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2010年7月

創造

 今、母子保健分野の研究会の準備を進めています。

この分野、今、非常に混乱しています。

初期兆候をいかに捉えて発達障害を発見するか。

集団になってきてからあらわれが顕在化するといえども

その多くは健診時に違和感や初期兆候がみえるもので

す。どのように捉えてどのように家族と共有するかは課

題です。

方法やシステムの研究は必須ですが、保健師さんは多

忙で業務の中での検討は難しいようです。

また、チェックもれがないようにという反面、個人のスキル

に差が大きく、マニュアル以前の定型発達の理解、発達

障害の理解の確認がしたいという声もあります。

業務を離れてじっくり学ぶネットワークつくりをしようという

ことになりました。

今回は企画から参加してくれる頼もしい仲間があります。

創造的な活動です。

楽しみです。

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見つかりました!

 3日間のサマーセミナーを終えました。

実をいいますと研修会の提供というのは自分のためにや

っています。知りたいテーマのために講師を呼び、自分が

話す場合はそのために細かく調べてと、1回やる毎に深ま

っていくものです。また、会を運営するというファッシリテー

ションのスキルもつきます。ネットワークもでき、感謝しても

らえればなおうれし。

3日間の研修の中でみつかったもの、多数。

どのような領域にも各論があり、そこには実践と方法が積

み重なっています。あらゆる困難の基盤に発達障害がある

ことがわかってきていますが、逆にそのあらゆる困難それ

ぞれへの対応として実践されてきたことは発達障害への

支援として用いることができそうです。

知っておきたいこと、研修したいこと。

・虐待被害に対する構造化された面接の方法
→そのものの理解と応用

・ソーシャルスキルトレーニングと構成的グループエンカウ
ンター クラスつくり、関係つくりに向かって
→それぞれのエクササイズやワークの広がり、違いや適用
の研究

・二次障害に対するアプローチ
→全体像のとらえと二次障害という事柄自体の啓蒙、不登
校、うつ、統合失調などの各論の学び

・思春期、青年期の課題に対する学び
→余暇、性、仕事に対する実践の蓄積、各論の理解やテキ
スト、マニュアル化

課題と手だてはたくさんみつかりました。

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横道にそれていって欲しい

 はじめての試みですが3日間6コマの研修会を開いてい

ます。構えと雰囲気は、地域学会!のつもりで。

もはやテーマそのもの、主題が啓蒙啓発の研修はひとつ

もありません。現場でつかえる支援技術の提案や実践

報告などが中心です。

ただ、アンケートや講義の中でみてみると、我々が基本的

な知識や経験ぐらいあるだろうと思っていたこと、みんな知

らない・はじめて・未経験というのが多く、ちょっとびっくりし

ています。

例えば、愛着障害、構成的グループエンカウンター、自律

訓練法等。

 思うのは、教育保育福祉等つながっている領域で仕事し

ている人たちの手だてを探すフィールドは案外せまいの

かもしれないということです。

昨今は心理臨床からの支援技術の導入はめざましく、そ

こへ積極的に意識を向けていく必要はありそうです。

特別支援教育はその最たる物です。

その基盤は認知科学、認知心理学、行動分析学、臨床

心理学、発達心理学等から形成されています。

それらにもともとの領域に目をむけていくとより深いヒン

トをみつけられることがある。

・新しい技術を探す。

・新しい思考の枠組みに切り替える。

・新しい技術と思考で既存の実践や方法を再構築する。

大事なことです。

ヒントやアイデアはちょっと本流から離れると転がっている。

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愛着障害、現場では

 連続する記事です。講演を受けて確認したいくつかです。

愛着障害に対する支援の基盤は受容と尊重なのはいうま

でもありません。

ただ、前回にもあるように抱きしめても噛みつくようなステ

ップあることももあるので支援者に構えや知識は必要だと

思っています。

