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2010年5月

タイプ別課題

 ある会合でこどものタイプによって現場の直面する課題

は違うという話になりました。

①境界知能のこどもの進路
 生活力はあるけれど、認知・学習面での課題を抱えてい
るこどもの進路は難しいといいます。
特別支援学校高等部ではミスマッチ、高校は間口は広げ
てくれていない訳ではないけれどフォローがまったく不十分。
ちょっと何かあると停学退学になってしまう…

②高機能で過敏性の高いこどもの参加
 これは私も感じていて以前も書いたかもしれませんが、安
定した参加が難しいおこさんが少なくないのです。
参加に対する願いもあり、部分的にできていたりするのです
がとてももろくパニックや暴力につながりやすい。
日中頑張りすぎるのだから家庭での状態像が良くなかったり
もします。状況によってはソーシャルワークも必要になること
もあります。

③LD傾向の強いこどもの個別支援時の目標設定
 そこぬけに不器用だとか認知のゆがみが大きいおこさんに
ついて抽出支援の時にターゲットに悩むといいます。
個別に添うことで関係は深まり充足はしていくのだけれど、学
習の補いなどはなかなか容易ではないとの悩みでした。
間に合う学習ではなく、思い切って認知特性や困難そのもの
を精査し特性をつかむ内容や代償手段や機器の使用を練習
をしたり、援助をうけるためのソーシャルスキルや表出を高め
ていってはという提案をしました。
しかし、定着の難しさは長期的には大きな困難になっていき、
IQも下がってしまい特別支援学級入級という進路をとらざるを
得ないケースも少なくないそうです。

 まだまだ我々の力は足りずなんにも解決していません。

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発音をめぐって

 最近ケース会議や巡回相談で立て続けに相談にあがっ

た事柄です。

幼児期の現場では発音のつまづきがけっこう問題になりま

す。ことばの教室へという流れは押さえられていますが、

けっこう現場でどうにかしたいという思いが出てくるようで

現場でできるスピーチの支援について尋ねられることが

あります。

 まず、私はその視点から止めた方がいいと思っています。

①スピーチの問題のあるこどもの多くは、その基盤に
発達的問題を抱えていることが多く、焦点は発語でな
いことが多い。
コミュニケーションの質を高める支援に着目したい。

②言語的コミュニケーションに大人は着目しすぎ。
伝達も応答も言語で行いたがるが、コミュニケーション
の7割が非言語コミュニケーションであることを考えると
伝え逢う方法はいくらでもある。

③スピーチの問題はデリケートで支援技術が必要。
安易ないいなおしを求めてしまったり、こどもに過剰な
意識化をさせてしまうリスクの方が大きい。
ことばの教室やSTさん等専門家に任せるべき。

④代償的にできること
・口腔機能や口腔内のボ゙ディイメージを高める遊びや
生活
・インリアルアプローチで行っている心理言語学的接近

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やった方がいいことなんですが…

 保健師さんとの巡回相談をしている地域でのエピソード

です。

保育園のスタッフから「隣町のように5歳児健診やらない

の?」というお尋ねがありました。

5歳児健診、発達障害のスクリーニングには有効で全国

で取り入れ始めています。

5歳はこどもの育ちや発達課題が集団参加や関係のつ

ながりに向かい、プロセスの多い活動やルール、役割交

代のある遊びや活動ができるようになる時代です。

これって発達課題のあるこどもたちがどうもつまづいてし

まう所です。年中さんあたりでつまづきが目立つのはここ

が難しいからなのです。

そこをとらえる5歳代のチェックは有効だと言われています。

 ただし、方法は個の育ちをみるだけでなく、参加の状態

を見ることも必要なのでなかなかその他の乳幼児健診の

ようにはいきません。Dr.の配置も必要で多くのスタッフの

準備配置と予算の確保が必要になってきます。

 そして、何よりチェックの後はフォロー体制が整備される

ことが必要なのです。チェックだけしてもそれを補い、支え

る手だてがないのならばむしろやらない方がよいかもしれ

ないのです。

診断名だけつけて放っておかれるなんて絶対だめです。

 保健の仕事は増えています。新型インフルエンザも保健、

おっちゃん達のおなか周りを測定するのも保健の仕事。

5歳児健診をはじめるならどこか他の健診をやめなきゃな

んてことになってしまうのです。

やった方がいいのだけどできない…

残念な思いで帰ってきました。

代わりの方法やコンパクトなやりかたをみつけようねとつぶ

やきながら…

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現場の甘さなんでしょうねえ。

 ある地域の保育の状況です。

この地域では現場が役所を怒らせて巡回相談がなくなる

ことになりました。なかなか凄い話でしょ?

