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2010年4月

発達障害の本体

 思うのです。

発達障害というのは、関係性の障害であるということを。

「見せた方がわかるヒトたち」「刺激を減らした方が…」と

彼らの参加を支える大人の都合の視点でのみ語ると認

知の困難や情報処理論で捉えられがちなのです。

 でも、それは違うのではないか。

やはり困難はうまく関われないこと、ヒトに向きにくいこと。

その結果おこる安定した自己の確立の困難。

認知の困難や情報処理の特異性も確かにありますが、そ

の結果としておこる参加の困難がやっぱり彼らを苦しめ

ていることが大きいのだと思います。

そんな風に考えると、支える所は、攻めていく所はヒトと

つながるように…徹頭徹尾それなんだろうなと。

まずは大人が確かに彼らの前に柔らかく受容的にある

こと。「みんなと」や参加はずいぶん後のお話で…

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示唆的な巡回相談

 今週、新年度はじめての園訪問がありました。

「あっ、今年度はこんな感じか?」と思ってしまいました。

こどもたちはなんとか適応しているのです。

きっとそれなりの特性はあるのでしょうが…

家族の抱えている困難が凄いのです。

 ・抑鬱

 ・人格障害

 ・発達障害

 ・虐待

あがったケースの数は多くはありませんでしたが家族

がこんな困難をみな抱えていました。

たまたまこの園、今の状態としてこどもたちが情緒不安

や愛着障害を抱えることは少なかったですが、そのリスク

の高さを思いました。

なんとなくの直感ですが、今年度私が立ち向かうべきは

ここなのかもしれないと思いました。

すなわち…

 ・こどもが抱えた関係性の困難を現場でどうフォロー
するかを提案すること

 ・家族とどう向き合うかを提案支援すること
ただそれは家族支援という所までになるかはわから
ない。

こどもといわず、大人といわず生きにくい時代なのかもしれ

ません。それでもみんな、関係を求め、自己の存在保障を

求め懸命に生きようとしています。

このことを理解し、支え、一緒に格闘しようとするのが我々

対人援助業務につく人間に今、求められていることなのか

もしれません。

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お手柄と責任

 ある発達障害のおこさん。

春のお休みをはさんで劇的な変容をしていました。

援助や許可を求めるスキルを身につけ、自己コントロール

の言葉を言えるようになっています。

なぜ、こんな風に変わったのか不思議です。

よく勝負の世界で言います。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」

なんだか一緒です。

こんな時に思います。

こどもが変わった時は、こどもの持っている力。

こどもが変わらないのは、支援者の責任。

こんな風に感じる癖をつけときたいなと。

ヒトは勘違いする。お手柄を求めたがる。

でも、それに思いを強くすると、支援が自分のためのもの

になりさがる。

何回目かの新年度もひとつきを過ぎようとしています。

こどもは変わるときにはお休みでも何でも変わる。

このケースの姿を思うと、このこどもたちのきらめきに接す

ることのできるこの仕事ますます好きになります。

この子たちもますます好きになります。

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支援員さんへの支援

 ある教委から支援員さん向け研修を依頼されました。

少し前にもやったことがありますが、これが難しいのです。

特別支援教育の縮図みたいな研修をしなければなりません。

 ①こども理解や支援技法のこと

 ②発達支援における大人の役割のこと

 ③チームティーチングのありよう

①②③がかなり緊密に結びついていますし、正直個人の

人となりがかなり問われる職種なのだと感じています。

担任の先生がすべきことは内容役割としてある程度決まり

やすいのですが、支援員さんは状況と相手に応じての気働

きが必要で、それって個人の資質によることも小さくないの

です。

久しぶりの支援員さん向け、言葉と内容を探してやってみ

ます。

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環境設定ひとつでみえるもの

 今更ながら環境設定をかえるとこどもの力を導けると

実感したエピソードです。

 歩行前のダウン症児Aちゃん。這い始めましたが、どうも

片足を巻き込んでおり、どうしたものかと考えていました。

赤ちゃん体操などで運動発達を促しつつ、というのが基本

なのでその辺りを丁寧にやっていけばいいのかなと模索。

まあ、そんな中でせっかく移動運動はじめたAちゃんをな

んとか動かそうと呼んだり興味を惹くおもちゃを出したり

と試行錯誤をしています。

 ある日のこと、滑り台を用意して緩やかな斜面を作りました。

すると、どうしたことでしょう。登りも降りもしっかり両足で蹴

ってまっすぐなハイハイを始めたのです。

斜面を乗降するには両足での強い蹴りが必要で、そのため

に巻き込みが改善されたのです。

道具ひとつ、環境ひとつでこどもの力は引き出せる。

道具ひとつ、環境ひとつでこどもの困難は修正できる。

これは基本にして極意なんだなと今更確認しました。

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こども、こども、こども!

