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コンサルテーションの語り口

 あるケース会議の席上のことです。
ケース提出者に居並ぶ専門家が助言していくのですが、新年
度から参加したある専門家の物言いがちょっと気になったの
です。

最後に私はこう考えるのだけどどうですか?という語尾でまと
めるのですが、そこに至るまではこうした方がいい、ああすべ
きだと支援を否定し、問題を指摘し続けるのです。
指摘の内容にまったく問題はなく、おっしゃる通りなのですが
聞いていて不快感を感じること、この上なし。
この不快感は会議の場、全体に広がっていきましたがご本人
は気づいていない。

なぜだろうと思ったのですが、考えてみたらコンサルテーション
の構えで助言しているのではないからなのです。
専門家による専門家に対する助言だとすると、そこに絶対に
相手に対する尊重がなければならない。
何の筋合いがあって、一見の専門家風に相手の仕事の否定
が許されるのか。

思うのです。
最近は師弟の契りを結んだ関係でも、そう簡単に頭ごなしの
否定などはしてはならないのです。
望んだ関係であっても否定などしてはならないのです。

ヒトはつまらないものです。
内容でなく、言い方にひっかかる。
そうであるなら聞いてもらえる言い方をすべきです。
これって実は大事なこと。

あと気を付けなければならないのは、上席につくということは
師匠師範になることではありません。
ただの管理職であり、役職です。
そのヒトに師事する訳でも、雇ってもらうわけではない。
勘違いしてはいけない。
その辺りの勘違いがだいぶあると思うのです。
パワーハラスメントとかモラルハラスメントはそこから起こるの
です。
うるさくなったとか攻撃的になったとか縦社会が崩壊したという
ことではなく、古い側の人間の勘違いだと思うのです。
管理責任があなたにあるからと言ってあなたが決めて良い訳で
はない。
管理責任があなたにあるからといって部下はあなたの弟子でも
奴隷でもない。
これはコンサルテーションの関係でもスーパーバイザーとスーパ
ーバイジーの関係でも同様です。

これはとてもとても気を付けなければならないことです。

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