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2012年9月

ちょっと待て!

 ある専門職の方から相談を受けました。
ご自身のおこさんのことです。
気になるあらわれがあると園に指摘されたとのことです。
そのことについては求められたお尋ねに対するお答えをしま
した。
そのことはいいのです。

気になったのは、その園の先生は親御さんに
「あなた専門職なんだからどうして気がつかなかったの?早く
対応しなかったの?」と述べたというのです。

あまりにひどい話です。
共感性というのものがまったくない。
どうしてこんなヒトが支援者やっているのかさえ疑いたくなる。

専門職だからこそそれなりの視点と間合いで向き合っている
のです。
専門職だからたじろぐのです。
専門職だから気づかないのです。
専門職だから気づかない素振りをするのです。
専門職だから自分のこどものことはみえないのです。
専門職だから自分のこどものことがみえない自分に困惑する
のです。

このこと忘れないようにしたい。
「自分が言われて嫌なこと、他人に言うんじゃない。」
私は自分のお母ちゃんに言われました。

基本のきなんだけど忘れてしまうのです。

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生活文脈

 臨床発達心理士会全国大会で出かけて、いちばん良かった
ことはと言えば「生活文脈を通した支援」ということを確認した
ことです。

生活の場面で、
生活の関係で、
生活のストーリーで
育ちを支えていく。
トラブルやアクシデントを受け止めて意味にしていく。

そのことの再確認ができたことは大きな支えになりました。

入所施設では生活に追われます。お世話に追われます。
これでいいのか?このことの意味は何か?とぶれてしまいがち。
なんとか法やなんとかプログラムやなんとか学習に比べて意味は
薄いのではないかと思い込みがち。

でも、発達は生活の中にあり、生活と乖離した支援はないという
こと。
ちょっと忘れてました。

同時に、最近読んだ全く違う観点からの本にも同じようなことが
書いてあって意を強くしたのです。

生活に意味がある。

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巡回相談

特別支援教育における巡回相談。
どうも全国的にさまざまなんですね。

我が県では市町が巡回相談員を雇いあげるのが形になってい
ます。
全国的には特別支援学校がセンター的機能でやっている所も
かなりある様子。

体制作りにとってどんなスタイルがいいのでしょう?

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それから

臨床発達心理士会全国大会、プログラムをみて気づいたのは…
自己理解など青年期の支援についての研究やシンポジウムが
増えてきたこと。

ここなんですね、いよいよ。

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ソーシャルストーリーとコミック会話

全国大会で服巻先生のワークショップがあり、ソーシャルスト
ーリーとコミック会話の入り口を教えていただきました。

ソーシャルストーリーは書き方が明確にあるようです。
というのも大人が都合で彼らの思いに添わないことを織り込ん
だり、禁止をした結果、他者に対する不信感が生じたり、視覚
支援などに対する拒否につながったりすることがあるとのことで
す。
90年代のアメリカでそんな乱用があり、今は公認指導者やワー
クショップなどをおいているそうです。
なるほど。

一方、コミック会話は独学できるもの。
会話の視覚化を目的にし、会話の支えになるもので、お話しな
がら描くものだそうです。

どちらも自閉症スペクトラムの人たちに対する深い理解を土台
に、彼らの育ちや生活、表出を支えるためのコミュニケーション
ツールなのだと感じました。

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支援システム

これも全国大会の話題です。

支援システムについてのシンポジウムをやりました。
全国大会の名前をかりて県内の優れた実践をまとめてきくとい
う自分勝手な企画です(笑)

会場満室、盛況でした。
時間の都合上、フロアとやりとりできなかったのですがどうだっ
たのだろう?

県内の人々には好評でした。
なかなかシステムについて議論することないのです。
本当はもう一回県内でやりたい。

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インクルーシブ

臨床発達心理士会全国大会に来ています。

おおきな話題のひとつにインクルーシブがあります。
障害者の権利条約批准のために国内体制、法律の整備が
進んでいます。

なんだか中身はまだまだですが、そこに向かっていることは
確かです。

インクルーシブ教育についてもききましたが、よくわからなかっ
たというのが本当の所。
就学指導の小細工が多い気がしました。

基本みんな一緒そこから必要性にそった広がりを作ればよいと
思いますが、いかに分けるか?家族を説得するかになっている
のが疑問。

合理的配慮という言葉をききましたが、就学指導でつかう言葉
じゃなさそうです。

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「もうやってます!」

 ある地域のケース会議でのひとこま。
どうもケース提出者の顔が腑に落ちていないので帰り際に声
かけると…

「今日提案されたことはもうやっていてうまくいかなかったんです。」
「この個は障害をもっているのでしょうか?」
「担任ひとりじゃ無理」
とおきまりのコースが出てきました。

