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乗り越えるべきもの

 刺激に反応しやすく、なんでもやりたがるAくん。
その基盤には発達障害があり、愛着形成の問題も抱えて
います。

難しいなあと思うのは、愛着形成のための受容と発達を支える
幼児的万能感の調整を両立させることです。
「ヒトは信用できるもの」ということと「人生思うに任せぬ事ばか
り」を両立させることはさじ加減に迷うものです。
ただ、このAくんは揺れながらも一定の愛着はできている部分が
あるので、万能感の調整に重きを置かれはじめています。

この幼児的万能感の調整で思ったのは、欲求の調整には「状況
の理解」「場面の理解」という知的でなおかつ対人的なスキルが
必要だということ。
「どうなれば欲求の実現ができる」という見通しがもてないと本人
の無駄足は増えます。
そこを支えることの大きさはあるようです。

この「幼児的万能感」の時代なんだろうなと思います。
「夢は願えばかなう。」みたいなキャンペーンをしてます。
その夢もテレビに出ているヒトが語るような夢。
そんなことはない。

これもまた愛着形成の問題なのだろうかと感じます。
じっくり受け入れながら、現実原則を示していくのが子育て。
欲求不満場面で揺れる情動を支えてくれるのも大人です。
ここにもかなりのバイタリティが必要です。
この深い関係、やりとりとバイタリティの欠落も時代の課題なの
かもしれません。

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