« タイプ別課題 | トップページ | なるほど、実感! »

優れものです。

 久しぶりに本の紹介です。

白石正久・恵理子編

 「教育と保育のための発達診断」です。

このブログで何度も紹介している白石正久先生が編まれた

ものです。

ちょうど1年ほど前に出された本ですが、田中昌人先生門下

の実践家達が彼の没後、今、現在の発達を支える取り組み

と視点についてまとめあげています。

なかなか全編通して素晴らしい本との出会いはあるようでな

いようですが、この本はまさにそれだと思っています。

特に乳幼児期をフィールドとするみなさんにはおすすめです。

 13章に分かれているこの本の特に素晴らしいのは、第Ⅰ部

の「発達の段階と発達診断」の部分です。

生後6,7ヶ月から10歳までの発達の姿についてつまづきの

あらわれやその支援の方向性について明確にまとめあげて

います。

 さらに、打たれたのは「乳幼児期における発達相談の役割」

の章の中で「保育園・幼稚園での障害児保育における巡回相

談」という部分があるのですが、その中のワンフレーズが素晴

らしいのです。

園への支援のポイントが簡潔にまとめられていますが、その中

「①子ども一人ひとりの相談内容が、クラス全体、園全体

の保育に結びつく視点をもつ」ことの重要さが挙げられていま

す。

インクルーシブ、ユニバーサルデザインにすっかり打たれてしま

っている私が喜ぶのは当然のフレーズでしょ?

発達障害の本質的困難が「関係性の障害」であるとするならば、

彼らの個としての発達課題を「対処」として矮小化しないというの

は本当に重要だと感じます。

全障研出版部、¥2800。

なかなかボリュームありますがこの¥2800はいい買い物した

と思いました。

おすすめです。

教育と保育のための発達診断

教育と保育のための発達診断

※ランキングに参加しています。よかったらクリックを

にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 教育者(幼児教育)へ

|

« タイプ別課題 | トップページ | なるほど、実感! »

支援の手がかり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1218808/34987649

この記事へのトラックバック一覧です: 優れものです。:

« タイプ別課題 | トップページ | なるほど、実感! »