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相互作用

 「おっ」と思った出来事2点。
健診の事後フォローの場でのできごとです。
2歳前後のこどもたちです。

①虐待ケースの変容
数ヶ月前、母親は座り込んで携帯をいじっている。こどもはあ
ちこちで遊びつつ、トラブルを起こしていたケースです。
このケースはお母さんがこどもをかわいがれない思いや家庭
の問題を保健師さんに吐露し、早めの保育園入所になりました。

半年後、おこさんはかなりコミュニケーションの力をつけていま
した。それはまだまだトラブルあったり、荒い所もありますが、
友達を誘い合って響き合ったり、大人に要求を伝えたり共感を
求めたりができています。
おかあさんとも良い関係が…
保健師さんには「こどもが変わってきてかわいくなってきた。」と
いうことを今回はお話ししていったそうです。

②ママを思いやる
お母さんが相談受けている横で、私と遊んでいたあるおこさん。
発語こそ少ないですが、共感性豊かで実に楽しく過ごしました。

ふと横をみると、相談の中でお母さんの目から涙が…
私は見て見ぬふりをしていましたが、この子は動きをとめ、気
にしています。
けれども、今は私と遊んでいる最中、とても気になるけど、こちら
にも愛想よくしています。
その内になんだか、ママは気になるけどそのまんま気にしたら、
僕が気にしていることがわかっちゃうし…みたいな表情とふるま
いを始めました。
このおじさんとも遊びたいし、遊んでもらっているからママの所行
くのも悪いし…なんて顔もしながら。

私がなんとなく関わりを緩めると、この子はお母さんの所に行き
ました。ママの頭を良い子良い子して。

1歳半の発達指標としてこどもは「他者の苦痛を思いやる」ことが
できます。まさにそれがみえたような瞬間でした。そして、それ以
上に初期発達における共感は深い。

2つのケースでみえるのは、子育ては母子相互作用だということ
です。
我々はこどものセンセイなのでこどものために家族をというベクト
ルで仕事すること多いのですが、このようにこども自身にも家族
と響き合いたい力があります。
そして、そのことはこどもの変容が家族への変容につながること
にもなります。
昨今は関係をみる、関係発達をみることの大切さが言われるの
はこのような理由もあると思います。

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