 現場の実践を通して支援の方法でポイントだなと思うこと。

まずは、応用行動分析的視点です。

なかなかすごい行動化に対してはクールに行動形成したり、

感情行動のコントロールを導くことは必要だと考えています。

ただそこには本人の気持ちや意思を尊重し、そこにねざす

姿勢が必要であるべき姿だけを押し付けないことからはじ

まると思っています。

激しい行動化をするということは、関わりや参加に対する強

い渇望があります。そこをみてとり、どうしたいか?どうなりた

いか?を確認しながら、ほめて、肯定的な働きかけやストロ

ークを与え、時にはトークンをつかっていく。

 もうひとつは集団つくりの重要性です。

あなたたちがどんな目にあったとしても集団にはルールがあ

り、やっていいことと悪いことはある。そのことは徹底する。

一方、あなたたちがどうしたいか?はいつも尋ねていく。

集団としてどうすごしたいか?という返し方もいつもする。

トラブルやアクシデントも集団に返していく。

そして、常にこどもひとりひとりと大人との1対1の関係を基盤

に大人が関係を支え、つくりだそうとし、よきかかわりや優しさ

集団に寄与しようとしたり、よき一員としての努力をしようとし

た時にはちゃんと認め、ほめていく。

 この2つ。まだまだ小さな手がかりです。

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愛着障害の支援のポイント

 前回の続きです。

愛着障害を受けたこどもに対する支援のポイントを伺い

ました。

・①基本的な生活の保障が基本。安全の保障。

・②そこから支援ははじまるが、こどもは容易に安全
を信じない。そこから試し行動がはじまる。

・③治療、支援の初期は状態像は短期的には必ず悪
化する。

・④行動問題が目立つが、彼らを暴力的にコントロー
ルしてきた養育者のありかたをなぞってはならない。
トラブルの減少だけを目的としない。

・⑤行動療法も有効であるが、正の強化子を用いる
ものでなければならない。

・⑥愛着は継続することからしか生まれない。一定の
担当者が1年以上の関係を保つことが基本。

特に④と⑤については最近ある現場で議論介入したこと

があって、過剰な条件をつけたり罰的な支援をやめても

らったら状態像が劇的に変わってきたことがありました。

 参加者と共有したのは知らないことは罪だねということ。

こどもが困難でなくてこちらが方法を知らないということは

やはりあります。

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愛着障害と発達障害の早期発見

 初期発達シリーズとして愛着障害の研修を開きました。

虐待臨床にとりくむドクターによる講義です。

多くの示唆に富んだお話でした。

チャウシェスクベイビーのお話、愛着という観点でとらえる

と自閉症も被虐待もスペクトラムの中にあるとか、虐待→

過覚醒→睡眠障害→睡眠中の脳の機能や調整の困難障

害→様々な行動問題というメカニズム等が非常に参考に

なりました。

 特に印象的だったこと。

この研修シリーズの1回目は健診のあり方を見つめ直そう、

定型発達の質をみよう、共同注意共感性を指標として導入

しようというものでしたが、図らずもそのことは虐待、愛着

障害の早期発見には重要なことだという示唆がありました。

健診を自閉症健診にシフトして、関係性の指標をみていくと

母子機能をみつめることになり、それは早期発見にとって

は非常に重要であるということでした。

図らずもつながった2つのテーマ。

なるほど。

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相手の問題なの?

 ある幼児期の現場の会議で移行支援がうまくいかない

ということになりました。

数ヶ月前の同じ会議でも同じ話題になったのですが、正直

ちょっと疑問符。

よいシステムの工夫よりも引き継ぐ側の視点の転換しなけ

ればならないのではと思うのです。

・伝えたい情報が伝えるべき情報、知りたい情報か?
 議論にもあがりましたが、これは道理です。
どうもここにミスマッチがあるようです。

・やりかたの問題
 文書や会議を春先にちょっとやって引き継がれないという
のはちょっと無理があると思います。
年度が始動したらもう一度引き継ぐ。
家族との間に引き継ぎツールをつくっておくなど工夫が必要
なのではないかと思っています。