でも、ちょっとしょうがないかなとも思います。

毎年毎年、加配保育士の要求がむやみやたらに増えて

いくというのです。

それじゃあ、巡回相談やっている意味がないじゃないかと

いう役所の声です。

この2つは本来は連動するものではないと思いますが、問

題解決が安易な加配でなりたっているなら相談を受けて保

育の工夫をするということはされていないということになり、

この決定になってしまうのも仕方ないのかもしれません。

「大変だからヒトをつけろ。」

よくある現場の論理ですがやはり検討が必要なのだと思い

ます。

一番かかる経費は人件費です。

この財政難の折、ただ無尽蔵に経費が出てくる訳はない。

大変の中身を客観的に説明するとか、何をどう支援する

ためにどのような人が必要だというプランが出せるとか、

加配のためにはもっと客観的な事実や数字を出すとか、

そういうこと絶対必要だと思うのです。

現場のことを事務方がわかってくれないという前に事務方

を動かす論理が必要で理論武装がなければなりません。

私は事務方じゃなりませんが、むやみに加配が増えている

という事実はなんだか我慢がなりません。

結局、これは課題を抱えた個を参加に導く工夫がされてい

ないということで、専門性を高める努力を保育がしていないと

いうこと、課題を抱えた個の集団内の居場所作りを現場が

怠けているということになります。

あんまりだと思います。

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「これでいいんでしょうか?」へのこたえ

 ある地域への支援です。

なんだか支援がうまくいっていない地域です。

幼児期の支援なんですが、ずいぶん重い個も保育の中に

数多く在籍しています。もちろん、発達の凸凹や発達障害

児も当然、園の中にいます。

財政的に豊かではあるので加配がたくさんつきます。

現場はすぐにそれを要求します。

どうも無尽蔵に加配が増えてきて役所はどうにかしたいと

考えています。それは当然です。

それに保育の質、構造的にもうまくいっていないようです。

 検討会をやることになって、事例が届きました。

ずいぶん重度のおこさんの事例です。

「この支援でいいのか迷う…」とありました。

この言葉、この地域の現状をあらわしているなと思います。

保育の中にいる場合、その支援の中心は保育への参加で

あり、「迷う」ことはないはずです。

まあ、本来的には保育も個の発達保障の集積であり、それ

が参加に広がっていくことを思えば重度のおこさんについて

も迷うことはないはずですが、そこは現実的に保育士さんの

今現在のスキルや状況を思えば迷うことはしかたない。

 インクルーシブというみんなが一緒に育つ方向性、賛成なの

ですが、ただなんでもかんでも一緒でよいかとは私は思いませ

ん。必要な個には個に迫るサービスも内在しているというのが

インクルーシブだと思います。

この難しい地域への支援をはじめます。

現場は今の現実がまわることにのみ腐心してしまうもの。

そこにまだ来ていない個の育ちをどう進めていくか?今の個へ

の支援の質を問うシステムというもののありようを考えるべき

なのだと思います。

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「レジリエンス」概念を調べています。

 いつぞや見つけたレジリエンスという言葉。

生き抜いていく、どうにかやっていくというようなニュアンス

の概念ですが、調べてみると研究は進んでいます。

様々なライフステージや職種におけるレジリエンスとは何か

?、尺度はどのようなものかなどがソーシャルスキルやメン

タルヘルスとの関連で研究されはじめています。

 レジリエンス尺度研究をみました。

危機にあってもそれを乗り越えていく力や傾向は何かを調

べているものでした。

レジリエンスが高いヒトの傾向はなるほどといえるもの。

活動的で、楽天的で、対人志向性が高く、ソーシャルスキル

もあり…といった所でしょうか。

まあ、考えてみればそりゃそうだというものです。

ただ、子育ての方向がそういう個を育てようというのはなんだ

か解せない気がします。

困難や課題を抱えたこどもたちがなんとかやっていくための

レジリエンス研究を私は実践的にしたいと思いました。

今日は3連作です。

どういう訳だか…

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さすがの保育

 ある園への巡回相談です。

乳児さんから睡眠や姿勢異常の芽を捉えて丁寧な保育を

している園です。

身体つくりを保育の大きな指針に掲げ、そんなカリキュラム

をはさんで関係を紡いでいきます。

 気づいたこと。

発達はそもそも個別的。その個別性を認め、個々に支えて

いくことが子育ての基盤。個別の発達が、関係への動機で

つながり、大人がつむいでいったときに集団がはじまる。

集団の子育てがはじまるというもの。

そもそもそういう成り立ちで集団はあるはずなのに、集団が

目的化していないか?集団がもともとあるものという理解で

そこに当てはめるための子育てを我々はしがちではなかろう

か?

 よき保育に教えられました。

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プランつくりは多軸で

 幼稚園で個別のプランつくりをしている園のスーパービ

ジョンをしてきました。

改めてプランつくりにはいくつかの視点が必要であること

を確認してきました。

ただ、そのいくつかの視点が私の中では整理されつつあ

ります。

・プランつくりの切り口は2種
 行動問題修正型と発達支援型

・基本的には行動目標を立てたい。
 ①具体的でとりくみやすく、後からできたかどうかの
評価がつけられるもの。
 ②条件をつけて実現可能性を増す。
 ③時には一点突破

・プランは子育てにおける配慮事項をすべて網羅しよ
うとはしない。
 こどもをみつめる一断面としてとらえ、挙げた項目
以外の無数の配慮や意図が内在することに留意

・こどもの全体像を俯瞰するのに、ABAの行動の分類
は有効。→発達支援型のプラン
やめさせたい行動・増やしたい行動・よい行動/できて
いる行動

・行動問題修正型にはストラテジーシートが有効。

・ターゲットの中心や帰結は対人課題でありたい。
 障害というのは関係性の困難であることを考えれば。

・こどもの年齢が小さかったり、重度感が強い場合は
具体性を描き出しにくく「全体的な発達を促す」という方
向性になるのもある程度は容認。

すいません、今日は私のメモですね。

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「暴論」でしょうかね?

