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5歳児健診・5歳児相談

 ある所で5歳児相談を次年度企画したいということで意見を
求められました。

5歳児健診は発達障害の発見をターゲットに行われるように
なってきています。
その年齢の集団参加で課題を抱える個が多いという特性を
みて、幼保園の協力を得ながら実施するものです。
色々な方法論が広がっていますが、顕在化特性を見ながら
地域に支援体制を整備しながら行わなければならないので
必要性を感じていても実施できない自治体は多いです。

・医師の確保が難しい。
予算的にも、専門医という点でも。

・実施後の支援体制つくりにバイタリティーが必要。
発見はフォローと連動しなければ意味がありませんが、相談
体制もリソースプログラムなどのトレーニングの場も不足して
います。

・悉皆健診(みんなやる)にはマンパワーも予算もたりない。

 このまちではそんな状況を受けながらもケースの増大に伴っ
5歳児における相談を組んでみようとしています。

・悉皆健診ではなく、経過観察児や集団参加後の様子で園や
家族が動機をもったこどもを対象にする。

・園と、教委との共同。特別支援教育、就学指導との接続を
最初から意図する。

・心理職との連携、アセスメント。

私がお話ししたのは…

・5歳時のチェック機能設置は賛成
 園の発達評価機能の低さと就学を視野に入れた場合には
個々でチェック、支援の場を用意することは有効。

・「健診でなく相談」も賛成
悉皆健診では拾いすぎてしまう。
特性のある個がすべて障害児ではないのだけれど、
健診にすると今の保健のまなざしでは障害有無ベースになり、
拾い過ぎてしまう。

・園からの資料提出とともに相談にも陪席をしてもらっては?
家族との問題の共有にはその方が有効。

・フォローのありかたは必ずしもリソースベースでなくても
リソースをどう整備するか?キャパシティをどうするか?というこ
とに腐心しておられたので、発見後必ずしもトレーニングではなく
園訪問の強化や継続相談でのフォローもフォローだと提案しまし
た。

早期発見を巡ってはいろいろな動向があります。
就学までの時間をみると4歳から4歳6ヶ月健診でどうだ?という
声や実践があるようです。
また、医療的には10ヶ月での発見を目指したいのだとか。
まあ、でも検出と家族との共有にギャップがあるのが発達障害です。
早けりゃいいもんじゃありません。
支援する側の都合や医療モデルだけでなく、家族の文脈にあわせ
た支援体制の組み方が重要だと思います。

伝わらなければ伝えないのと同じだと思うのです。

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