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「甘さ」をプレゼントするという手だて

 ケース会議をしました。
もっぱら被虐待のこどもたちにどんなことをいうことが議論に。
受容はもちろんだけど、さまざまに表現され、課題になる関係
をどのようにということについて共有しました。

・適切な距離感の必要性

①巻き込みや再現のない要求、感情の爆発などに対しては
やはりただ密着や受容だけでなく距離感が必要なのではない
か?一定のものを保障した後は適切な関係や自己理解のた
めにちょっと間合いを持つ機会も必要。

②「待つ」ことのトレーニング
発達障害にしても被虐待にしても要求は強い。
相手に求める力は強いけれど、相手との関係を結ぶ力は弱く
要求と対になる応答や反応も適切でないことが少なくない。
要求にこたえることは関係性の構築の手だてとしては基本です。
ただ、そこに状況や順序、相手の都合に応じた「待つ」を入れて
いくことが必要だと思うのです。
要求の充足はすぐでなくてもよい。むしろタイムタグが必要。
初期関係がとれた後は、待ってもらうためのステップを刻むこ
とが支援になるのだろう。

・愛着の意味を考えた時に…
 一方で、「~してあげる」ことの重要性も話題になりました。
子育ては自立に向かったカードをのみ切りがちで
行動問題があるヒトには対処やリスクを考えがちで
これは当然なこと。
そして、適切な反応をした時に強化するという行動理論に基づ
いて行動形成していこうというのも当然のこと。
でも、それだけではうまくいっていないのはなぜだろうと思ったの
です。

愛着は甘美なもの。
優しい穏やかな感情体験をどう提供するかということもポイント
なのかもしれません。
その感情体験が強化子になるように。

となると、もちろん、ほめることは大事でうけとめることも重要。
他にもあったのです。
「他者が何かをしてあげること」
ヒトに何かをしてもらってうれしくないことはない。
助けてもらってうれしくないことはない。
きっちり援助していくことの重要性がわかった気がします。
受け身にしていくことで甘美な感情体験を提供していく。
自立している個にも。
知的な問題が大きくない個にも。
どう甘美な感情体験を積み上げていくかも重要な方法論なのかも
しれません。

ちょっとだけ整理できてきました。

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