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そんなチーム支援あり?

 ある研修会後のお尋ね?です。
支援現場での中で起こっているで疑問があるのだけれど…
とのことでした。
誰かがこどもを叱る場面があったら、みんなで叱ることを求め
られるというのです。役割が偏るのはおかしい、誰かが叱られ
るようなことをしたらスタッフ全員で叱るように求められるという
のです。

 即答です。「そりゃ違いますよね。」
どうして同じ事でなんども叱られなきゃいけないのでしょうか?
直接、場面を共有しない大人にまで叱られなきゃいけないので
しょうか?
こどもがどんどん頑なになっていくといいます。
当たり前です。
叱られた時こそ役割分担をしてフォローするヒト、気分転換さ
せるヒト、好意の無関心でいるヒトが必要ですよね。
父さんに叱られたら母さんはまあまあってやるものでしょう。

 こうやって書くとそりゃそうだと思っていただけるのですが、実
はこれってよくあることなのです。
褒めよう、許容度高くいこうというチーム体制の共有はなかなか
つくりにくいのですが、みんなで厳しくしようキャンペーンってすぐ
張られてしまうのです。
子育ての中にある叱ればいい怒ればいい厳しくすればいいとい
う妄信はほんとに行き渡ってしまっています。

龍馬伝終わってしまいましたが、幕末、来日した外国人が日本
人がこどもをあたたかく子育てしているのに驚いたといいます。
こどもを神様と考えたこの国です。
子育てするのに「怒ればいい」がけっこう入り口の技法になって
いるのは本当に嘆かわしい。

私だって怒ったり叱ったりしない訳ではありません。
強い口調で迫ることもあります。
男ですから大声出せばとりあえずはなんとかなることは知って
います。
でも、その注意叱責は潜り込む。
二次的な問題や関係性の困難になることを知りました。

よく考えてみます。
事後に何したって関係ないのです。
あとから怒った所で何もつみあがっていかないのです。
事前のしつらえ、許容度高い関係性。
褒めるというプラスの強化でヒトは育てられるべき。
怒られるようなヒトは支援が必要なヒトです。
怒られるというような支援以外で…
怒るというのは手だての薄さを示している。
理解の浅薄さを示している。

百歩ゆずって大事な時には怒ろう。
それはヒトを傷つけた時であり、強い口調で迫って効果を得る
ためにはそれが連発されない必要がある。

そして…
共通理解や全体のスキルアップ゚にも誤解があってはいけませ
ん。
役割分担や得意を生かす必要はあります。
スタッフ全員がまん丸く同じ力を持つというのは実は非現実的。
よく考えるとそれってちっとも面白くないし、とても危険なのです。
間違ったらみんなで間違います。
それは虐待になっていく。
大人が多様性を認められなくてはこどもの多様性も認められる
わけがない。

長くなりました。
みんなで叱ろうキャンペーンなんてよくない。

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