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不安はヒトを強くする

 なんとなくYou tubeを見ていたら人気俳優生田斗真さん

への密着番組がアップされていました。最近公開になった

映画製作を中心にしたレポートでしたが、売れっ子にも関

わらず彼は「怖い」を連発し、必死に役作りに挑んでいまし

た。

この「怖さ」、「不安」というのはヒトの成長においては大事

なエネルギーだと思っています。

我が社の自閉症の幼児くん。

最近、初期発達が深まってきて愛着の芽生えがあります。

生活の中に恐ろしいものが出てきて、それに出会うと大人

に抱きついてくるようになりました。これはいいことです。

もうひとりの小学生。

小さい頃からとにかく不安が強く、それは彼の生まれからす

れば仕方ないのですが、こわいことばっかりです。

でも、彼もその不安がゆえに大人とは確かな愛着を確立し、

いっしょが土台になればかなり豊かなチャレンジをしてくれ

るようになりました。

そう、不安はヒトにつながりをもたらします。

不安に対して支援は励ます方向で行われることが多いと思

います。時にはそれを否定したり、乗り越えてがんばれという

働きかけをすることは多い気がします。

「弱虫毛虫はさんで捨てろ!」なんてはやし言葉もあります。

でも、そうじゃないのでしょう。

そうなんだね。とその思いに共感し、受け止めること。

そして、その思いに向き合う本人の働きを尊重することなの

だろうと思います。支援において不安は受け入れるべき感情

なのだろうと思います。

そして、それは我々一個の人間、自分自身にとっても同じな

のでしょう。

「不安は受け入れるべき感情。」不安だからこそ慎重に振る

舞い、自己と他者をみつめる。

男前、生田さんのジクジクした姿はとても素敵でした。

われわれひとりひとりは本当に弱く、怖いことばっかりです。

だからこそ、育ってくる大事なものがあります。

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コメント

今、私自身が向き合っている問題とリンクし、
思わず引き込まれた次第です。

今の私は弱いために、不安を額面通りの言葉でしか
受け取れてないですね・・・情けないことです。

また伺います。有難うございました。


投稿: 家庭教師 | 2010年3月 3日 (水) 22時49分

 コメントありがとうございます。
胸中お察し申し上げます。
不安に寄り添うことは不安になります。
でも、寄り添うことが意味なのではないかと感じています。

投稿: けやき堂 | 2010年3月 4日 (木) 19時24分

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