 ある町での年間を通した研修の初回でのことです。

研修のニーズ、期待したいことにはご多分に漏れず、「家

族に理解してもらう方法について知りたい。」と書いてあり

ました。やまほど、たくさん。

それを受けて私、思わず言ってしまいました。

「家族がわかってくれないというけれど、家族より気に
なる子や発達障害のことわかってからいいましょう。」

会場の雰囲気が一瞬変わりました。

年間10回弱の研修ですが、現場でいかにこどもたちを支

援するかということを学びます。

こどもをしっかり理解し、支援した時にはじめて「家族と」

に光が差してくる。障害のあるこどもの困難はまず障害で

あってまず家族の理解や養育ではない。家族と支援者に

みえる景色は違い、家庭と現場とこどものあらわれは違う。

そして、家族の心理心情は実に複雑…

なんてことを考えています。

さて、どうか…

まあ、そうは言っても鬼や悪魔でもないので番外で家族支援

の研修やろうと思っていますが。

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よく考えれば…

 虐待の影響で感情処理ができず、行動化が激しいこど

もにどう支援しようか我が社みんなで考えています。

どうにも受容だけではやっていけないので、出てきたのは

使っているのは応用行動分析(ABA)の方法論です。

・トークンエコノミー
・契約
・タイムアウト
・積極的無視

毎日試行錯誤していますが、方法の徹底や浸透は実に

難しいのです。要求行動と行動化の激しさに皆が巻き込

まれてしまいます。

ただ、この試行錯誤の中で考えたのは、行動のコントロ

ールや形成が基本的な方向と思っていた応用行動分析

の基盤って、そこじゃないのかもしれないということです。

それは、行動理論も基盤は関係論ということ。

上記の方法、少しずつ効果をあらわしつつあります。

ABAは行動問題に注目、要求、回避、感覚等のコミュニ

ケーション機能があるという分析をしています。

要求が激しく混乱しているこどもたちをみると、それはま

さしくその通りだなあと痛感します。

ヒトの行動の源泉は関係に帰結します。

欲求や行動の実現に他者の存在は欠かせませんし、関

係そのものも動機になりえるのですから。

この場面で関係を源泉として関係のために個の行動を調

整したり構築していくのがABAなのだろうなと思っています。

タイムアウトや積極的無視などの強い方法が必要なことも

あります。

これらは関係の一時遮断です。

遮断してみてさあ、どうだ!と問うわけです。

こう考えた時に行動理論への抵抗感は減じてきます。

これは大事な気づきだなと思っています。

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学校のグランドデザインがわからない

 最近、巡回相談にいくたびにその学校のグランドデザイ

ンの図を意識的に探して眺めるようにしています。

その学校の経営方針を一枚の図表にしてあるのですが、

これがちんぷんかんぷんでわからんのです。

子育てのお品書きなのはわかるのですが、何を書くかが

定まっていないようで伝えたいことがわからんのです。

説明責任などという時代ですが、このよくわからん書き物

はなんなのでしょう。

・その学校がやらねばならないことが列挙して書いて
あっても子育ての方向がわからない。

・教員の願いばっかり書いているけれど、それってこ
どもの願いや発達段階に依拠している?

・知的学習の方向ばかり書いてある学校もあるが、
関係づくりについての記述がないのは大丈夫?

