« 家族と専門家をつなぐ目的 | トップページ | 特徴的ではないケースをみる »

リソースルームとインクルーシブ・ユニバーサルデザインの関係

 ある先進的なとりくみをしている園の実践をはさんで色々、
考えています。

インクルーシブやユニバーサルデザインが進めばリソースルー
ムは不要かどうかというとそんなこともないのだろうなと思って
います。
むしろ、抽出というメニューも多様な手立ての中にちゃんとある
というのがインクルーシブ・ユニバーサルデザインなのだろうと。

場の多様性は重要な学びの要素です。
情報の受容や表出、行動の方法を多様にすることの要素の中
に、どんな集団や関係の中で学ぶかというのは含まれている
はず。
「とにかく集団の中で」だけ進めていっては本質を欠く。
理念先行で実態に合わなくなってしまう。

内容やとりくみに配慮されても集団の中でいれば過敏性の高い
個はずっと頑張れはしないし、影響も小さくない。
なんとなく待つ場面もなくならないだろう。
プログラムの遂行に場の要素は小さくなく、そのことは考慮に
値するはずです。

まあでも、UDLが進めば集団内の学びの多様性=個別学習性
は進展し、抽出の必要性はうんと減少します。

 もうひとつ思ったこと。
この個の学びの方向性は?とかこの園、クラスの学びのポイン
トや軸は?と我々は考えがちです。
でも、そうした理念的な方針を大人の視点で無理矢理考えださ
ないのがUDLなんだろうなと思うのです。

支援に意図性が必要ですが、For Learner である以上、大人の
教えたいことではなく、こどもの学びたいことに依拠すべき。
こどもの学びたいこと=発達に依拠すべき。

となると、方向性や方法の択一でなく、こどもが望み、必要な事
はなんでもやる。
そんな折衷主義がUDLなのだろうと思い始めました。

支援の意図性は発達段階を理解してそこに向かう道のりを保障
することであり、大人が勝手にあってほしい姿に導くことではない。

課題、活動は学習者の状況でどんどん展開したり、動いていくだ
ろう。
支援者の面白みはそのことをどう支えていくかに変わっていくだ
ろう。授業案、指導案にこどもが美しく乗っかることではなくなる
だろう。

だぶん、まだまだ私の理解も理念的で表層的。
自分の状況でしかものを考えていないのだろう。

でも、UDLの基盤がやっぱり発達であること。
そのことに気づいたのはうれしいことです。

「発達」が教えてくれること。

※ランキングに参加しています。よかったらクリックを

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 教育者(幼児教育)へ

|

« 家族と専門家をつなぐ目的 | トップページ | 特徴的ではないケースをみる »

支援の手がかり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1218808/42615143

この記事へのトラックバック一覧です: リソースルームとインクルーシブ・ユニバーサルデザインの関係:

« 家族と専門家をつなぐ目的 | トップページ | 特徴的ではないケースをみる »