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景色が違う。

 今年度は重い子の世界にもしっかり身をおいています。
近々必要な資料を作りながら思ったのは、「どのフィールドで
仕事するのかによってみえる景色はまるで違う。」ということ。

接するこどもの姿がまるで違うのです。
重度児を支えるエリアにいると、そこで直面するのはやはり重
さ。昨今の状況で言えば、とりわけ強度行動障害のようなこど
もにどう付き合うかということが課題になっています。

一方、広いフィールドでは発達障害や愛着障害等々のこども
との暮らし方に思い悩んでいます。

同じ子どもとはいえ、タイプはまるで違い、求められる専門性も
まるで違います。
ヒトは自分の状況でしかものを考えられませんし、子育て現場
は多忙を極めていますから、双方がなかなか双方を理解認知
できないのは仕方ないのかもしれません。

難しいのは、そんな状況なのに「障害」という切り口だけで、重
度児支援のスペシャリティで対応させようという傾向があるとい
うこと。
これはもう世界が違っているので担当者は四苦八苦します。

自分の籍をおく現場と支援を求められる現場での内容があま
りに違いすぎるのです。
現場の仲間に外の状況を伝えても理解されにくく疎外感は強
まります。下手すると「外でなにやってんだか。」というニュアン
スで周囲が迫ってくることもあります。
ところが、ケースの数は圧倒的に外の世界が多く、求められる
支援は拡大しています。

どこから見るかによって景色が違う。
あまりに違いすぎます。
どちらが困難とか大変とか比べても意味はありません。
おなじこどもの困難ですからどこかでつながっていますが、つ
ながり方は直接的ではない。
そう思うと、想像力を豊かにする必要はありますし、自分のよ
うま両方のフィールドで仕事する人間がしっかり語り支援する
必要もあります。
長い目でみれば、支援者の人事交流ってものが本当に重要に
なってくるのかもません。

立場によってはスペシャリストであるということはジェネラルな視
点や手だてを求められることがあります。
広く、豊かに。
軽妙に。

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