« 「この子もそうじゃないかしら?」に寄り添う。 | トップページ | 新人職員との出会い »

タイムアウト、クールダウンのこつ

 激しい感情や行動の表出に対処するタイムアウト、クー

ルダウンという方法があります。

発達障害のこどもたちの特性がわかってくるとこういう方

法も支え方のひとつであることが痛感されてきます。

時には言葉かけや説諭、「優しく抱きしめる」が意味では

なく作用することを知ってくるとこの2つは大切な技術の

ひとつです。ただ、これは非常に難しいのです。

 ポイントとおもわれるものをあげます。

まずは基本的な考え方は

 「刺激と関係から離す」

               ということだと思うのです。

そして、そのために必要なのは主に5つ

 ①大人がクールダウンすること
 ②刺激から外れた沈静環境をつくること
 ③ことばを削ること
 ④身体接触を外すこと
 ⑤おさまったら添う。方向付ける
 ⑥契約しておく必要性。
 

①大人がクールダウンすること
 
タイムアウト、クールダウンが必要な場面は激しい場面
なのでたいてい大人もそれに巻き込まれ興奮したり、こど
もの行動に憤慨しています。
これがそもそもうまくいかない原因を生み出します。
よくこつとしてお話するのは「相手を酔っぱらいだと思う。」
ことです。酔っぱらいにヒトの道は説きませんし、怒りをぶ
つけはしません。しょうがないなと思いながら介抱する。
そのぐらいがタイムアウト、クールダウンはうまくいく気が
します。

②刺激から外れた沈静環境をつくること
 
みんなのそばや教室の中でやろうとすることがあります
が、これはほぼ失敗します。
みんなに見られていることの意識や自尊感情、参加したい
意識は興奮にこそ向かえ沈静には向かってはいかないの
です。
余計な刺激のない、安全な場所に一時離れることが必要
なのです。
意味は興奮をとるだけではなく、そのふるまいでは参加で
きないから調整しようというメッセージがあります。
ただそのことを言葉という刺激で伝えることはこどもの状
況によってはやめたほうがいいかもしれません。
そして、用意すべき環境ですが、こどもがそう荒れていな
い場合のクールダウンには弛緩が必要で、かなり表出が
激しくなっている場合にはむしろ姿勢の管理をしてあげた
方がうまくいくことがあります。
静かな所で、隅っこで、大人がそれなりの距離を置いて
見守る
という環境です。
そして、静かな所で落ち着きなさいだけではなく、自己コン
トロールに向けたフィードバックが基本的には必要だと思
っています。

③ことばを削ること
 これがまず必要です。
大人のクールさ、無刺激性をこどもに伝染させていくつも
りで向き合います。静かにさせるには静かになる。
沈静に向かっての指示をいくつかする他はほぼ無言がい
いのかもしれません。大人も座位をとるべきでは?
無言だけどまなざしはある。
聴取や指示や行動調整は興奮がとれてからすることなの
でここではみんなから離して話を聞こうなんて思ってはダ
メなのです。

④身体接触を外すこと
 
暴れているのを押さえようとしたり、小さい子の場合は抱
いてあやしたくなりますがそのことさえも止めた方がいいと
思います。
触られているということはそこに関係が生じており、刺激を
与えていることになり、実はうまくいかないのです。
刺激と関係を絶って沈静化と自己コントロールに向かうた
めにはそんなこともポイントだと思います。

⑤おさまったら添う、方向付ける
 
落ち着いたら振り返りやどうすればよかったかを確認す
る場面は必須ですがここにもこつがいります。
指示や調整から入りたくなりますが、こどもの言い分をま
ずはききたいものです。
ただ、言い分はあっても表現はよくない状況に用いること
は多いのでききすぎないでどうすべきだったかに早めに方
向づける方がうまくいく気がします。

⑥契約しておく必要性
 
最初に書くべきでしたがクールダウン、タイムアウトは事前
に契約しておく必要性があります。
うまくいくための方法論としてこどもとこうしようと話しておき、
明示しておく。

長々書きましたが、有効で必要で難しい方法論です。

ちょっと枯れてきてうまくできることが少しだけ増えてきました。

ランキングに参加しています。よかったらクリックを

にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 教育者(幼児教育)へ

|

« 「この子もそうじゃないかしら?」に寄り添う。 | トップページ | 新人職員との出会い »

支援の手がかり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1218808/33952385

この記事へのトラックバック一覧です: タイムアウト、クールダウンのこつ:

« 「この子もそうじゃないかしら?」に寄り添う。 | トップページ | 新人職員との出会い »