日中はそこそこまわっていますが、家庭との対比が大きく家庭
で過ごしにくいようです。
家族は困り感は強いが実行力はまるでありません。
家族性の困難もあって。
「昼間の薬をよるまで効かせろ!」みたいな支援が求められてい
ます。
まあ、困難事例ですね。

支援が支援者の手の中に入っていない。

ちょっとやりとりはざわつきましたが、やりとりしました。
・方法の善し悪しでなく、取り組みの甘さやステップに問題あり。
・障害あるかもしれないけれど、診断容易につかない。
診断つけて通級や特別支援学級という方向性は都合良すぎる。
・定着や自立をターゲットにしては無理。
よき時間の創造からはじまる。
要求水準が高すぎる。

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眠りをみつめる-睡眠障害

 最近、入所してきた個が朝寝坊をはじめました。
いいことだと思っています。

愛着障害のあらわれの中に睡眠の問題があることがあります。
警戒警報が鳴りっぱなしの生活の中では弛緩が難しい。
その中で夜、睡眠中におこなわれるはずの記憶の整理だったり
睡眠時に分泌されるホルモンによっておこる脳機能の改善や発
達に問題がおこっているとも言われています。

なかなか入眠できないけれども、すぐ起きてしまう。
そんな個が朝、ゆっくり起きてくるようになった。
ちょっとは安心できるようになったのではないか?
そろそろ改善がはじまるのではないか?
そんな期待を感じました。

ちょっと気を付けなければならないこと。
朝のむかえかた。
大人は遅いと遅いといいそう。自分の都合で。
おはよう。よき起きてきたねといいたい。

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愛着障害への支援の構造

ある保育現場からのお尋ねが共感できるものでした。
主任、園長先生のまなざしです。

若い担任の先生が愛着障害の個を受け止めようとして苦しん
でいるのをみるのが切ないというのです。
こどもの要求は際限なく、クラス運営との狭間でどこまで受け
止めるかで悩み苦しんでいるというのです。

うちの若いスタッフも同様です。

助けに入りたいね。共感してあげたいね。とまずお話しました。
そして、未熟の問題ではなくその個に選択された関係の中で
起こっていることだと。

そして、待たせる、要求の実現に間合いや条件をちょっとつけ
ることの必要性を共有しました。

支援技術としてちゃんと与えた後は待たせていいと思うのです。
いろいろ葛藤があると思いますが、個を支える技術として対応
してこれは認められる。

情動の調整は密着からはじまりますが、その密着を土台に自
己コントロールできるように支えていくのがステップのはず。
関係を深めるのは密着だけでなく、密着を深めるのは密着だ
けでないはず。
育ちは揺らしながら安定を作っていくもの。
そう考えれば間合いをおくことは大切な技術です。
ベテランが間合いを保てるのはこのことを体験的に知っている
からなのだと思います。

途中途中揺れるかもしれませんが、それも必要な旅だとチーム
で確認し対応していく。
受容の一環として間合いをおく。確かな自己を肯定的な自己を
育てるためにしっかり間合いをおく。

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出生前診断

 ダウン症などの出生前診断ができるようになってきた…とい
う報道が最近されました。
いろいろ考えます。

子育てが難しい時代に、予測できる困難を軽減できるなら選択
としておこなうことは否定できないのかもしれません。

でも、選択とはいいながらもヒトは困難を選択することはなかなか
難しい。命と可能性を奪うことになっていってしまうのか?

こどもが「授かりもの」ではなくなって、「つくるもの」になってから
なにかが疎外されていったのです。
ここでも何かがおこっていってしまうのか…

今、現実に豊かな可能性をみせてくれているダウン症のあの子
やこの個のことを思います。
我々はこの豊かさに出会う機会を減じていってしまうのだろうか?

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世間のまなざし

 全然細かい事情を知らない知り合いから
「先生はこどものことがわかるの?」
「あの子大丈夫そうにみえるけど?」
とお尋ねがありました。
なんとなく文脈としては、私の名人芸みたいな流れになったの
ですが否定するのも肯定するのも違うのでサラッとお話して
来ました。

発達障害ってこういう景色でみえるのだと思うのです。
わかりにくさってここなのだろう。

世間が、家族がわからないと声高に叫ぶきらいがありますが、
私は見える景色に着目しなければならないと思っています。
片方側からだけの思いじゃなくて、みえてしまう景色を冷静に
分析しなければ理解を支える手だてはくめないのだと思います。

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