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愛着障害の連鎖を断ち切る

 虐待は世代間連鎖するといいます。
虐待だけではないのです。
子育て期に家族が困難の抱えていた場合、愛着の形成には
トラブルが生じます。
そのことが発達の課題や青年期以降のトラブル、アクシデント
とつながっていくことは少なくないようです。

「見捨てられ不安」
3歳頃、愛着を確立したヒトは、その安心感を基盤にチャレンジ
していきます。逆にそこがうまくいかなかった場合はその葛藤を
引きずるのだそうです。それを「見捨てられ不安」というのだとか。
受容や関係に対する強い強い渇望があります。

そして、「両価性」という心理状態にもよく直面するようです。
自己決定しにくい、選択しにくい。葛藤の中で揺れやすい。
よく考えてみれば、「対」という3歳の節目を乗り越えていないこ
とからこの心性は起こるのかも知れません。
2つの世界から抜け出していけない。
情動の調律や物事の決定は初期発達においては大人が援助
してするもの。ひとりじゃできない。
それがなければ、その時の状況を引きずるのは当然。

 愛着の形成はどのようにと最近いつも考えています。
援助レベルをあげることからなのかなと思います。
そのことが受容につながっていく。自立参加をいったん外す。
大人から与えるものを多く多くしていく。
課題を抱えた御家族への接し方も「安全な愛着を支える」ことが
大事なのでしょう。
こどもたちとは方法は違いますが、関係に対する安心感をプレ
ゼントすることが肝要なのではないか。

発達障害と愛着についても考えます。
その特性から愛着は拡散し、児童期後半に意外と深まったりす
るようです。この子たちの課題、共感や共同注意は愛着の下衣
概念や構成要素のはずです。その質と関連については検討して
いきたい。

思うのです。
愛着の形成を援助する。愛着障害の連鎖を断ち切ることが子育て
現場の仕事と言い切っても過言ではないのではないか。
「ヒトを好きにする、自分を好きにする」ってそういうことなのでは。

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