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積極的無視

 「無視」という技法があります。

行動問題を強化しないというやり方です。

ヒトにとって関わり自体が御褒美(好子、強化子)や動機

になるので、そのことを理解して向き合う方法論だと思い

ます。

理論的背景には応用行動分析があります。

そこを土台にすればあんまりもつれないのだけど、難しい

のは、いろんな立場から「無視」は論じられがちなので議

論が分かれることがあると思います。

 おまけにタイムアウトと積極的無視はかなり技術が必要

です。というより、徹底できる胆力が必要です。

こどもの強い要求や行動化、または自らの中に湧いてくる

「かわいそう?」なんていう情動に負けない胆力です。

視線も合わせない。

言葉もかけない。

 関係をめぐる困難が現代の困難だとするならば、受容だ

けでそこへのアプローチが進まないケースもあります。

そういうケースへのアプローチの方法論として必要だと最近

思っています。

タイムアウトも積極的無視も実は関係に基づいた方法なので

は?と感じています。強い要求があるけれども、状況や対応

をあわせられない。行動化が激しい。一方だしが過ぎるタイプ

に受容的な方法を試みた上で使うべきものなのでしょう。

いったん関係を遮断して、という技法です。

「こどもが困難なのではない、技法を知らないだけ」ということを

最近は強く思うのでこれも道具箱へ入れておくべきものの1つ

だと思っています。

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支援の手がかり」カテゴリの記事

コメント

初めまして。公立中学の特別支援学級で介助員をしています。
「積極的無視」について調べていて、こちらのブログにたどり着きました。とても興味深い記事がいっぱいで、じっくり拝読させていただこうと思っています。

実は今、仕事で悩んでいる事がありまして、メールをさせていただきました。お忙しいところ恐れ入りますが、読んでみていただければ幸いです。

こちらの「支援員はどこにむかうべきか?」の記事を読みました。
私は介助員として、少し重いPDDの生徒を、2年前の入学時から担当しています。
4ヶ月前に私自身が入院手術をし、1ヶ月休職した後復帰しましたが、いない間にその生徒の問題行動(暴力や物品破損)が増え、戻ってからは休み時間や移動時などずっと私がついていることになりました。

ずっと一緒にいることで、今まで気づかなかった生徒の魅力に気づく事ができ、私からの働きかけのヒントになる事もたくさん見えて、以前よりいい関係を築けていると思うのですが、正直、ずっと付きっきりが疲れるのも事実です。

また、私に任せっきりで、その生徒と授業以外で会おうとはしない担任の態度に疑問をずっと感じており、3月にはいってからクビを覚悟で(臨時職員なので、1年毎に契約は切れますが、ここ数年は更新しており、来年も継続予定です)担任に「疲れてしまってもうつらいです。他の介助員さんと、代わってもらうわけにはいかないでしょうか」と相談しましたが、「仕事なんだから仕方がないですよね」と、言われました。(そんな事は判って言っているのですが。)

他の介助員さんにも相談したのですが、今受け持っている生徒さんを最後までみたいからちょっと・・・という返事でした。

管理職にも訴えましたが、他にその生徒を見られる人がいないから我慢してと言う事を言われました。

私は、私でないとダメだとは思っていません。というのは、出会ったときはゼロからのスタートなのは誰も同じだからです。
ただ、それをやるかやらないか、姿勢だけのことだと思います。

私がいるからやらないというのだとしたら、本当にもう辞めるしかないのかなと思います。

お忙しいところ、愚痴のようですみませんでした。
これからもブログを読んで勉強させていただきたいと思います。ありがとうございました。

投稿: NSMZUKI | 2013年3月13日 (水) 17時54分

すみません、不勉強で、上の記事は表示されないと思って長々を書いてしまいました。
おそれいりますが、削除いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いします。

投稿: NSMZUKI | 2013年3月13日 (水) 17時57分

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