・存在の保障が危ういこどもが多くなっている中で知
的学習の方向性のみが書いてあっても空々しい。

すいません。

学校のグランドデザイン、どうみたらいいのか、誰か教え

てください。

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「落ち着いている」学校の基盤

 予告通り、前回の続きです。

5月の運動会に向けた生活がどうやら順調に行っている

学校のお話をしました。

この学校はそうでなくても落ち着いています。

発達の凸凹のあるおこさんはご多分に漏れずクラスに数

人いますが、なんとかやれています。

この学校の風土というか方針としてクラスつくりへの意識

が高いのです。

 具体的には担任がこども同士の関係をつなぎ、授業の

中でも反応しあうことを求め、援助し合うこと、良い意味

でもちょっかいを出し合うことが全校的に取り組まれてい

ます。

そして、不思議なものでガミガミおこる教師や規律にばか

り固執する教師が少なく、こどもに肯定的な声をかけ、注

意叱責がほとんどありません。

教師からこども、こども同士の間でも言葉が大切にされて

いる感じがします。

こんな風な大きな方向性で居ると個の特性や困難が気に

ならなくなってくるのです。これは端からみていても。

大変な個がいない訳ではありません。

かなり過敏で参加に苦しんで居る個がいます。

家庭的に問題があり、ソーシャルワークをしている個もい

ます。

けれども、彼らにも居場所があり、クラスの中ではよき参加

が保障されているのです。

学校自体が意識しているかどうかはわかりませんが、学び

のために関係をつくろうという基盤が確かにみえるのです。

学校は「みんなで」「学ぶ」場所です。

ともすると、学び方、学ばせ方のありようにのみ腐心しがち

ですが、もうひとつの構成要素である「みんなで」をしっかり

押さえていることが「学び」の方向を確かにしていくようです。

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5月の運動会

 今年度の巡回相談初回です。

最近は二期制になって5月に運動会を行う学校が増えて

来ました。たまたま今までそういう学校に、そういうタイミ

ングで訪問したことなかったので新鮮でした。

年度始動直後の大きな行事、設定度も高く、どうなのかな

?と感じていましたので、学校側のとらえをコーディネイタ

ーの先生に尋ねてみました。

すると、「クラスつくりの一貫としてとらえていますよ。」

と明快なお返事。

なるほどねえ。

現場は状況を受け入れて新しい意味を創造して事に当た

っているのです。

確かに「勝利に向かって」という方向性でこの時期には珍

しくクラスが凝集していっていました。活気のある学校の

雰囲気でした。まあ、それはこの学校の学校風土にも大

きな関係がありそうです。

それは次回。

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積極的無視

 「無視」という技法があります。

行動問題を強化しないというやり方です。

ヒトにとって関わり自体が御褒美(好子、強化子)や動機

になるので、そのことを理解して向き合う方法論だと思い

ます。

理論的背景には応用行動分析があります。

そこを土台にすればあんまりもつれないのだけど、難しい

のは、いろんな立場から「無視」は論じられがちなので議

論が分かれることがあると思います。

 おまけにタイムアウトと積極的無視はかなり技術が必要

です。というより、徹底できる胆力が必要です。

こどもの強い要求や行動化、または自らの中に湧いてくる

「かわいそう?」なんていう情動に負けない胆力です。

視線も合わせない。

言葉もかけない。

 関係をめぐる困難が現代の困難だとするならば、受容だ

けでそこへのアプローチが進まないケースもあります。

そういうケースへのアプローチの方法論として必要だと最近

思っています。

タイムアウトも積極的無視も実は関係に基づいた方法なので

は?と感じています。強い要求があるけれども、状況や対応

をあわせられない。行動化が激しい。一方だしが過ぎるタイプ

に受容的な方法を試みた上で使うべきものなのでしょう。

いったん関係を遮断して、という技法です。

「こどもが困難なのではない、技法を知らないだけ」ということを

最近は強く思うのでこれも道具箱へ入れておくべきものの1つ

だと思っています。

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障害を個性だと言えるようにするために

 学童保育のケース会議がありました。

