« のび太くん | トップページ | 「マクロカウンセリング」が教えてくれること »

LD学会に行ってきました。

 ちょうど一週間前、LD学会に行ってきました。
3日間の内、1日というなまけものでしたが、得る物は多かっ
たです。

・幼児期の支援体制についてポスター発表しましたが、関心
は高かったように思います。
というより学会全体としては幼児期の支援に従事している
ヒトはそんなに多くないようで集中したのかしら。

・地域のシステムつくりに対する発表に関心を持って聞きま
した。どこの地域も資源とヒトがない中で工夫をしています。
 個人的には三鷹市が小中一貫の学校づくり、中学校区の
地域づくりと支援体制の整備を結びつけていて感心しました。

・ビジョントレーニングのシンポジウムに参加。
読み書きの困難の構造が目の機能にあるというのはなるほど
の事実です。発達障害というものが全般的で、連動的な困難
ということを改めて痛感しました。
しかし、今は一部で行われているこのトレーニングを広く展開
していくためにどうしたら?という点は容易ではなさそうです。
医療としては点数になりにくく、オプトメトリストは少なく、居ても
メガネ屋さんだったりして「メガネ屋でトレーニング?」ってこ
とも感じます。教育現場で副次的にやっていく他ないのか?
でも、「目のトレーニングが教育活動か?」っていうヒト居そう。

・ユニバーサルデザインのシンポジウムに参加
我が国でのこの分野のフロンティアのひとりである金子晴恵
さんのお話しをはじめてききました。
最近、ムキになってユニバーサルデザインやインクルーシブを
語っていますが、間違ってないなと感じました。
印象的だったのは、UD for teachinng じゃなくて UD for
learninngだよということ。
学びの主体性は教える側でなく、学ぶ側にあるんだよというこ
とです。そもそも当たり前だけど、ひとつ、一斉、集団に適応す
るという学びの場の構造のために、大きくぶれていた原則です。

発達障害についての理解と支援の先は必ずUDでなければい
けないのかもしれないとさえ思っています。
入り口は困難をどう理解し支援するかだけれど、実は困難は
困難ではなく、皆の中にある多様性で、その多様性を前提に
した社会を構築していくことがこれからの我々の目指すべき
所なのでしょう。
許容度高く、すべてがバラエティーに富んでいる世界。

そんなことを思うと、金子先生の朗らかな様子になんだかとっ
ても打たれました。
金子先生のブログ「先生が明日からできること」に資料が公
開されています。ぜひ、どうぞ。

 たった1日だけでしたが、刺激をうけた学会参加でした。
もどってくると地域の現状に考え込んでしまうことも少なくない
はずです。
どうしようもない啓蒙啓発にまたもどるのかもしれない。
けれども、同じような状況を抱えて試行錯誤している支援者が
全国にも居ることも確認でき、現場からの創造の必要性を思い
ます。
新しい取り組みは苦しい日常から生まれるのだと。

※ランキングに参加しています。よかったらクリックを

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 教育者(幼児教育)へ

|

« のび太くん | トップページ | 「マクロカウンセリング」が教えてくれること »

支援の手がかり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1218808/41965645

この記事へのトラックバック一覧です: LD学会に行ってきました。:

« のび太くん | トップページ | 「マクロカウンセリング」が教えてくれること »