・考え方?
 そして、そもそも自分たちのやっていた支援が最善で次の
現場にもやってもらおうというのはちょっと傲慢なのではない
かとも思いました。
ライフステージを通じた支援ということばとともに、ライフステ
ージに応じた支援ということばもあります。
支援の文化と方法が違うということは、新しいこどもの可能性
を見つけてくれるということにもなります。
新しいステージに移行するというのは、前のものに引きずられ
ない必要性もあると思うのです。
だから、私は引き継ぎはそこそこでもよいのではないかと思っ
ています。引き継ぐというのは次の支援に託すということ。
 それにその現場現場でちゃんとした今のアセスメントをし、
支援ができていれば過去の情報はそう必要ない物でもありま
す。なきゃないなりにやるのが支援者。
自分がそうなのだから次の支援者も同じはずです。
 もうちょっと言えば、次の支援現場の状況をよく知り、ネットワ
ークをつくっておくと補完する手段がいくらでも出てきます。
また、信頼感も出てきます。
 一方、大事なのは、御家族の思いに添うこと。
新しいステージに移行するというのは不安なものです。寄り添う
ベクトルの向きが前述のようなものだと一緒になってキリキリし
たり、不安になってしまうもの。
家族が次の支援と向き合うバックアップをし、共感するのが前
のステージの支援者なのだと思います。

港のように家族の前にありたい。

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天職

 体調を崩して休暇をとっていた仲間が帰ってきました。

復帰のサポートをしています。

あたたかい支援をするヒトで、受容的な人物です。

休む前からこのヒトを失わないようにとサポートしてきまし

た。

本人にも力があったせいか、予想外の短期間で戻って

きました。本人ともども喜んでいます。

 休暇中に考えたことを話してくれました。

戻ってこれないんじゃないかと不安だったこと。

戻って来れないとすると仕事を探さなきゃと求人誌をみた

けれども、ちっともできそうな仕事はないし、資格もないし、

やりたい仕事もなかった。

そこではじめて今の仕事が「天職」なんじゃないかと思った

のだそうです。

 天職。

神様がくれた仕事。

なかなかこれに出会うヒトは多くないのかもしれません。

でも、きっとみんなこれを探そうとしています。

就労トレーニング゙のこどもたちとソーシャルスキルトレー

ニングをするために「働くこと」の意味を調べました。

「お金を稼いで…」はもちろんなのですが、共存共栄を目

指す社会の一員として信用され目的をもち、自分が働く

ことでみんなとつながり、支えることの重要さが語られて

いました。そう、仕事は自分のためのものだけれども、

みんなとつながっている。みんなのためにも自分は働い

ている。

支援者は直接的に他者のために働く仕事です。

けれども、最近思うのは一人勝手な支援の多いこと。

自分の仕事、自分の世界、自分の達成感のために支援

しているヒトの多いこと。

だから、エンパワメントっていうんだろうなと感じています。

 この仲間。

つらい病気でほんとうに苦労しています。

でも、この休暇の間にみつけた「天職」という言葉、このヒト

の所にやってきたこの言葉、本当に大事な価値なのでしょう。

いつか病気が癒えたときに、この病気の意味はとっても大きな

ものだと思えるはずです。

アクシデントやトラブルのない発達などないといいます。

そんなことも体感したようです。

他人のことですが、ほんとうにうれしい。

 私ですか?

私も今の仕事、「天職」だと思っています。

ただ、昨日も1日事務仕事をしてたんですが、神様もうちょっと

楽になりませんか?と毎日愚痴っています(笑)

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早期発見、早期支援を深く見る

 よく園で発達障害のおこさんが顕在化し「健診でみつか

らなかったの?」という声をきくことがあります。

たいていの場合そのソフトサインはみつかっています。

ただ、その場合初期兆候や違和感でしかないこともあ

り、家族と共有しにくかったり、健診という場の設定で

は見つけにくい場合があります。

前の記事にあったような実際のケースをみるとわかると

思います。

・参加、応答ができています→でも選択性憾黙です。
・参加、応答ができています→園でトイレに行けません。
・参加、応答ができています→でも友達ともめます。
・参加、応答ができています→まったくご飯をたべません。
・参加、応答ができています→制服、園服着れません。

