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「場」の多様性とクラス経営

 年度末、巡回相談やら各種支援を振り返り、「どうもクラス
にはめたがる傾向のある保育者」の話になりました。
あるヒトは「とにかくみんなの中に居てくれればみんなの力で
育つ」と言ったというのですが、なんだか嘘くさい。
おいおい肝腎なところを「みんな」任せにして。

いっそ率直に「アタシがひとりでみるという責任があるからクラ
スに居て欲しい。」と言ってくれればいいのですが、みんなそう
は絶対言わないんですよね。
本心を隠して表面的に支援論、子育て論として「クラスにはま
ってほしい。」というので腹が立つ。
その論理がまたいい加減で、表面的、実におおまかなのです。

今思ったのですが…
「クラスにはまってほしい」というのは「言語的な全体指示で一
斉に動いて欲しい」ということに他ならない。
これって結局、最小の労力でこどもを動かそうというずるい考
えなのでしょう。
育ちが多様なのに、指示がおおまかで一回で言語的なものだ
けでその中でわかって課題をこなせ、みんなと仲良くしろって
よく考えたらむちゃくちゃ。

クラス参加の土台として
・対人発達が参加に至らなければ、個が集団には向いてこない。
・刺激の受容処理の問題がある場合には「集団」自体がそのこ
とに影響を及ぼす。
この2点はおさえておかねばならないことです。
ということを理解してどうするか?を考えたい。

 ある先進的なとりくみをしている保育園での議論です。
ユニバーサルデザインやインクルーシブにむかっている園な
のですが、「認知特性にあったとか視覚支援や構造化を活か
した」の次は「参加や学びの場をどうつくるか?」になってきま
した。

リソースルーム、リソースプログラムという抽出支援の模索
を保育の中でもしていこう。
ワークシステム(この活動や作業の時にはこの形)や小グル
ープでの活動の模索など、一斉にこだわらない、やれる「場」作
りを多種多様にしていこう。
そしてそれは、「一斉での導入、個別小集団での課題遂行、
みんなとに帰っていく」など様々な場がクロスオーバーする形
でなければ。
さらに年齢の保育と異年齢保育(縦割り保育)が織り込まれ
る形態もその中に交えていこう。

一見すると、あれもこれもにみえるのですが、実はひとつなの
です。
今までの形にとらわれず、
やれる「場」をつくろうとすること。

絶対に必要で大切にしたいまなざしです。

先進的過ぎて、けっこう旧態依然としている保育業界にわかっ
てもらえないのがこの園の悩みですが、まあフロンティアってそ
ういうものです。私は応援します。
がんばれ!

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