘義務のある

者同士の情報交換になる場合、ましてや同一所属や上

下関係にある場合拒むことも難しいのだといいます。

子育て支援センターにおける相談の位置づけは微妙で

す。ちなみにwikipediaではこんな記述がしてあります。

育児不安等についての相談指導
地域の子育て家庭の保護者や児童等(以下「子育
て家庭」という。)に対する相談指導を行うとともに、
各種子育てに係る情報の提供、援助の調整を行
い、その他に、実施可能な施設においては、看護
又は保健師等による保健に関する相談等(以下
「保健相談等」という)を実施する。

難しいです。

 相談はお互いの関係の中で成立しその内容はお互いの

中で完結していくべきものです。やはりその軸は外しては

いけないと思うのです。相談者が求めていないことはすべ

きではないのです。基盤となるのは信頼であり、生命の

危機や安全、犯罪性に触れるものでなければその内容を

つまびらかにすべきではないはずです。

 悩みながらほどよく保健とつながり、ほどよくとぼけ、相談

によってはおかあさんに相談の場を紹介して、楽しく温かい

子育て支援センターを運営している先生が印象的でした。

子育て支援センター、保育でもなければ純粋な相談機関で

もなく、そこに従事する方は本当に苦労しています。

ただ試行錯誤によってとても重要な場になりつつあります。

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