これは集団に入ってはじめてわかるものです。

第3者がこどもを見つめて明らかになってきます。

家族はなかなか問診、相談の中では表現してくれないも

のです。

幼保園に入ってはじめてあらわれが顕在化してくる。

集団不適応や参加の難しさ、園の先生がみつけてくれる

特異性で明らかになるのが発達障害なのです。

だから、早期発見、早期支援の中で園が果たす役割は

大きいのです。

 一方、今週実施した初期発達の研修を受けてある市の

心理士さんが思いを伝えてくれました。

「それでも3歳児健診で高機能群をつかまえたい!」と。

その気持ちわかるのです。

学齢期やそれより先までを俯瞰してみると、先に挙げたよ

うな高機能で、過敏なおこさんが苦労しています。

そんな子多くなっている印象です。

健診レベルでそんな子たちの違和感は検出されなくはない。

チェックする側の技術で家族にも伝わることもあるのです。

チェックする側の技術を高める、ツールの開発していきたい

ねということになりました。自主学習会、研修会を持ちたい

と思っています。

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もう一声の理解と支援

 ある幼稚園訪問でのこと。

たくさんのケースがあがりました。

①年少さんでなかなか参加しにくくひとりの世界に没入し
がち。キャラクターになったり、自由画帳にはいっぱいの
アルファベットが…
             ↓
 知的に良好で、文字や視覚的にものに対する感度が
よいのならこれを生かして伝えましょうと助言しました。
             ↓
 担任Tの感想
 「(ABCの羅列をみつつ、)あまりに極端なあらわれなの
でどうして止めさせようか、気を他にむけようかと思ってい
たけど、生かせばいいんですね!」

②とても過敏なおこさん
まあ参加とやりとりはできていますが制服きない、ごはんを
みんなとは絶対に食べない等々なかなかかなり生きにくさ
を持っています。
             ↓
 じっくりとスモールステップで広げる支援をしてくれていまし
たが、もっとステップを刻もうと助言するとはっとされていま
した。
すごく過敏なおこさんなのでこどもに添うということで小さな
歩みになっていましたが、支援の方向性とゴールがあくまで
もみんなと同じになっていたのです。
それで「できないんです。やらないんです。」になってましたが
もっと刻めばやれることはありそうです。

③よく集団に参加できています。しかし…というおこさんが
多い園でした。
幼稚園は集団参加が基盤ですから、基本的にはそれでよ
いのかもしれません。
・参加ができています→でも選択制憾黙です。
・参加ができています→でもまったく園でトイレに行けません。
・参加ができています→でも友達ともめます。
・参加ができています→まったくご飯をたべません。
でも、これはみな生きにくさです。
参加ができているけどこの部分だけが落ちていますという性
質のものではなさそうです。
これらのあらわれが表現しているこどもたちの過敏さや困難
は、場面や状況がちょっと変われば参加のゆれにつながって
きます。今できていること、大事ですが、ちゃんと支援の手を
さしのべてはいきたい。

とてもよくやってくれている園だと思いました。

ただ、保育に乗せる支援から個の特性を支えてよき参加や

生きにくさを改善するという所に行ってほしい気がしました。

よくやってくれているからこそ注文したい。

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うまくいきませんでした。

 新しいテーマの研修会を開催しました。

初期発達を学ぼう!健診について語ろうというものでした

が発達を具体的に語るのは本当に難しかったです。

うまくいかない感満載。

ただし、ビデオをみて典型発達の力について確認しました。

これが良かったのです。

・1歳の力は本当に豊かでヒトにまっすぐ向いているという
こと。

・3歳の力の複雑さや認知の深さを見たとき、初期発達を
みて早期発見していくことは大事であると確信。
3歳、5歳での発見は陽性症状(特異なあらわれ)の発見
中心であり、陰性症状(定型の育ちのないこと)をみること
は容易でない。

