« 支援の成熟度 | トップページ | 分離不安、見捨てられ不安 »

わかってもらうための条件

 なるほどなあと思ったことです。

 よく知っているケースです。発達的な課題のあるおこさ

んで、御家族は葛藤しながらも障害性を受容しつつ、一

生懸命子育てをされています。

就学はもちろん困難性を予測しながらも、本人の願いを

入れてまずは通常の学級でスタートすることになりました。

しばらくして、つまづきの噂が聞こえてきて、たまたま学

校を先に訪問し様子をみて担任の先生ともお話ししました。

 その後、御家族とお話しする機会ができました。

なんだかお母さんとげとげしています。お母さんの困難の

原因分析が隣の子との関係だったり、担任の先生の配慮

とりくみに終始しています。

「あれ?」と感じました。でも、「なるほどな。」とも思ったの

です。

経営は決して簡単なクラスではなさそうでしたが、加えて担

任の先生の先生の許容度は広くなく、御家族は困難のみ

を告げられてちょっとした配慮や希望がまったくかなえられ

ていませんでした。

それもその子の困難性に対する配慮ではなく、ちょっとした

事情や都合に対する配慮で他のクラスの担任はやってい

るという性質のものです。

希望や願いは拒否され、困難ばかり告げられる。

そうなってくると、本人の困難よりも支援をしてもらえな

いからだという御家族の思いは深まってしまうようです。

お話しの中でゆっくり成長を確認して共有し、それでもぶつ

かっている困難を客観的に評価して課題を共有し方法論を

模索しようとすることでお母さんの表情は和らいでいきまし

た。そして、再び困難性も了解してくれました。

 ちょっとした支援や配慮はやってみる。

できないことでも努力はしようとする姿勢で語る。

担任の先生がそれなりにやってくれても難しいということが

見えたときに、本人の特性や困難なんだなあというまなざし

が生まれてくるようです。

わかってもらうことが先じゃない。支援が先。

そんなことを確認したのでした。

※ランキングに参加しています。よかったらクリックを

にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 教育者(幼児教育)へ

|

« 支援の成熟度 | トップページ | 分離不安、見捨てられ不安 »

支援の手がかり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1218808/36276373

この記事へのトラックバック一覧です: わかってもらうための条件:

« 支援の成熟度 | トップページ | 分離不安、見捨てられ不安 »