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すべてを支える手だてはこれだと思う②

 続きがちっともつながっていかなくてごめんなさい。

 大事にしたいこと…2つ目は「認知特性に応じた支援」です。
何をいまさらとやっているヒトは思うのですが、世の中全体と
してはこの情報刺激の捉え方が特異という特性はちっとも理
解されていないと思うのです。
特性に気づいてそれなりに配慮をしているお母さんが、祖父母
に「おまえがそんな言い方しているから悪い!」と言われ、あげ
くの果てに「おかしいのはおまえ」と言われたというケースが先
日ありました。
また、御家族自身が凸凹という認識を手に入れるまでは本当
に時間がかかります。だってやることはやったり、できたりする
んですもの。

 本当にひとりひとりバラバラは認知特性ですが、だいたいみ
んなに共通するものはまとめられるなと思って整理しました。
①選択的注意の困難
②一定量の記憶及び手続き処理の困難
③刺激への易反応性、過敏性、拒否性
④注意視点の転換の困難、興味視点の狭小さ
⑤微細、粗大運動の困難/姿勢保持の困難
⑥情報の意味理解統合の困難
⑦音韻、音声言語への保持、着目、処理、意味理解の困

⑧視覚的認知の優位性とカタログ的知識の入力しやすさ

似たような表現がある他、同じあらわれの原因が別だったり、
それそれが関連しあったりしていますが、だいたいこんな風だ
と思うのです。

①②は注目集中できない、とりくめない、わかりにくい、忘れて
しまうことの説明になると思います。「聞いていない」「わすれち
ゃう」
特に②はかなりみんなに共通する課題のように感じます。
③は落ち着かない、過敏、不安や興奮の背景です。
高機能で過敏な子多いです。
④は注意興味がかたい、狭い。シングルフォーカスです。
⑤不器用、体がグラグラする。これも多くの子にある課題で体
がうまく動かないことが投げかける困難はこどもにとって本当
に大きいのです。
⑥⑦⑧は無理矢理まとめると「わかりにくい」の背景ですね。
特に社会的文脈や「意味」の。

そして、接し方のポイントとして思うのは…
1.言語的刺激、指示の用い方
2.視覚的刺激の提示のとらえかた
3.刺激の量と待つこと
4.刺激そのもの、反応、環境としてのクラス、集団、仲間
の理解

1と2は「言葉はあてにならないし、下手すると良くない刺激にな
りうる。」ということ。代償補完としての視覚的刺激や身体への
注意喚起を大事にしたいものです。
視覚支援もその機能は言語、メモリーの代償補完、注意喚起
の手だて、意味伝達の手段等たくさんあります。見せることの
意味を理解して使いたい。
3は案外意識しないのですが、処理速度や処理量に問題があ
る以上、そこに配慮しなければならないはずです。
刺激や手続きを減らすスモールステップはよく用いられますが
「待つ」ことも必要ですよね。まあ、スタートを早めにも同様。
4は支援者もみんなも刺激なんだからそれもコントロールしない
とうまくいかないということ。個の問題ではないということです。

長くなりましたが、こうやって捉えていくとヒトの学びや理解をよ
く進めるためのまなざしにもなり、それはインクルーシブやユニ
バーサルデザインということになります。
汎用性の高いまなざしです。

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