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教材教具論②

前回の続きです。
先日、ちょっと調べものしていて出てきた知見にはっとしま
した。我々の実践の裏付けになる事柄だったからです。

それは「共同注意と定位行動は同期的に発達する」という
ことです。指差しに着目でき、自ら用いて共感を求めようと
するのは8カ月から1歳ぐらいのあらわれです。
これはとても大きなあらわれで、発達障害の早期発見には
重要な指標にもなります。そしてこれは支援目標でもありま
す。
定位行動とは「物をくっつける、のせる、入れる」という一方
向の、運動の終点のある、手の運動のことです。
この操作がはじまり高まる頃、共同注意共感への同期も高
まるのですが、物を結びつける行為と関係への意志はどう
やら連動性があるというのです。

重度児や初期発達の子ども達の操作課題はこの定位行動
です。
口の受容や常同行動的な操作段階から物を目的的に操作
することは次の発達課題ですが、ここから認知操作や弁別
課題がはじまるといってもいいのです。 一方向で、ゴールの
ある操作は目的志向的であり、課題の意図としても最も初
期的で簡単なものです。
それを行うことが関係を紡ぐという知見は支援実践を支えて
くれそうです。
そんな観点では健診で積み木を積んでもらうことにも意味が
あります。積んでもらう操作と緊張を共有しながら積めた喜
びを共感できることは大切な初期関係です。
ことばがなくとも簡単な操作を挟んでやりとりをする。目的を
共有することを喜ぶ、この喜びの共有自体を目的にして過ごす。
そこなんですねえ。

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