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「育児不安」

 ある調査研究を拝見しました。
全国の健診実施施設にアンケートをとり、ターゲットにしている
のは何か?と尋ねた所、主なものは次の5つなのだそうです。
①疾病の発見
②育児不安の発見と軽減
③発達の評価
④虐待の発見
⑤発達障害の発見

言ってみればこれらは現在のこどもの育ち、子育てにおける
課題そのものです。
ちょっと待てよと思ったのは、②「育児不安」という観点で子育
てを支える視点がちょっと我々弱いなあということです。
家族支援という語り方がありますが、その中核部分にこの不
安感があるはずです。

どうしても子育て支援現場にとって家族は「こどもにとっての…」
になりがちでそこを外すことはできないものですが、これだけ
子育てが難しい時代になると育てる側を主体とした語りや支援
のまなざし、手だてが必要なのだろうなと思いました。

そこで必要となってくるのは、こどもと子育てを時には客体と捉
えるようなクールさです。
「援助妄想」なんて言葉があるように支援者は「こどものために、
大人は身を投げ打って…」みたいな構えになりがちで、そのつな
がりで「あの親は…」に向かっていってしまう。
そこをパッと切り替えて家族のまなざしで文脈でこどもと子育て
を見つめ直してみる。
そこで見えてくるものはたくさんあるはずです。
・個の育てにくさがみえてくるかもしれない。
・子育てが相互作用でなりたっていることがみえてくるかもしれ
ない。
・家族でない個人としての家族の思いや状況がわかり、今は
タイミングでないということがみえてくるかもしれない。

「育児不安」
大事にすべき支援カテゴリーだと気づきました。
かなり大きなカテゴリーで丁寧な理解と分析が必要ですが、来年
はここに光をあてていきたいものです。

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