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就労支援プログラムのあり方

 就労支援プログラムのありかたについて問われたので

考えを整理しました。

①関係の保障と自己の回復から
 まず思ったのは、まっすぐな就労トレーニングの前にケア
の視点の必要性です。
青年期に至るまで、特性や困難を持ちながらチャレンジし
てくる人たちではありますが、格闘の結果、二次的な困難
も抱えててくることが少なくありません。
「働くために頑張れ」の前に支援者とのラポートを丁寧に作
り、これまでのチャレンジを評価し、がんばりたいけどがん
ばれない姿を肯定し、それでも本人の中にある力を見つけ
出し、本人の願いをくみ取っていく。
ここが就労支援の基盤だと思うのです。

②ソーシャルスキルとセルフを支える支援
 
そして次は仲間との生活を通して就労にもつながる関わ
りと自己を支えたいものです。
ソーシャルスキルトレーニングの方法論をいれてもよいし、
もう少し区切ってライフスキルトレーニングという形のパッケ
ージでもいいかもしれません。
想定される場面と日々の具体的な関わりとエピソードを舞台
にして。
 もう一つ対になるのは自己理解や自己表現、行動感情マ
ネジメント等セルフを支える支援だと思うのです。
やりとりの基盤は自己です。SSTとセルフを支える支援は
対でなければうまくいかないと思うのです。

③アセスメントとジョブマッチング
 あるプログラムやメニューに押し込めるのではなくて、本人
の特性にあった仕事をみつけだしてトレーニングできる体制
が必要だと思います。
就労支援にもアセスメントが必要で、なおかつ大事なのは
本人の選択。
産業構造も変わってきて、今までの就労先であった単純生産
でなく、サービス業やそのバックヤードでの管理、清掃業務等
が就労先になっています。それを支えるトレーニングを組みた
い。

④構造化を就労トレーニングの中に
 
作業分析して本人にあったプロセスで再構築し、指示・手順
書や治具、視覚的な支援ツールを作成してスモールステップで
マネジメントできるようにしていきたい。
幼児期、学齢期で積み重ねられた支援を継続したい。

そのほか
・仲間づくりを支える小集団の経験
・行ってこいだけでないジョブコーチ的支援の導入
・体力や余暇に繋がる体育的プログラム
・自活にむかったライフスキルトレーニング
等々が思い浮かびます。

 幼児期学齢期で培われている支援やアイデアを導入してやっ
ていきたいものですし、こどもたちもこれまで受けた支援をその
ままつなげてうけることで深まっていくはずです。

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