うまく行った感はありませんでしたが、自分の発見と同じ問

題意識をもつ数人とつながったことがうれしかったです。

失敗って大事です。

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検査データが教えてくれたこと

 喜びです。

虐待ケースのwiscを3年ぶりにとったそうでデータを見せて

もらいました。

最近、落ち着いてきたよねえとみんなで共有しているケース

ですが、はたしてFIQが20近くあがっていました。

思春期のケースなのに。

虐待ケースはADHDよりも処理速度が速いのだといいます。

生存のために周囲の状況を見ておく必要があり、すぐに反

応する必要があるためだとか。

PS(処理速度)確かに下がっていました。

言葉の力はそう伸びていませんでしたが、組み合わせ・積

木模様・絵画配列などが劇的に伸びていました。

視覚的探索が深まり、状況をみてとり、刺激や相手にあわ

せる力が伸びたのだろうなと思います。

みんなで喜びを共有しています。

この数値には説得力があります。

やったことは受容ですし、学校現場では認知特性にあった

できるわかるを支えることでしょう。

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落ち着いている中学校

先週伺った中学校はとっても落ち着いていました。

いくつかの気づきです。

①管理職がこどものことをよく知っていて積極的。
最初にケースについて概説してくれたのが校長先生と教
頭先生だったのです。お二人ともよく知っています。これ
は校内が一丸となっている証拠だと思いました。

②授業が面白い
英語では文法をクイズのように掛け合いで先生と生徒が
問答しており、数学では注目してほしいポイントが拡大コ
ピーや色画用紙で記されています。それもベテランの男
性の先生の授業で。

③ルールやあってほしい姿が明示されている

④宿題を親にみてもらうという関係をつなぐ運動

⑤ノートテイクについての全校的な取り組み

⑥頭ごなしに大人が叱ったりしていない

⑦担任が受容的に細部までこどもをみている

などなどとにかく学校全体がつながり生徒同士もつながり

教員同士もつながっている柔らかい環境だったのです。

おかげで学校生活が授業中心に展開しているのだそうです。

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学校援助専門職集合!

 巡回相談に出かけた先で、スクールカウンセラーさん、

スクールソーシャルワーカーさんと昼食を共にしました。

特別支援教育巡回相談員(英語のかっこいい名前ないか

なあ)の私と3人、なかなか揃うもんじゃありません。

話に花が咲きました。

大いに盛り上がったのは、我々は孤独だよねえということ。

同じ職種と同じ現場で仕事することはまずないし、スーパ

ービジョンを受ける場面もたくさんあるわけでもなし。

こういう出会いの場での共有やピアスーパービジョンは大

事だよねえと感じました。

職種や手だては違いますが、手がける現場は同じ、課題

も同じなので現状認識は共有できました。

「自己」と「関係」をどう支えていくかということなのだと思い

ます。

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良書です。

 ふらっと立ち寄った本屋さんで買った良書です。

でたばかりの本ですが、秀逸です。

児童擁護施設でくらす「発達障害」の子どもたち

私には直接、我が社のこどもたちとどう暮らすかというこ

とのヒントになる内容なのですが、養護性の問題・発達障

害という、現場ではもっともホットなトピックを扱った内容は

参考になると思います。

主に事例で展開されています。

・どう事例と向き合うか。

・どう関係と向き合うか。

・どう困難事例と向き合うか。

・ソーシャルワークの方法論。

・困難を抱えたこどもたちとの集団生活のありよう。

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気色ばんでしまいました。

 園訪問でのことです。

ベテラン保育士2名のクラスからケースがあがりました。

わかっているようだがどうも意欲がなく、参加や身辺処理

のとりくみが気分次第でいちいち声をかけ援助しなければ

ならないのだそうです。基本的には「みんなで」の場面で

はなんにもやらないのだそうです。

細かく聴取していくと、その「わかっているようだ」を疑うべ

きなのではと感じました。興味の偏り、手続き記憶や処理

の問題、不注意の問題、対人技能の偏りがどうやらありそ

うです。

視覚的支援の適用がありそうなのでそのことを提案すると

明らかな拒否感がみえます。

ベテランさんとはよくあることです。

どうも「わかっているようだ」を疑うことに賛意が得られてい

ない様子です。視覚支援にも???と思っている節が。

おまけにほんとかわかりませんが、やってみたけどダメだ

ったというのです。

おっ、ここは勝負どころと思い、丁寧に説明しました。

・アンバランスのとらえ方

・伝達をしなければいちいち手を入れなくてはならない、そ
のことは年齢の発達段階として適切か?支援のありかた
として適切か?

