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要保護対応と地域福祉

 地域でさまざまなサービスやネットワーク、資源を使いなが
ら個人が選択しつつ生活することを「地域福祉」といいます。
地域差はありますが、少しずつ進んできた感があります。
一方、施設という居住系サービスで仕事をしていると、いろい
ろな現実的な景色はみえていろいろなことを考えます。

というのも、地域福祉の進展で居住系サービスが受け止める
べきケースは困難事例や要保護ケースになってきました。
それは百も承知二百も理解しています。
そのことはきっと地域も承知しているのでしょう。
けれども、現実は厳しいのです。
そして、その現実を前に地域は新しいまなざしを持って欲しい
のです。

要保護ケース=なんていっても保護という以上、保護の必
要性があるケースのことです。
ただ、知っておいてほしいのは、必ずしも保護が長期であると
か、居住系、入所系サービスであることがゴールではありませ
ん。

①ひとつには居住系、入所系の収容力には限界があること。
②もうひとつは分離、長期保護によって家族を分断し、再教育
や再統合の機会を奪うこと、絆を奪うのは得策ではないこと。
③地域福祉という観点を思うときに、危ういながらも地域で生活
することから個人を切り離すべきではないこと。
などがあります。

①だから②③がついてきた側面はあるのかもしれません。
ただ、育て直しや家族再統合というリカバリーのまなざしがなけ
れば社会における疎外や分断は深まっていくばかりです。
状況が変わらなければまなざしをかえるということもあるかも
しれません。

地域福祉はかなり手間がかかります。
いろんなものをつむぎ、つないでいく必要がある。
入所系に行ってしまえば地域の支援者はそりゃあ楽です。
でも、状況はもはや違う。

地域で、いろんな足場づくりをしながら生を支えていく。
ソーシャルワークが必要になってきます。
連携やケースワークが必要になってきます。
ライフステージを見つめた支援が必要になってきます。

危ういながらも地域で暮らすことを地域福祉というのだろうと思い
ます。

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