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幼児期と学齢期のギャップ

 今週はじっくりと療育教室のこどもたちと過ごしています。

水遊びをじっくりした夏の成果があるようで、個々の変容が

本当に手に取るようにわかります。

 一方、秋口ということでなんとなく就学のイメージでこども

たちをみつめてしまう時間があります。

確かに大きな変容がみえ、保育の中では集団の中でチャレ

ンジできているけれど学校に行ったらどうかな?という思い

です。

幼児期と学齢期の生活にはギャップがあります。

現代の子育てと子どもの状況などは大きいのでしょうが、幼

保園と学校との生活の対比が大きくなっていることは確か

かなと思います。

特別支援教育という就学後の支えるシステムは進んだはず

なのに基盤となる学校生活は意外とタイトで、発達課題を抱

えたこどもたちもゆるやかに参加できる余裕はなくなってきて

いると感じるのです。

入学すると、参加と内容が迫ってきて幼児期の生活とはまる

で違う。幼児期の適応がまったく参照にならないのです。

その生活のギャップは御家族はあずかり知らぬこと。

学校生活を考えるのは本当に難しくなりました。

参加を大事にした生活の中では生活年齢の半分ほどの

育ち、3歳の節目をこえている、おおよそIQ50~60あれ

ば生活の自立はおおよそ成り立ちます。

その姿は発達課題を抱えたこどもたちにとっては幼児期

後半の生活では「充実」という印象さえ我々はもてます。

けれども、学齢期では学校ではIQ60では教科学習はな

りたちにくい。ボーダーラインのこどもたちも能力内差を

念頭に入れ、それなりの配慮や意識をしなければ苦しい

はずです。

 いろんなこと感じます。

やっぱりインクルーシブ教育的なまなざしになります。

「対処」の充実ではなく、そもそも全体のありかたの試行

錯誤が必要なのではないか。緩やかさもチャレンジも用

意されているような…

そして、幼児期に何をしてあげたらいいのかなとも思いま

す。なんとかやっていける力、なんとかやっていける関係

幼児期をこえても支えるシステム、連携。

学校に行くために幼児期はあるためではない。

でも。

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コメント

けやき堂さんおはようございます。

>特別支援教育という就学後の支えるシステムは進んだはずなのに基盤となる学校生活は意外とタイトで、発達課題を抱えたこどもたちもゆるやかに参加できる余裕はなくなってきていると感じるのです。

まさに身につまされます。
「特別支援教育」は「特別な場」においてのみ行うのではない。という大原則ですら危うい現状があるのは否めません。
「成果」を求められる場面が多いと、どこかに「歪みがくる」そんな感じなのかもしれませんね。

これから近隣の保育所の園児さんの観察と就学相談です。
けやき堂さんのもやもやを共に感じながら関わってきます。

投稿: 西風 | 2010年9月15日 (水) 08時16分

西風さん、ありがとうございます。
 特別以外の文脈を探すと、もとあった場所やもとあった方法にたどりつきます。
もう一度それを見直す時期に来ていますよね、今。

投稿: けやき堂 | 2010年9月15日 (水) 21時59分

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