あの子のこれはどうしたら?とか、~してはいけないの?

どうすべきなの?という質問ばかり。

行動問題やその対処の話ばかりです。

大変大変ということばかり。

 たまりかねて言いました。

障害児というのは普通にしていると失敗や行動問題を起こ

してしまう子たちのことをいうのではないのか?

大変だとか困るというのはこちらの一方的な基準や思考を

押しつけているだけではないのか?こどもにとっての意味

をみようとしていないのではないか?

おりこうな子だけを相手にするのであれば、そうでない子の

存在を否定することになるのではないのか?

障害を個性だと言えるようにするためには、障害に起因

する困難を我々が困難にしない必要があるはずです。

 ①まず安全と命を守る。障害のために一番大事なものが
守れなければ障害に負けてしまうことになる。

 ②大変な子、行動問題が多い子、困難を抱えている子ほ
ど回避せずに現場で受け入れ支援していこうとする。

私はそう思っているので力説しました。

支援者がみたいようにはこどもはみれないのです。

それでいいのです。

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なんだかごめんね。そして、あなたたちは立派です。

 前回の続きです。

就労支援コース向けSSTの最後にアンケートをとりました。

無記名でいいよ!

つまんなかったらつまんない、わかんなかったらわかんない

でいいよ!

と伝えたら驚かれたのです。

驚かれて驚きました。

 青年達のこれまでの生活史がしのばれます。

上手じゃないヒトたちがなんとかやろうと適応しようとしてきた

のだろうな。求められる答えにそったものを書こうと懸命に

やってきたのだろうなと思いました。

そして、それを大人が求めてきた。

そりゃ、あわせることができたらその方がいいけど、それより

援助を求めたり降参することが大事なのだと思います。

困ったっていってくれりゃ助けに飛んでいける。

アンケートにはわかんない、眠くなったとたくさんありました。

ちょっと過剰に(笑)

でも、うれしかったのです。

彼らがそれをいえる場所をひとつ創造しただけでも意味があ

るのかもしれません。

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なるほどねえ…

今日は就労支援コース向けのSST、初回でした。

いろんな気づきや発見がありました。

まずびっくりしたのは就労支援コースに来ている目的を彼

らがちゃんと理解していたこと。担当職員が口をすっぱくし

て言っているのでしょうが。

そして上手くコミュニケーションできずに苦しんだ経験の告

白もできています。簡単なコミュニケーションワークを実に

楽しげに経験していましたし、特にストレスマネジメントに対

する強い関心とニーズがあるのにも驚かされました。

プログラムやワークの良し悪しよりも彼らの持っている力や

願いがわかってなんだか感動的でした。

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知っておきたい発達の理論まとめてみた。

 初期関係、初期発達についての研修会を夏にやるので

資料づくりをはじめました。ふと、発達の理論っていろいろ

あるけれど知っておきたいものってなんだろうと思ったの

で挙げておきます。

①やっぱりピアジェ
 これは基礎として知っておきたい。
色々な発達の理論の基盤になっています。
「感覚運動期」という捉えは最初期発達と理解としては
重要。

②田中昌人(白石正久)
 名前があるのですが、全部ちゃんと書けないのですい
ません。こどもの認知の高次化と関係発達について明確
に追っている理論です。

③エリクソン
 発達段階論といったらエリクソンですよね。
成人期までを見通したライフステージと発達課題を挙げて
います。アイデンティティーという言葉はここから。

④マズロー
 欲求の段階説と自己実現という言葉。
一見、人生論にみえますが自己実現という言葉の響きは
押さえておきたい。

⑤マーラー
 分離固体化理論。
初期関係を明確に説明してあります。関係を希求し、関係
をめぐってゆれる「見捨てられ不安」

⑥宇佐川浩
 ①と②をまとめて実践的に分析した理論です。

⑦太田ステージ
 さらに「自閉症児の」をくっつけた理論です。

⑧共同注意~心の理論仮説、そして
 最後に今絶対注目しておきたいのがこれ。
発達障害研究、実践の中で初期発達がみえてきています。
これがさらに参加にどのようにつながっていくのが、ギャング
チャム、ピアグループにどのように関連ついていくのか。
そんな所までみえてきて欲しいものです。