・支援ツールの入り方は個人によって違うので、常に修正
すべき。方法や個人の能力の問題ではなく、あった方法を
支援者がみつけていないことが問題。
常に特性を掴み、修正改善する努力をする必要がある。

お話していく中でちょっとわかってくれたようですが、たぶん

取り組んではくれないでしょう。

というのも、「参加の場面の援助の工夫と同時に、大人との

個別の関係に立ち返り、そこからみんなへに」ということを

保険として提案したらそっちにワッと心が動くのが見えたの

です。ベテラン保育士さんが好きで、入り易い関係論からの

提案だからでしょう。

ため息三斗で帰ってきましたが、めげずに行こうと思います。

大事なこと…いくつかの方法論を提案してくることなのかもし

れません。支援者の現時点でのこども理解や支援文化にあ

った提案をしてくることでとにかく支援はしてもらえるはず。

ただ、現時点での誤ったこども理解や支援文化をひっくり返す

努力も腐らず続けていきたい。

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日常の中の「先進的とりくみ」-園でリソースルームをつくる-

 意外な展開がありました。

ちょっと大丈夫?と思っていた地域で私がポロッと言った

ひとことを受けてちょっとしたチャレンジが始まっていまし

た。

 保育園内で気になる子を集めた抽出活動をはじめたの

だそうです。

週1回、15分ほど。10名強のこどもたちと加配職員での

ちょっとした集まりだといいます。

でも、やってみてびっくり。

大集団ではできなかったこどもたちが生き生きと動き出し、

驚く場面がたくさん。こどもたち自身も期待感があるとの

こと。何よりうれしいのはこれは管理職発信なので、全体の

中でもちゃんと位置づけられていて保育計画と連動してい

るのだそうです。

この園、集団のつくりの工夫をしはじめたのだそうです。

全園の行事だけでなく0~2歳の集まり、3~5歳の集まり

というようにちょっと視点をかえたり、気になる子にみんなが

合わせる寄っていくクラス運営もしています。

やるなあ。

園内でリソースをつくる活動については全面バックアップする

ことにしました。

日常に新しいアイデアを加えて取り組むと先進的な事柄に

なるのですねえ。

感激です。

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講師の視点

 今週ある地域の保育士さん向け研修会をやるのです。

ちょっと地域としていろいろ考えたい所なのです。

 事前質問が届きました。

そこで考えてしまいました。

2回も事前質問が届いたのです。これ自体にも驚きで、

熱心だなあとは思うのです。

ただ、質問が具体的で細かいことばかりなのです。

それは「あなたが考えることなのでは?」という事柄ば

かりなのです。

研修会や講演会に行って、質疑応答で自分の困り感

ばかり訴えたり、個別のケースの質問ばかりするヒトが

必ずいます。

それって「今日の話を聞いて自分で考えろよ。」「今、そ

れを聞くの~?」って思いませんか?

