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ソーシャルスキルトレーニングの勘所?

 青年期のSSTについて考えている時に、学齢期に通級

でSSTを担当している先生とのお話を思い出しました。

クールダウンや怒りを抑える方法を教示してもなかなかう

まく行かないこどもに「どうして?」と尋ねてみたそうです。

「どうしたらいいかなんかわかっている!」というのだそうで

す。「みんなの中に居るとそんなこと忘れてしまう。」んだと。

 「いい所応援計画」「ズバッと解決ファイル」と阿部利彦先

生も昨年のLD学会でおっしゃっていました。

発達障害を持つこどもたちが一生懸命、自己コントロール

しようとしている時にそれを揶揄するクラスメイトがいる。

そんなことを考えると発達障害児だけに変容を迫るのは

公平性を欠くし、だからクラスつくりやクラス全体でのSST

が必要なのだと。

 これが学齢期の特質と支援の方向性だと感じました。

他者からの干渉は多く、集団への同調圧力も強い。

この時期のこの対人関係の特質を考えた時には個への

アプローチと集団へのアプローチが両面なければならな

い。

対して青年期以降は集団や組織の中で暮らしているとは

言っても個々の違いを認めあえる段階に到達します。

となると、集団にどう参加するかは個による部分も多くな

ります。個の努力や個の工夫によりうまくやれる部分は

過干渉や集団の凝集性が弱い部分多くなってくるはず

です。

そう考えてみると、学齢期からはじめたSSTがこどもたち

の手応えになって感じられるのは青年期以降なのかもしれ

ません。ひょっとしたらこのことはSSTをはじめるタイミング

、内容や般化の難しさを乗り越えるきっかけになるかもしれ

ないなと感じました。

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