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システムの違いは子育ての違いになっているか?

 幼稚園・保育園の実践を伝え合うシンポジウムを開催

した後、参加してくれた幼稚園から保育園と幼稚園は違う

よねえという声があがりました。

もともと違う役割を担っている部分があるのだから、違うの

は当然なんですがそこで行われている気になる子、発達障

害児に対する子育てが違うものになっているかはちょっと

議論になりました。

 ・保育園の方が難しいケースは多いかもしれない。
 
虐待関連ケース等のことを考えると、ちょっと保育園
の方が困難度は増しているのかもしれない。
ただ、最近は幼保の違いはあんまりなくて園の規模に
よるのかもしれない。かなりの困難ケースを幼稚園で
受け止めている場合も少なくありません。

・保育園-0~6歳を子育てする中でみえてくるもの
 
0歳からの子育てをしている保育園では早期発見が
可能ですし、参加以前の初期発達を支える手立てや
方法論、体制は試行錯誤されています。
その中で、クラス参加が課題になる3歳以降でも個別
的な支援と参加を支える支援を比較的柔軟に組み合
わせることが体制的にも支援者の思考としてもしやす
くなっているように感じます。

・幼稚園-「参加」を支えるために必要なこと
 
3歳以降の徐々に集団参加が発達段階になる時期
は保育園も幼稚園もクラスでの発達支援になります。
その点は保育園も幼稚園もまったく同じ。試行錯誤の
ポイントも同じなのだと思います。
ただ、幼稚園のスタッフが知っておく必要があるのは、
参加以前のこどもたちの初期発達の段階と支援の方
法なのかもしれません。
大人との関係性から数人との関係、集団参加へとこど
もたちの関係性、参加の質は変わっていきます。
気になる子の多くは集団参加のステップに到達してい
ない場合も少なくないのです。幼稚園はみんなで暮らす
ことになっていますが、そもそもそれがミスマッチという
こともあります。
「ここは集団で暮らす場だからそうさせたい。」
「集団の保育にどう乗せるか?」
だけではやっていけないのです。個にとって必要な育ち
や意味を見る目は今の時代必要かもしれない。

・集団での子育て研究の必要性はまったく一緒
 
そして、集団参加が発達段階になった時期の支援の
方法論と方向性はまったく同じだと思うのです。
すなわち、ユニバーサルデザインとインクルージョンで
す。
①みんな一緒に暮らすのが基本
②ここの特性や独自性を尊重する
③参加の形も柔軟に
④今までの保育の見直しをする
⑤気になる子にとってよい方法はみんなにとってもよい
方法ということを土台にし、そのための模索をする。

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