そういう感じなのです。

 これも地域の特性なんだろうなと思うことにしました。

・気になる子や障害児の子育ての方法がどこかにあり、
正解がどこかにあると思っているのだろう。

・それは保育現場ではなく、専門家が知っていると思って
いるのだろう。

・細かい質問が多いというのは、意図的で試行錯誤のある
とりくみがまだまだであったり、方法を学びとろうという意欲
もまだまだなのだろう。

「もう~」と思ったのですが、質問を全部織り込んで細かい

ことまで話すことにしました。

資料も多くなりました。

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命をいつくしむということ

 今回はまったく支援とは関係ない記事です。

でも、どうしても書きたかった記事です。

金曜日に発売のフライデーに、宮崎の口蹄疫の殺処分の

現場が掲載されていました。

胸をつかれたのは、農家の方が殺されていく牛たちへの思い

や思い出を処分に使用した道具袋か何かにマジックで切々

と綴ってあったことです。

食用になっていく動物でも思いを込めて慈しみ、育てていく。

命をいただくということはそういうものなのでしょう。

口蹄疫のこと。

感染予防のためには殺処分はやむを得ないことで、必要な

ことなのかもしれません。

しかし、今回の動物たちの死は食用にされるための死では

ありません。このことは本当につらいことです。

宮崎を襲っているこの状況はまさに災害なのだと思います。

ヒトの思いや命、霊性の行方が心配です。

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ダウン症のこどもたち

 我が社にはけっこうダウン症のこどもたちがいます。

発達障害のこどもたちへの支援を通して彼らの姿も見え

方がちょっと変わってきました。

 対人的には良好で…といわれる彼らです。

確かに1歳ほどの発達段階のおこさんがサッと指さしに

呼応してくれたりと、なるほどの育ちがみえます。

けれども、長じてきた彼らの姿をみると、対人反応はいい

けれど、合わせてはくれないのです。勝手にヒトが好きで

調子がいい。彼らこそ自閉的という表現さえ聞いたことが

あります。

 それから、プロセス理解や手続き処理がなかなか容易で

ない個も少なくありません。まあ、これは知的な水準が

発達障害児に比較して重度に推移するからかもしれませ

んが、このことの影響がけっこうありそうです。

先を見通して行動する、意図的に行動する力があんまり

強くなく状況依存的になってしまうのです。

行動、生活がつながっていきにくい。

 もうひとつ。

体力、運動機能面の影響の大きさ。

低緊張といわれる彼ら。大きくなっても体力的な面のハン

ディは少なからずあるようです。

夏場は不調です。心身相関を考えれば、夏のバテた感じが

意欲などに大きく影響してくるのはわかります。

がんばりたいのにがんばれないんだろうなと思います。

この時期、援助レベルをかえています。

ダウン症だから…と言われてしまう傾向のあるこどもたち。

確かに行動特性がありますが、やはりダウン症という説明

概念に左右されずに彼らの行動の意味をちゃんとみてあげ

たい。

例えば私は、「ダウンの子はがんこで」は言わないようにして

います。

まあ、なんだかんだいってもかわいいヒトたちです。

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悩ましいこと

 やった方がいいけど細かく丁寧にできないことってあるな

あと感じます。

発達障害児の支援技法についていえば

・感覚統合

・ソーシャルスキルトレーニング

・ビジョントレーニング

・個の認知特性にぴったりマッチした学習支援

あたりがそうなのでしょう。

個別支援や抽出での実施が基本になるこれらの技法を

どう導入していくかは本当に悩ましい。

できないからこそ技法への願いが高まり、「これをやった

ら!」になりがちかもしれない。できないからこそ「これを

やれる資源を地域に!」になってしまうかもしれない。

クラスの中でその要素をというベクトルでチャレンジをはじ

めますが、不完全さは不全感になってしまうかもしれません。

苦しいなあと思います。

やったほうがいいこととできることは違う。

できることを足りないながらもやった方がいいに決まってます。

でもねえ…

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相互作用と片手落ち

 スタッフと会話です。

ある発達障害児が他児とトラブル。

ちょっといたづら、嫌がらせをしてしまいました。

その子の心理って?というのです。

心理はわからないけれども障害特性はこうで、対してトラ

ブルになったこどもたちはこうでと話していると、今回のト

ラブルは発達障害児くんだけの問題じゃないよねという

ことになりました。

これは大事な視点で、集団生活におけるトラブルは必ずし

も発達課題を抱えた個がすべての原因を握っている訳で

はないのです。

もちろん、個の原因探求は行動分析的視点と対応ですべ

きですが、関係は相互作用であることを考えればこれは当

然のこと。

気を付けるべきは対応する側の視点や先入観だと思いま

せんか?

・明らかに困難を抱えている側が原因者にされがち。
・トラブル歴が多く、長い方が原因者にされがち。
・普段の疎通性、やりとりの質で原因者にされがち。
・大人のあってほしい姿と違う個が原因者にされがち。

気を付けなきゃと思いました。

分析の大切さというのはこういう所にもありますね。

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