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教材教具論③

 自閉症・発達障害児の教材教具のあり方は発達段階に
合わせて「具体から抽象へ」とあるべきです。

よく考えてみればしごく当たり前のことなのですが、発達と
いう思考が飛んでしまうと「見せればわかるヒトたち」だけ
が独り歩きしてしまうようなことが起こります。
「見せたけどうまくいかなかった。」と支援ツールの使用を
断念する支援者がいますが、それはその支援ツールがそ
の個の認知特性にあっていないか、支援ツールという絵、
写真、文字などを理解できる発達段階にないかどちらか
だと思います。
絵、写真は具体物、半具体物ではありません。
もう抽象的な媒介物になっているのです。
かなり知的に重度なおこさんでも写真ならわかってくれる
場合がありますが、それは彼らの認知特性ゆえの産物で
いつもうまくいくとは限りません。

ということを考えると
①具体的世界の理解から抽象的な操作認知へ
②視覚から言語(意味)へ
が教材教具と支援の展開になるはずです。
まあ、けれども②が難しいこと。
視覚的な提示発問→視覚、具体的な再生、再認はそれな
りにしてくれますが、言葉(意味)での発問や応答への変換
にはかなり苦労しますね。

そこで重要なのは視覚的抽象媒介を使って、関係や状況
が理解できるようにしながら、言葉(意味)とつないでいく教
材だ思います。
表のようなもの、マトリックスの構成とそれを使った操作応
答再生再認です。
・時系列に沿って並べる
・だんだん大きく、小さく
・赤い犬、みどりの犬というようなカテゴリー分類
・~の上下左右隣は?~の次は?
というような使い方ができると思います。
物に名前がついていることの次は動作や状況、関係、構造
の理解が必要になります。
そこを支えていくのが必要なステップと感じています。

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