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啓蒙啓発と研修のゆくえ

 ある専門機関の先生とお話ししたことです。

我々と同じく地域にむけて研修などを広く提供している

専門的機関です。

 提供する研修の中身や方法をかえていきたいよねえと

いうお話になりました。

もう「発達障害とは?」というような内容ではないのでは

ということで一致しました。

やっている、やってみた支援の中身を検討し確認する研

修会とか、あらゆる生活の場面で困難に直面し、あらゆる

生活の場面で成長するヒトたちなのだからその生活や場面に

ついて語ったり違う切り口でみた時に、「発達障害とは?」

が気づければいいのかもしれないねということです。

それぞれが今年度取り組んだ研修では、災害時の生活、支援

のありかた、ストレスマネジメント、スクールソーシャルワーク

等がありました。そのまんま啓蒙、発達障害ではないものです。

 そんなしつらえが大事なのにはいくつかの理由があります。

研修提供側のモチベーションの問題がひとつ。

こどもたちの存在保障のためには啓蒙啓発は必須ですが、

「いつまで啓蒙啓発なの?」という状況ではちょっとこっちも

頑張れない。

 もうひとつは啓蒙啓発でやらねばならぬ内容の問題。

要は「発達障害とは?」をやると、苦手や困難などうまくない

所ばっかりを説明せざるをえないのです。それが耐えられない。

 さらには、やっているヒトをもっと支える場の不足。

そうなのです。みんな学びたくなってきたのはいいのですが、

玉石混淆ではどうもぶれていく。困難の幅が広く深くなってい

ます。支援の方法論や資源も多様。そこにあってやれること、

できること、現場の状況とは関係なくやるべきことの探求も

必要です。自閉症・発達障害研究、実践の深まりの中で、

いろんな切り口を知っていなければなりませんし、次の一手

の模索も必要です。いつまでも啓蒙の場で足踏みしても

いられないのです。

もっと勉強したいヒトを支える場もつくる必要はあります。

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