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生活上のあらわれと「処理速度」

 最近、我が社を利用している小学生のことです。

刺激に反応しやすく、どこかで新しいことがはじまるとすぐに
「自分も!」となります。
さりとて、すべてに参加できる訳でもなく、涙や残念な思いをす
ること多数。

一方、参加したらしたでなかなか終われない。

そして、知的にもそう高くはないために、いろいろな説明や理由
の飲み込みは容易ではありません。
納得もできにくい。

衝動性強く、聞き分けもない感じになっていてこの子は育てにく
いだろうなと思います。

 そんなこの子をみていて特に気になったのは「処理速度」の
ことです。
見た物にはパッと反応する割に、思考が遅かったり言語化に時
間が掛かったりしています。
あんまり生活の中で「処理速度」を問題にすることってありません
が実はみておきたいことなのかなと感じています。

処理速度が遅いから満足に時間がかかる。
処理速度が遅いから納得に時間がかかる。
処理速度が遅いから思いの表出や反応に時間がかかる。

そう考えた時に、早めの予告や考える時間を与えること、充足
できるようなゆったりしたストロークで活動をとることは必要なの
かもしれません。

そして、もう1つ大事なこと。
処理速度に焦点を当てると大人のいらだちが減少する気がする
のです。
刺激にとんでいき、切り替えできない、わからないこの子の「でき
ない」「わからない」「よけいなことをする」に大人はいらだちます。
そこではなく「遅い」に目を向けたときに、ちょっと柔らかい思考が
できそうです。

処理速度=学習能力の評価にのみ使われがちですが、生活
を支えるヒントにもしっかりしたいなと思いました。

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