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過渡期にある「特別支援学校のセンター的機能」

 特別支援学校の先生達とお話ししました。

うかがうと、センター的機能の状況は様々で、本当に地域の
情勢を反映しているようです。
先日、LD学会でも同様でした。

センター的機能=地域の特別支援教育へのヘルプ、発達障
害の支援についてのノウハウの提供ということと言っていいの
でしょうが、特別支援学校がある市町の体制によって注文は
様々なようです。

特別支援教育正式実施から5年。
巡回相談や専門家チームの設置状況、各学校・各教員の支援
の蓄積は進んでいます。
その結果、地域によっては特別支援学校への発注自体が減少
していっているようです。

「発達障害とは?」という時期には特別支援学校の持つノウハ
ウは有効でしたが、進んでくると高機能群への学習保障やクラ
ス作り等自らで探求創造しなければならないことが増えてきます。
特別支援学校には蓄積されていない事柄になってきます。
それが状況の変化を呼んでいるようです。

 特別支援学校の苦しい状況もうかがいました。
校務がどんどん忙しくなってきて、「どうして外へ出るのか?」と
いう声も校内からあがるのだそうです。
この発言自体はまったくナンセンスで、発言者の心のありようを
疑いますが、状況は理解できます。

特別支援学校自体は肥大しており、ケースも養護性や過敏性
が高いこどもが増えています。
これは苦しい。

専門性は拡大しており、拡散していっています。
アウトリーチをしていかなければならない一方で、やってくるこど
も達の困難性は増しており、現場に縛りつけられます。
地域に資源はふえてもいます。

以前のように「障害といえば特別支援学校」ではなくなってきて
いるというのが事実でしょう。
気をつけないと、地域と乖離した象牙の塔になってしまう。
そんな中で地域とどうつながっていくか。
地域に何を提供していくか。
特別支援学校のセンター的機能は過渡期なのではないでしょうか?

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