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新しいチャレンジでみえた課題

 私の提案を受けて保育園の中で、発達障害児・気になる子
の抽出グループ指導をはじめてくれた所があります。
けっこう先進的なとりくみで、発見も多いようです。
この取り組みに対する視点や感想をうかがって課題がいくつ
か見えました。

・劇的な参加ができたこどもにとってのこのやり方の意味
のとらえができないスタッフ

小グループでのちょっとした活動ですが、劇的に座れたり、
仲間とつながったりとクラスとはまったく違うあらわれを見せて
いるこどもたちがあるようです。
このことはみんなで喜んでいるのですが、「なんでだろう?」と
言っているスタッフの姿に私は「うーん。」
刺激の少ない場面、褒められる場面、柔らかく参加できる小集
団が用意されたこと。
個の発達段階にあった内容が用意されたこと。
ここが理由のはずですが…

・グループ指導の目的がクラスに帰ること?
前と関連するのですが、どうやらグループ指導の目的がクラス
でうまくやれることというおさえをしてあるようなのです。
それは一面的過ぎます。
発達にあった学びの場がリソースルームです。
決して緊急避難の場でもないし、過渡期の場でもありません。
クラスだけがこどもが育つ場所ではありません。
わかりました。
クラス至上主義で考えると、グループ指導で変容したこどもたち
の姿はとらえられないのです。

こどもの育ちが多様になってきている以上、育ちを支える手だて
も多様であってしかるべき。
クラスでこどもは育つけれども、それに固着すべきではない。
場にはめることが支援と勘違いしてしまうことも多いのです。
事実今度はこのグループ指導にはまらない個が出てきて、どう
したら?なんていう議論がはじまっています。
それはナンセンス。

こんな風に課題は多いのですが、はじまった新しい実践に期待
して応援したいと思います。
なんたってはじめたから見えた景色なのですから。

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