« 思春期につきあうということ | トップページ | 虐待は本当に増えているのか? »

感謝

 4月末、連休の入り口に我が社で飼っていたワンちゃんが
息を引き取りました。
おばあさんで、晩年は中枢神経系の病気に悩まされていまし
たが、おやすみのこの日、こどもたちの居る前で旅立ったの
だそうです。

乳飲み子の雑種を引き取ってきて10年以上になります。
実に良いイヌで、こどもたちを害したことは一度もありません。
こどもたちはむちゃくちゃしたのかもしれませんが。

生活を豊かにする意味で来てもらった所もあるこのイヌ。
確かに彼女をはさんでこどもたちと我々はよき時間に過ごしま
した。
彼女の存在は、動物の存在は、弱き者の存在は説明をこえた
温かみや関係を我々にプレゼントをしてくれました。

時が経ち時代が変わり、困難なこどもたちが多くなり、施設の
運営の形もかわって彼女に丁寧なお世話をしてあげられない
ことが増えてしまいました。
本当にすまないと思いました。
せめて晩年、穏やかな終の棲家をと考え、引き取り手も探しま
したが彼女はそれを拒んで不自由な我が社に帰ってきました。

そして、最後。
彼女はその旅立ちという節目をこどもたちの学ぶ場としてプレ
ゼントしてくれました。
我々はこどもたちに生き方を教えています。
生活と関係を通してそれを知って欲しいと思っています。
生きていくことを知ること、そのもうちょっと深みを知ることは生
老病死を知ることでもあります。
今の時代、人は、こどもは今をよく生きることだけを考えがちな
のかもしれません。
老いも病いもその他もろもろの不完全もみな「生」のうちです。
そのことって知って欲しい。自分も常に確認したい。
そう思っています。

いろいろ本当にお世話になった彼女ですが、私は最後にこのこ
とこどもたちに教えてほしいと思っていました。
人間のエゴです。
支援者のエゴです。
けれども、彼女も我が社で一緒に子育てをしてきた仲間です。
最後まで支援で生涯をまっとうできたこと。
最後までこどもたちを豊かなにしてくれたこと。
ただただありがたく思っています。

本当にありがとうございました。
ハルちゃん。
またどこかで会おう。
あなたも我が社の大事な大事なスタッフで多くのこどもたちに
愛されたこと、こどもたちをかえたこと忘れません。

ありがとね。
どうか天国で安らかにお過ごしください。

※ランキングに参加しています。よかったらクリックを

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 教育者(幼児教育)へ

|

« 思春期につきあうということ | トップページ | 虐待は本当に増えているのか? »

支援の手がかり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1218808/39892846

この記事へのトラックバック一覧です: 感謝:

« 思春期につきあうということ | トップページ | 虐待は本当に増えているのか? »