新しいネットワークを作る話し合いをしました。障害畑中心の集まりだった療育などに話題が集中しましたが、全体状況としては療育が扱っているこどもの分野はごく小さくなっており、保健も福祉も児童も特別支援も全部包括した会議を提案しました。時代の状況として基盤整備や新しい事業を作ることは容易ではありませんが、ソフト開発・情報共有・統計調査研究・人材育成をしたいと考えています。

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気を付けないと…

 昨年度の研修会事業のまとめを作成していて思ったこ

とです。

ひょっとしたら今、福祉事業所や専門機関と地域の保育、

学校との間に乖離がどんどん進んでいるのではないか

ということがどんどん浮かんできました。

ケースの質が違ってきている分、専門機関の実践を地域

に等と簡単なことでは無くなってきました。

一方、専門機関や事業所には困難事例がやってきます。

また、自立支援法や景気財政の影響などで現場はどんど

んやせ細り、苦しくなっています。自分の現場を回すに

必死で、発信したり外の世界をみて思考を豊かになんて

状況にはないようです。

専門機関の支援が矮小化している気がするのです。

そうでなくても支援を巡る状況はどんどん移り変わって

います。

こりゃいかんと思っています。

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現場の甘え癖

 がっかりしたことがありました。

ある地域で保育のありようを見直そう。療育整備を考えよ

う。ただただ増大する加配についてそれでいいのか?と

いう話し合いに出ました。

保育現場からのコメントは総論賛成、でも誰かやって!