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SSTとクラス、仲間

 この頃感じるのです。

小学校時代というのは実は対人関係においては嵐に見舞

われる時代ではないのかな…と。

とにかく本人も周りも他者に関心がありすぎて巻き込み、

巻き込まれ、ありようを巡って自己も揺れという育ちの時代

です。繋がろうとするエネルギーはトラブルやアクシデント

にもつながる。これは成長の土台として必要なのでしょうが。

だから、個も集団にも両面にしっかりアプローチしていかね

ばならないのです、絶対に。

 でも、案外このことが大人に了解されてないんじゃないか?

前回の記事ともつながりますが、個の困難が解消されれば

どうにかなるとどうも思いがち。

よくある例えで、発達課題があるこどもが気持ちのコントロ

ールを学んできて一生懸命努力している所を揶揄したり、焚

きつけるクラスメイトが居る場合、それは個の問題ではない。

でも、まだまだ本人が切れたりコントロールができないにされ

てしまう。不当ですね。

大流行のSSTでいえば、個にだけやってもだめなのです。

クラスに対するSSTと対にならなければ。

 青年期になるとちょっと対人発達の質が変わってきます。

チャムグループやピアグループができてくる。特定の仲間

と深くつながったり、個性の違う仲間を容認認めあうことが

できるようになる。

これは、ほどのよい関心とつきあい方ができるようになると

いうこと。好意の無関心やちょっかいをださないなんてことが

できるようになる。

そうなると、ここで個人のSSTが生きてくると思うのです。

個人の調整がうまくいくようになってくる。

このあたり、昨今のSSTやインクルーシブ、ユニバーサルデ

ザインのポイントなのではと思います。

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なんでも「通級」で大丈夫?

 ある町の就学関連の会議でのこと。

通級教室の枠が拡大したのでなんだか浮き足だっている

ような印象がありました。

疑問に思ったこといろいろ

・どうもちょっと大変な個には個別支援が必要で、校内で
はそれができにくいの通級教室にそれをやってもらおうと
思ってるんじゃないの?

・通級の時間は多くなく、期限だってある。
通級以外の集団の中で、学校の中で何を保障するのか?

・通級のカリキュラム、支援ってそんな万能じゃないはず。
SSTやればトラブルなくなる?
個別の学習支援すれば補いになる?
本当に?頻度が少ないのに?
あのスタッフで?(これは余計…)

特別支援学級が拠点校配置になったこの町では、代わり

の都合のよい受け皿が通級指導教室に捉えられている印

象があります。大丈夫?

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虐待ケースの育ちの支援のための研修会

 夏にセミナーを開きます。

その打ち合わせに児童相談所に行ってきました。

表題のような研修会を開きたいとお願いしてきました。

通告の重要性はもちろんあるのだけれど、現場での発達

支援の方法論について学ぶ場をつくりたいのだと。

よくわかっていただいて、ケースの状態像を段階化して仮

想事例による事例検討をすることなどメインにやってみよう

ということになりました。

通告が必要なケースは重篤なケース、そこまで行かないけ

れどそれなりに行動化していて参加が難しいケースという

ような分類して考えていこうということです。

 サマーセミナー、今年のチャレンジなのですが、啓蒙啓発

を越えて実践的なテーマでやろうと考えています。

もう発達障害とは?虐待とは?はいいよね。

そこの基本は支援者自身が学ぶことだよね。

やっているヒトが突き当たる問題を解決するための手だてを

考えようよという企画方針です。

児相のスタッフもそこには呼応してくれました。

やってみます。

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知らないだけ…

 どこかで書いた記憶がありますが…最近思うのです。

困難事例じゃなくて、こっちが支援する技術を知らない

だけじゃないのか?

