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アセスメントの視点

 秋冬にプランつくりの研修をいくつか頼まれていて資料
つくりをしています。
プランをたてる=意図的に関わるということになりますが
いくつかのまなざしを持ってこどもたちの姿をとらえないと
できないことをあげつらうだけのつまらないプランになるな
と感じました。

ひとつには困難をみるまなざしもそれなりに多様でなけれ
ばこども像を描き出せないと思うのです。
プランを作る前の評価をアセスメントといいますが、アセス
メント=検査をとることと誤解している場合があります。
確かに検査は客観的な指標ですがそこではかれるものに
はかなり限界があります。
たとえばwiscは個の認知的なばらつきなどははかれますが
対人発達や自閉性そのものをみることは難しいのです。
ばらつきだけみてそれを埋めようとか、得手不得手をみて
それに沿っていくだけではちょっとこどもの育ち全体像は
見えないし、先の育ちを見通すことは容易ではありません。

きっと以下の3つはおさえたいものだと思います。
・遅滞
・アンバランス
・特異な行動、特徴的な行動

この3つをまとめて「障害」とか「発達の凸凹」というのでしょ
う。「障害」「発達の凸凹」を総合的に捉えていくことは本当
に必要です。
そして、それは定型発達を知ることで対比的に描き出されて
くるものです。
発達を知ることの大切さはここにあります。

 それからもうひとつアセスメントに大事なまなざしは、
・好き、得意、できている行動をみる
・ちょっと支えればできる行動を見る

ということだと思います。
前者は本人に備わっている特性や行動を基盤に行動形成
していこうというオペラント行動をみる目=応用行動分析的
視点です。
後者は最先端の力を支えて出現頻度を上げようという発達
の最近接領域を支えようというまなざしです。
前の3つだけでは困難の解消が主眼になったつまらないプ
ランになってしまうのだと思うのです。

こんな風に考えると、ちゃんとアセスメントするためにはかな
り広汎な発達科学に対する知識が必要で、そのために我々
はきちんとした学びが必要です。
「こどもが困難なのじゃなくて、支援者が方法や視点を知ら
ないだけ」というのは本当によくあることのような気がしてき
ました。

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