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場面が変わると…

 巡回相談でよくそのあらわれを知っているおこさんが療
育利用をすることになりました。

クラス集団の中では「ちょっと集団に乗りにくい子」という
印象でしたが、改めて小集団でその姿をみてみると、多動
衝動性が強く、やりとりも一方だしで知識もカタログ的、お
まけに不器用です。
言ってみれば特性はけっこう強く、これじゃあこの子は苦労
をしているはずだと感じました。
この子のこのあらわれを面白い個性で片付ける訳にはいか
ないとも思いました。

発達障害児は集団参加の困難が主障害です。
だから集団ではない家庭ではそのあらわれがみえにくく、
家族と共有しにくかったり、そんな彼らが日中生活で頑張
り過ぎてしまって、家庭生活との大きな対比がつきすぎて
育てにくいなんてこともあります。
日中生活でも集団の大きさや構成、担任のクラス運営に
よってその困難やあらわれは変わってきます。

そう、場面によって彼らの姿は変わるのです。
だからこそ、場面によって変動する振れ幅も含めて、彼ら
のあらわれをちゃんとみてあげる目を持ちたいものです。
相対的でない、発達の質そのものを支援者が了解してい
るということです。
「みんなと比べて○○」ではなく「△歳ではこういう育ちの構
造だからこんなあらわれがみえるはず。そう考えると…」と
いうようなアセスメント(評価)でこどもをみたいもの。
そんな目でみた時に支えるべきものがみえてきます。
ただ、面白い個性として見過ごされてしまったり、集団に居
られるからよしにされてしまったりということも減ってきます。

ただ、一方でこの場面によるあらわれの変動性は彼らを救
ってくれることは少なくありません。
よき出会いやよき場が彼らの支えになるのです。
出会いをつむぐ、よくやれる集団規模や構成員を模索する
のも重要な支援です。

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