ということを。どんなケースにも支援する技術はあるのでは

ないかと。とにかく支援技術を探そうと。

 そして、もうひとつ思ったのです。

実践やノウハウ本、研修の中で技術を学んで取り組む

と同時にそれを説明する理論や視点も知っておきたい。

問題解決志向は大事。

四の五の言わずに実践重視とは思います。

認知行動療法の記事で知ったのは、これまで実践的に

理解していたことを説明する切り口もどこかにあると

いうこと。

これまた、知らないと恥ずかしいことってあるなと感じました。

勘違いして「私が!」となんて言ってしまったらみっとない!

支援者の学びの重要性はこの辺りにあるんですねえ。

・こどもに手が届いて、投げ出さないように。

・自分が勘違いしないように

・支援や実践を広げ伝えるための切り口、言葉を持つ
ために。

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ストレスケア、ストレスマネジメントの必要性

 SSTについての記事です、今回も。

「ソーシャル」を支えるために「セルフ」を支えなければなら

ないのでは?と以前書きましたが、その中でもストレスケア

ストレスマネジメントが重要なのだろうなと考えています。

いつの間にやら私の就労支援SSTの中核になりそうな雰

囲気です。

我々は日常の中の「自分」はなかなか意識できないもので

すが、苦しい時、うまくいかない時にはそれがみえてくるもの。

そして、それは支えるべきものです。

 ただ、難しいのはストレス理論をどう説明するか?という

ことです。なんとも抽象的ですし、ストレス=悪みたいな間

違った観念も世上には流布しています。思考のかたい発

達障害のこどもたちにはそのまま使えないなと感じています。

 そこでまあ、気持ちのコントロールの必要性といういいま

わしでまとめようとしています。怒りと不安のコントロールと

対処でいいのかなと。そのあたりがうまくいかないと、仕事

しにくくなるよ、まわりもつきあいにくいよというスタートで。

実際、そうですからねえ。

・ストレス状況のセルフモニタリング

・リラックスやストレス対処法
 いくつかのボディワークの学び
 自分にあった対処法の気づき

・認知と思考のコントロール法

こんな所がワンセットなんだろうなと考えています。

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認知行動療法とソーシャルスキルトレーニング

 うつ病治療などでかなり有効性が言われている方法論に

認知行動療法があります。確か最近は病院で保険点数のと

れる治療法になっているはずです。

陥りがちなネガテチィブな思考を修正していくことによって

困難の軽減修正をはかろうというものですが、ソーシャル

スキルトレーニングの関連領域として注目しています。

 連休明けに就労支援の青年達むけSSTの初回があるの

で内容を詰めていますが、その中で認知行動療法を参照に

しました。

認知行動療法で大事なのは、そこに関わるヒトなんだろうな

と感じました。信頼できるヒトとでなければ、認知のゆがみを

修正してもらおうなんて気にも、指摘を受け入れて修正しよう

って気にもならないはずです。

これはソーシャルスキルトレーニングにとっても同様で、はじめ

にプログラムや困難ありきではないということが肝要なのだと

思います。

認知行動療法における誤った思考の分類=自動思考の類型

と認知修正の方法論はSSTにも大変参考になります。

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愛着?対人固執?

 ケースのお話です。

新年度、クラスが変わったりしましたがなかなかよくやって

いるAちゃんのお話です。

まだ診断等ついていませんが、PDD系のおこさんだと思い

ます。それでも参加と関わりの動機は確かにあり、見てや

れることも本当に多くなってきました。

Aちゃんから共感を求めてくる姿が徐々に出てきたり、大人

からの働きかけに呼応する姿もあります。

 ただ、この頃Aちゃんについてみんなで苦慮しているのが、

「好きすぎて困ることがいくつか出てきている」ということ。

好きなことは支えなのですが、レパートリーが少ない、興味

が広がらない、それでないと困るにつながりがちなかたい、

かたい「好き」なのです。

だからといってPDD系だから同一性保持で…なんていう説

明概念で簡単でAちゃんを捉えたくはなく…

 この頃、困っているのは支援するのが新採のB先生でな

いと拒否すること。それりゃあ、かわいいおねえさんの方が

いいに決まってますが、おじさんと、大きいおねえさんはち

ょっと面白くなく、不機嫌(笑)

