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愛着?対人固執?

 ケースのお話です。

新年度、クラスが変わったりしましたがなかなかよくやって

いるAちゃんのお話です。

まだ診断等ついていませんが、PDD系のおこさんだと思い

ます。それでも参加と関わりの動機は確かにあり、見てや

れることも本当に多くなってきました。

Aちゃんから共感を求めてくる姿が徐々に出てきたり、大人

からの働きかけに呼応する姿もあります。

 ただ、この頃Aちゃんについてみんなで苦慮しているのが、

「好きすぎて困ることがいくつか出てきている」ということ。

好きなことは支えなのですが、レパートリーが少ない、興味

が広がらない、それでないと困るにつながりがちなかたい、

かたい「好き」なのです。

だからといってPDD系だから同一性保持で…なんていう説

明概念で簡単でAちゃんを捉えたくはなく…

 この頃、困っているのは支援するのが新採のB先生でな

いと拒否すること。それりゃあ、かわいいおねえさんの方が

いいに決まってますが、おじさんと、大きいおねえさんはち

ょっと面白くなく、不機嫌(笑)

なににつけてもB先生でないと脱力、涙なのです。

困ったものです。

B先生と古いヒトたち!の関わりの質をみています。

おじさんの気のきかなさはともかく、もうひとりの女性スタッフ

はよくつきあっています。B先生が受容的なのは当然です。

ただ、みているとこんなに愛されている割にはAちゃんから

B先生の側に強い働きかけは少ないのです。何かする時

にはB先生なんだけれど普段は特に誰でもいい。

そして、Aちゃん、実はまだまだ母子分離もゆれがちな状

況でもあるようです。ちょっとのことで園でも分離しにくかった

り、お迎えの状況でお母さんが遅いと涙も多いといいます。

 そんな訳で結論はぼちぼちで行こう!ということになりそう

です。

どうもまだまだ一方だしで固着しているのでおじさんやおお

きいおねえさんともやってもらう時間、場面も作りますが、

基本的にはB先生との日々を保障してはいきたいもの。

そして、B先生との関係の質をみていきたい。その他の大人

との共感性の変化をみていきたい。全体的にまだまだ貯蔵

的でパターン依存、視覚依存、同一性保持傾向は強いので

対応的、言語的な認知を高める支援をしていきたいと考えて

います。

AちゃんがPDD傾向であっても、すべてをPDD対応、解釈して

は片手落ちなのだと感じています。

育ってきた対人動機、部分的な愛着という側面とまだまだか

たいAちゃんの認知の状況では、ともするとそれは対人固執

的になってしまうという理解です。

二正面作戦かなと思っています。

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