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2013年1月

クラスで支援するための方法論を提案しているのですが…

 今年度は「クラスで支援するための方法論」を問われることが
多いのです。
それはそうでしょう。
一割くらいは発達に課題があり、個別の配慮が必要なのですか
ら。
そんな訳で最近はそんな提案をしています。
基本的にはユニバーサルデザインです。
それしかない。
「個別支援が必要なヒトがいっぱいいるからそんなクラスをどう
にか運営することを教えてほしい。」という文脈で求められますが
そうではなくて「発達障害児にとって暮らしやすいクラスはみんな
も暮らしやすい。」みんなにとっての居心地のよさをどうつくってい
くかということを提案したいと思っています。

具体的には提案の切り口は3つです。
・提示、環境、場つくりのありかた
・発達をとらえたクラス、個への支援
・関係をつなぐやりとり

もうひとつ大事なことがあります。
基本的には特性や個別的な配慮、支援についての理解や実践
があることが大事だと思うのです。
「課題のある個たちに有効な手だてはみんなにも有効」という発
信をするのですから、その方法論についての理解や肯定受容
がなければなりたちません。

というのは、けっこう拒否はあるのです。
「こんなことまでしなければならないのか。」
「こどもをコントロールするための手立てではないのか。」
「クラスが大事、個のことを知りたい訳じゃない、できないから。」
「発達は待つことが大事」

大人の都合にならないように
大人の無理解や狭い視点のためにこどもが不利にならないように
多様な育ちには多様な手立てを探すように
ひとつの手立てに固着しない、妄信的にならない。

基盤はそこからはじまるんだろうなと思っています。

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しっかり手伝う

 最近はこんな言い回しを大事にしています。
自立に向かっての前に「しっかり手伝う」ことが必要だと思うの
です。

自立に向かうステップを発達的に捉えた時に、共同や共感が
必須であり、依存と援助が必須です。
でも、そのことを疎外して自立を語ることがあまりに多い。
ひとりで飛び立つためには関係が必要だと思うのです。

「がんばれ、やっておいで」という言葉をしまっておくことにしま
した。
最初にかける言葉は「いっしょにやろうか。」と「手伝ってあげよ
うね。」にしました。

とにかく関係が土台だと思うのです。

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そもそも行き先が違う

 個別のプランつくりの講座をおえてプランの添削がまわって
きました。
プランをみて愕然…

・行動目標をたてよう。
・評価できる目標をたてよう。
・手立てを具体的に。

と講座で提示したことがまるで取り入れてないのです。

長期目標をみせてもらうと
・自分で〜する
・ひとりで〜する
・喜んで〜する

のオンパレード。

特に「喜んで〜する」ってなんでしょう?
拒否的な個、マイペースな個をターゲットにしているのはなんと
なくわかりますが、「喜んで」をどう評価するのか?
「喜んで」は価値の押し付けです。
あんまりです。

思ったのは、きっと発達の課題を持つこどもに対するこども観が
まだまだ個にそっていないのです。
特性が肯定されていないのです。

・できないことをできるように
・みんなと同じように
・ふつうにする
と思っているんじゃあるまいか?

トップダウンを押し付け過ぎていないか?
プランの作成が必要な時点で、スモールステップが必要で、ボト
ムアップ中心の行動形成が必要だと思うのです。
枠にはめるまなざしではなく、こどもと一緒に枠をつくっていくよう
な支援をしたいものです。

まだまだやることがあります。

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新しい年のはじまりに-通級指導教室のありかたー

 新年あけましておめでとうございます。
もう1月も半月が過ぎてしまいましたが、のんきに始動します。

まあ、正直いいますとなかなか気乗りしなかったというのも
本当のところで、「がんばります。」なんて新年の決意を言語化
する気力がなかったのが本当のところです。

だからといってまるでダメでもなく、そこそこやっております。
元気な時には意欲的生産的。
そうでないときは腐っております。
冬場、気鬱なのは仕方ないかな…
今、「のんきに始動します。」とかいてなんだかちょっとやる気
と自己肯定感がふつふつと湧いてきました。 

 そんな中でも先週、ちょっと得心した事柄があったので新年
最初の記事にしますね。

あるまちの特別支援教育専門家チーム会議がありました。
今回は通級指導教室について検討をしました。

運用の実態は難しいものがあります。
通級が、学籍の移動を拒んでいるケースの受け皿になっている
部分がだいぶあったり、低学年の就学における保険のような
役割もしています。
本質的な利用の方法ではありませんが、ある過程では必要な
部分もあります。

利用希望、待機は多い。
枠をふやせばいいのか?
通級が拡大していくことは教室での支援の力を奪うことになら
ないか?
特別支援学級の存在意義がなくなってきてしまうのでのはない
か?
そんなことも浮かびます。

そんな中である大学の先生のコメントが印象的でした。
通級指導教室の目的は、①アセスメント ②自己肯定感を高め
ることだときっぱりおっしゃったのです。きっぱりと。

そうそう、週何回といった時間の中ではなにかを積み上げること
は容易ではないのです。
本人の力を分析して、自己肯定感を高め、クラスと担任に返して
いく。このことが通級の役割。

本人の力を分析する…
特性や課題を精査するばかりではなく、強い力や得意を発見す
る。

この言葉でリソースルームの役割、個別支援の役割を改めて確
認した気がしました。

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