なににつけてもB先生でないと脱力、涙なのです。

困ったものです。

B先生と古いヒトたち!の関わりの質をみています。

おじさんの気のきかなさはともかく、もうひとりの女性スタッフ

はよくつきあっています。B先生が受容的なのは当然です。

ただ、みているとこんなに愛されている割にはAちゃんから

B先生の側に強い働きかけは少ないのです。何かする時

にはB先生なんだけれど普段は特に誰でもいい。

そして、Aちゃん、実はまだまだ母子分離もゆれがちな状

況でもあるようです。ちょっとのことで園でも分離しにくかった

り、お迎えの状況でお母さんが遅いと涙も多いといいます。

 そんな訳で結論はぼちぼちで行こう!ということになりそう

です。

どうもまだまだ一方だしで固着しているのでおじさんやおお

きいおねえさんともやってもらう時間、場面も作りますが、

基本的にはB先生との日々を保障してはいきたいもの。

そして、B先生との関係の質をみていきたい。その他の大人

との共感性の変化をみていきたい。全体的にまだまだ貯蔵

的でパターン依存、視覚依存、同一性保持傾向は強いので

対応的、言語的な認知を高める支援をしていきたいと考えて

います。

AちゃんがPDD傾向であっても、すべてをPDD対応、解釈して

は片手落ちなのだと感じています。

育ってきた対人動機、部分的な愛着という側面とまだまだか

たいAちゃんの認知の状況では、ともするとそれは対人固執

的になってしまうという理解です。

二正面作戦かなと思っています。

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今更ながら…なぜプランをたてるのか?

 個別のプランつくりをモニタリングしてくれと休み前に依頼

されたのでちょいとレジュメをつくっています。

今更ながら、なぜ個別のプランをたてるのか?プランつくり

基盤は何か?をまとめてみました。

要は

「前向きに、明るい子育てをするために」

ということなのだと思います。

「対処」ではなく、意図的に、事前対応的に、具体的に、発達

支援的にこどもに向き合う構えをつくるのがプランをつくる意

味なんだろうなと感じます。

そうしないと、支援者は彼らの抱える困難にのみ着目してし

まう。自らの陥りがちな方向に陥ることを防ぐために、プラン

をつくる。

どうも我々日々に忙殺されていきます。

落ち着いている頃の自分、冷静にやっている自分を自分の

かいたもの、つくったもので確認することも少なくありません。

プランつくりはそんな側面もありそうです。

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癒しながら育てる

 これも最近、みつけた言葉です。

発達支援現場、子育て支援現場はこどもの発達を支える、

すなわち前に進もうとする可能性をサポートする現場です。

新しい力をつけていくことは、個の認知の構造や関係を結

ぶ力の構造をかえていくことです。

そのことにより行動の問題も軽減していきます。

これって基本のきにして極意なのだと思っています。

 ただ、まてよ…と思ったのです。

今年度のはじめに就労支援現場むけSSTを考えていると言

う記事を書きました。

青年たちの姿をみていて感じるのです。

まっすぐ就労支援、がんばれがんばれだけじゃ、彼らを支え

切れないと。

無理解と生きにくさと頑張りたいけど頑張れない状況と、チャ

レンジにくたびれている青年期の彼らの姿。

それがわかっていて働くフィールドに引っ張り出す訳にはいか

ないのです。

まずは、理解者が確かに受容的に傾聴的に彼らの前にある

ということが必要で、見捨てられ不安の克服や肯定的に自己

をとらえるまなざしをプレゼントしたい。

配慮された小集団での参加での柔らかい達成があり、生きて

いくためのちょっとしたSSTなどを身につけるプロセスがある。

そんなことを土台にした上に前に進む強い方向性にやっと進

めてあげられるのです。

我々には、がんばれ!の前にすることがあるのではないか。

倒れてもいいように構えながら頑張らせる方法があるのでは

ないか。

「倒れてもおこしてやるからやってみな。」

「倒れた時の起き方はこれだよ。」

「倒れるかもしれないけど、倒れないかもしれないじゃない?」

「倒れてもおおけがしないよ。」

「倒れない方法はこれだね。」

「こっちがわに倒れれば大丈夫。」

「最悪、一緒に倒れてやるから安心しな。」

ヒトが生きていく基盤は関係への意志であり、関係を基盤と

した挑戦ができるように支援したいものです。

「癒しながら育てる」

それは前に進めるプログラムの前に、関係保障をすること、

支援者が頑張らせる前の基盤の重要性について承知して

おくことなのだと思います。

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