考えて!といった感じで我々は正直倒れそうでした。

 現場の人間の悪癖は今のこどもたちとの日々を回すこと

がすべてになってしまうということです。

困ったら大変大変、ヒトよこせ!という思考に陥りやすいの

です。

ヒトの必要性が子育てのためでなく、対処や管理のために

語られることがあまりに多いのです。どういう支援をするか

らどういうヒトがいるという論理では語られないのです。

そして、個の支援と育ちのために集団をつくるという発想

がないのです。集団のはたらきがあがってくるとむやみな

大人は不要になってきます。

さらには今の状況で今を回すためにはという思考から展開

できず、その状況や基本設定から変えれば状況が変わる

かもしれないという思考を持てないのです。付け焼き刃や

穴埋め思考で物をとらえがち。

これは本当に変えていかないと事務、補給部門とやりとり

できないやと痛感しました。

予算財政厳しい折です。本当に必要なスタッフを確保する

ためにも説明責任と理論武装が必要だと痛感しました。

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4月の空

 本年度1回目の事例検討会。

事例にあがるようなケースではありながらもスタートをうま

く運ばせてあげようという園の配慮や前年度を受けた新

年度の見通しがひしひしと感じられるようでした。

トラブルの多い個ながらもそのトラブルに本人なりの意味

を見出そうとする姿。

参加が容易でないこの個をどう参加に向けていくのかとい

う作戦会議になりました。

 ちょっとだけ講話。

今年度、私はインクルーシブ押しなので先の事例にからめ

て、この個に集団の参加を求めるだけでなくこの個ができ

る活動をつくりだすことこそインクルーシブと話しました。

終了後アンケートを読むと抽象的な提案にもかかわらず、

インクルーシブの価値は伝わったようでした。

新年度始動直後、4月の春の空の中でどの現場でも考え

ていることがあります。

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疑似体験

 ある研修で発達障害の疑似体験をと考えています。

直接の担当ではないのですが、どうしたら良いかなと思案

しています。

LDと不器用さの経験はなんとかいくつか作り出せそうです

ですが、一番知って欲しいPDDの世界を体験してもらうとい

うのが一番難しいですね。

啓蒙啓発で大事なエッセンスと思うのは、彼らの行動の起

源がまったく妙な所から来ているのではないということをわ

かってもらうということです。

一見特異とみえる行動は発達的または感覚的に我々にも

内在するものということをいかにわかってもらうかだと思って

います。まあ、その想像力があるのが支援者だとは思います

が時折、そうでもない方もいるのが悩ましい所です。

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うらやましい

 療育新年度初日。

新卒スタッフにとっては出会いの初日です。

緊張していましたし、こどもたちに振り回されていました。

こどもにどのぐらい触っていいかからわからなく、おっかな

びっくりでみているこちらの方が新鮮でした。

こどもたちもいいように振る舞うのですが、いじわるばかり

でもなくちゃんと甘えてくれたりと新卒さんを救っていました。

やるじゃねえか。

 昔は新人さんもはやくはやく一人前にと思いました。

でもこの頃はこの振り回されている時間が大事なんだろう

なと思います。

「せんせい」になることの難しさ。

「せんせい」になることの喜び。

ずーっとやりたいことにつきあってあげたいけれど…

こどもと向き合うと今まで意識してこなかった大人であるこ

とが意識されて…

そんな時間をとっぷり過ごし、やらねばならぬことに直面し

いろんなことを知っていき…どこかに向かうのでしょう。

そのどこかは決して僕らとまったく同じでなくてもいい。

 いつのまにやらずいぶんな先生風を吹かせるようになった

自分を思うと、こどもに振り回されている彼女をうらやましく

思いました。

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はじめの所

 いよいよ今年度の療育の指導がスタートします。

もう一度方向性を確認しています。

発達障害児の初期発達を支えるための知見はけっこう出

てきていますので、それらを参考にしています。

「共有」がキーワードになると思います。

相手とつながっていくための階段として、情動の共有、目

的の共有、プランの共有などの発達の階段がある。

 その「共有」につながる構造ってなんだろうなと考えてい

ます。この言葉がいいかはわかりませんが、なんとなくとい

うか無意図的にヒト(他者)にあわせようとする働きが大事

なのではと思うのです。

共有の前に「共鳴」 共有の前に「相補」

むきあった時になんとなくまねしちゃう。

相手の行為に乗っかっちゃう。

これが大事なのだと思うのです。

支援にとって「相補」を引き出すのは大事なのかなと思っ

ています。そこに物と状況があればヒトが弱い時期や、困難

であっても相手にあわせちゃう状況は作り出せる。

発達障害児の支援にとってヒトは大事ですが、そこに至る

道のりは多数なのだと思います。

直接、やりとりをぶつける。初期欲求を与える存在として他者

がある。そして、面白いもの、みてわかるものをはさんでその

提供者として他者(大人)がある。

補い合い、支え合い、なんとなく行為を共同していく「相補」

の大切さを思っています。

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知らないことははずかしい。

 今週も就労支援のためのSSTづくりに熱中しています。

以前も書いたかも知れませんが、職業リハビリテーション

というのは本当に参考になる分野です。

就労支援の特別支援教育とでもいえる分野でそこでのとり

組みはかなり深く、正直私がこのところ試行錯誤している

所はすでにこの分野では知見が提供されています。

だまされたと思って

障害者職業総合センター研究部門のHPをみてください。

http://www.nivr.jeed.or.jp/index.html

なかでも特におすすめなのは

「発達障害者のワークシステム・サポートプログラム」です。

障害者支援マニュアルⅠ

障害者支援マニュアルⅡ

これはぜひ特別支援教育関係者も眺めておくべきです。

職リハの残念な所はまだ現場と乖離している所です。

これは我々現場がついていく必要性があります。

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重度児の到達点

新一年生のケースを振り返りました。昨年度卒園した何人かに共通するのは幼児初期には、かなり特性が強く対人疎通性が弱かったこと。やりとりできず、みんなどこかに行ってました。けれども3年間の並行通園が終わる頃には参加が豊かで、ことばによる交換や感情交流ができるようになっていました。おふざけやみたて遊びも生まれ、自我の育ちも豊かです。少し仲間とつながり、生活の中では集団と場が不可欠になっていました。これって「3歳の節目」を越えたんだなあと感じました。6歳のこどもが3歳を越えたということはIQ50です。困難は小さくはありませんが、この3歳の育ちの質は本当に豊かなもので、だからこそそこに至るのはなかなか容易ではありません。何が良かったはわかりません。決して自分がみたからなんていいません。ただ共通するのは、当初から特徴的でしたが、感覚的な過敏性や没入が最初からさほど強くはなかったこと。保育園などの集団参加と週2日程度の並行通園を3年間続けたこと等です。とにかく派手ではありませんが、じわりじわりとヒトにつながる支援が続けられたのは確かです。このじわりじわりがミソなのだと思います
。さあそろそろ入学式。新しいチャレンジとこどもたちの力に期待したいと思います。

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ソーシャルスキルトレーニングの勘所?

