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ソーシャルスキルトレーニングのバックヤード

 最近、ソーシャルスキルトレーニング(以下SST)に触れ

る場面が多くなってきました。

いろんな論調も耳に入ります。

その中で思うのはSSTはそれだけやってもうまくいかない

のではないかということです。以下の3つを思っています。

①他者(大人)に対する基本的な動機付けや初期関係
が成立しているということ。

②セルフ(自己)を支える支援が並行して行われること

③集団つくりや集団の構成員に対する働きかけも行わ
れるということ

 ①はまず初期関係が成立していて、大人との双方向のや
りとりの基礎や感情交流ができているということです。
ラポートでもリレーションでも愛着でも対象恒常性でも言葉
はなんでもいいのですが、ともかく大人との関係性とその関
わりへの動機はあることなのだと思います。まず、受容して
くれ、かなり巧みにあわせてくれる存在である大人との関係
がなりたち、関わりたいという思いがあることは基本のきだ
と思います。

 ②が実は肝だと思っています。
自分の気持ちを表現できること。
自分の状態や特性を理解し、感情や行動のモニタリングや
コントロールできること。
への学びが関わる術としてのSSTとともになければなりたた
ないのです。SSTのプログラムの中にはセルフを育てる、セ
ルフにアプローチする内容も内在していますが、私は積極的
にかなり意識して別立てでとりくんでもいいと感じています。

 ③は発達障害児の支援で強調されつつあることです。
この子たちだけが頑張ってもだめなのです。周りも変わらな
ければ。また、困難を抱えているのはこの子ではなく、周りで
あるということも少なくないのです。
となると、発達障害児に変われというのは不当でしかない。
集団への支援も必須なのです。

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» 発達障害児 特徴 [発達障害児 特徴]
発達障害とは、「成長における発達の偏(かたよ)り」を言います。具体的な診断名は、「自閉症」、「アスペルガー症候群」、「広汎性発達障害」、「注意性欠陥多動性障害」(AD/HD)、「学習障害」(LD)などが挙げられます。発達障害は「生まれつき」のもので、親のしつけや家庭環境が原因ではありません。医学的な解明はされておらず、発症の原因もわからないのです。明確な発症の原因はわかりませんが、統計的にみて発症しやすい状況が下の2つです。... [続きを読む]

受信: 2010年2月 5日 (金) 22時39分

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