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解釈しすぎない

 ちょっと思ったのです。
多様な育ちと向き合うということ。

特性は多様、あらわれも多様。
行動問題もあるとすれば多様。

 後輩が新人を指導していました。
ちょっとみたこどもの姿で何か色々な解釈を話している。
なんだかちょっと違うなあ。
なんだかちょっと表層的だなあ。
知識にこどもの姿を押し入れているように聞こえるのです。
それって本当にこの個の姿かなあ。

ある程度の見立てができるというのは大事なスキルです。
けれども、原因も結果もそんな単線的ではない。
最初から予断をもって見過ぎないことは大切なのだと思います。

あとは図鑑みたいに診断名にあてはめない。
ちょっとわかるとラベリングしたくなりますが、実はそのことは
本質ではありません。
スペクトラムだから。
例外にぶちあたります。
そこで混乱する。また、解釈におぼれてしまう。
特性は有無ではなく、濃淡や強弱だったりするのです。
そんなわかりにくいもの解釈するほうが難しいのです。

「仮に理解して支援する」といいます。
それ以上のことはないと思うのです。
入り口の理解は、「このヒトは困難を抱えている」でいいのです。
特性っぽいものがひとつでもあったらそうかもしれないで支援
がはじまる。
うまくいかないことがあったら、やらないじゃなくてできないで
支援をはじめる。
やらないじゃなくてわからないで支援をはじめる。
粗暴なヒトがいたら「こいつ!」じゃなくて、この個をそうさせて
いる原因にアプローチする。

そこでやることは実はそんなに色々ない。
ユニバーサルデザインとかABAとか視覚支援とか愛着形成
などがツールです。
とにかく存在を保障していく。
わかる、できるを支える。

特性や診断名に1対1の対処法があると思いがちです。
そんなことはありません。

そして、よく考えるとシンプルにとらえる方が無理がなかったり
するのです。

まあ、ともかく難しい育ちです。
それを理解して専門家の階段をのぼるのも難しいことです。

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