 青年期のSSTについて考えている時に、学齢期に通級

でSSTを担当している先生とのお話を思い出しました。

クールダウンや怒りを抑える方法を教示してもなかなかう

まく行かないこどもに「どうして?」と尋ねてみたそうです。

「どうしたらいいかなんかわかっている!」というのだそうで

す。「みんなの中に居るとそんなこと忘れてしまう。」んだと。

 「いい所応援計画」「ズバッと解決ファイル」と阿部利彦先

生も昨年のLD学会でおっしゃっていました。

発達障害を持つこどもたちが一生懸命、自己コントロール

しようとしている時にそれを揶揄するクラスメイトがいる。

そんなことを考えると発達障害児だけに変容を迫るのは

公平性を欠くし、だからクラスつくりやクラス全体でのSST

が必要なのだと。

 これが学齢期の特質と支援の方向性だと感じました。

他者からの干渉は多く、集団への同調圧力も強い。

この時期のこの対人関係の特質を考えた時には個への

アプローチと集団へのアプローチが両面なければならな

い。

対して青年期以降は集団や組織の中で暮らしているとは

言っても個々の違いを認めあえる段階に到達します。

となると、集団にどう参加するかは個による部分も多くな

ります。個の努力や個の工夫によりうまくやれる部分は

過干渉や集団の凝集性が弱い部分多くなってくるはず

です。

そう考えてみると、学齢期からはじめたSSTがこどもたち

の手応えになって感じられるのは青年期以降なのかもしれ

ません。ひょっとしたらこのことはSSTをはじめるタイミング

、内容や般化の難しさを乗り越えるきっかけになるかもしれ

ないなと感じました。

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最初の所からして難しい…

 前回の続きです。

就労トレーニングの生徒たちむけSSTのプログラムを考

えています。

悩んだあげくに「働くことの意味ってなんだろう?」というこ

とを掘り下げすぎないことにしました。

以前から思っているのですが、障害のあるヒトたちこそ

働くことに強く強く方向付けられている気がするのです。

同じ年代で学びや模索しているヒトはたくさんいるのに。

なんだか生産者だけが社会の構成員であるというような

思想の残骸を感じます。

それに障害の有無はともかく、まだまだ年端もいかない

こどもたちに働くことの意味を突きつけた所で即物的な

答えしかだせないのです。それを問う方がどうかしている

と思いました。

 思春期は自己とはなにもの?が迫ってきて混乱します。

一方、関係への願いも強まります。それなのに、疎外され

存在の基盤や自己のありようがみんなよりもグラグラして

いる発達障害児たちです。

働くことを志向する枠組みに居てもそのことだけを突きつ

けるのではなく、「なりたい自分って何だろう?」から確認し

みつけていくプログラムを考えています。

青年期のこどもたちをみていて思うのは、この時期こそ

「癒しながら育てたい」と思うのです。

就労支援が必要なヒトたちに必要なことはまっすぐ就労

ではないと思っています。

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就労のためにSSTをやります

 突然、依頼があって就労のためのトレーニングコースの

青年達のためにちょっと支援プログラムを提案することに

なりました。

提案したのはもちろんソーシャルスキルトレーニングのプ

ログラムです。(以下SST)

ただ、もっともっといろんなことを織り込もうと思っています。

というのも彼らは青年期の課題やこれまでの育ちや状況を

支えることがまず必要な存在だからです。

青年期に至るまでに抱えてきた困難や難しさを理解し、癒

す支援がまず必要です。

見捨てられ不安や自己肯定感の低下を乗り越える存在の

保障をプレゼントすることも必要です。

他者とうまくやるという前に「自己」を支え、強化していくこ

とが大切なのだろうなと思っています。

だからアサーションやセルフマネジメント、そこから広がる

ストレスケア、ストレスマネジメントも知ってほしいと思って

います。

自己理解の中には障害理解や特性理解も必要でしょう。

他者との関係を知るという中には異性との関わり方も含

まれて来ます。性教育に類したことも出てくるかもしれま

せん。

ひょっとしたら自己を知る中で過去のいじめなどに直面し

たり、噴出してしまうかもしれません。トラウマケアだって

準備しなければならないのかも。

就労にむけたパッケージとしてのライフスキルトレーニン

グだって用意してあげたい。

なんとか過ごしていく、困難を乗り越えていくというレジリ

エンスを高めてあげるためには問題解決や援助を求める

スキルだって。

思ってもみない要請でしたが、支援者としては夢が広がり

ます。そして、勝負です。

こうやって降って湧いた仕事に直面していくと力がつきます。

やってみよう。

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新年度、目指さないもの

 あるバンドが新しいアルバムを出しました。
雑誌に載っていたそのインタビューにちょっとびっくり。
結成何十年にもなるそのバンドはまだまだライブバンドな
のですが、ライブシーズン前・アルバム発表前後は猛烈
に練習してツアーに臨むのだそうです。
ギターだってとんでもなくうまいはずなのですが、手にな
れるようにまでしていくのだそうです。
そして、そのことは、ギター少年の、音楽小僧の基本だと
思っていてそのことを続けているだけなのだそうです。

 示唆的です。
我々も向き合うケースが多くなっても雑にならないように、
ケースを簡単に類型化して支援しないようにしたいもの。
ひとりひとりのケースが特別で、そのエピソードやナラチ
ィブを大事にしながら支援しよう。そう思いました。
昨年度も何百件ものケースが通り過ぎた私だからこそ。

 そして、支援の新しい切り口や言葉をみつけていきたい。
状況は変わらなくてもあたらしい思考や言葉をみつけると
新しい世界が広がります。
私もだいぶおじさんになってきました。
でも、まだまだ新世界をみつけたい。
青いことをいっていきたいと思います。

新年度の小さな決意です。

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