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クラスで支援するための方法論を提案しているのですが…

 今年度は「クラスで支援するための方法論」を問われることが
多いのです。
それはそうでしょう。
一割くらいは発達に課題があり、個別の配慮が必要なのですか
ら。
そんな訳で最近はそんな提案をしています。
基本的にはユニバーサルデザインです。
それしかない。
「個別支援が必要なヒトがいっぱいいるからそんなクラスをどう
にか運営することを教えてほしい。」という文脈で求められますが
そうではなくて「発達障害児にとって暮らしやすいクラスはみんな
も暮らしやすい。」みんなにとっての居心地のよさをどうつくってい
くかということを提案したいと思っています。

具体的には提案の切り口は3つです。
・提示、環境、場つくりのありかた
・発達をとらえたクラス、個への支援
・関係をつなぐやりとり

もうひとつ大事なことがあります。
基本的には特性や個別的な配慮、支援についての理解や実践
があることが大事だと思うのです。
「課題のある個たちに有効な手だてはみんなにも有効」という発
信をするのですから、その方法論についての理解や肯定受容
がなければなりたちません。

というのは、けっこう拒否はあるのです。
「こんなことまでしなければならないのか。」
「こどもをコントロールするための手立てではないのか。」
「クラスが大事、個のことを知りたい訳じゃない、できないから。」
「発達は待つことが大事」

大人の都合にならないように
大人の無理解や狭い視点のためにこどもが不利にならないように
多様な育ちには多様な手立てを探すように
ひとつの手立てに固着しない、妄信的にならない。

基盤はそこからはじまるんだろうなと思っています。

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支援の手がかり」カテゴリの記事

コメント

ごもっともです。しかしながら、実際に取り組んでみて、これは至極難しい…と感じます。地域性もあるだろうし、学校毎の文化というか、そういうものもあるようにも思いますが。「個」という視点「発達」という視点がとても薄っぺらなのを感じます。おっしゃるとおり、即効性のあるものや個をコントロールする術みたいなものを求められるのだけれど、やはりまずは個への対応を行う中で、「個」や「発達」への視点をもっていただくということ。その変容の中で、ユニバーサルデザインを提案していく…これもなかなか難しさがありますが…ユニバーサルデザインの発想がゼロの学校もあり、そういうところは結局、いきなり100の提案をされることになるわけで、であれば0を選択する…ということになってしまう…これは私の失敗談です…ですから、やはり、個を通して0と100の間を作っていくことが必要な学校が多と思います。私の活動地域は田舎ですから、事情が違うことでしょう。しっかりとユニバーサルデザインを取り入れているという学校は、おおかた管理職や教委からのトップダウン的に取り組んでいる学校が多いように思います。私の地域を考えれば、この取り組みはとても気の遠くなるような時間を要するだろうと考えますが、それぞれで必死に取り組んでいらっしゃる方々を思い、一緒にやっているつもりで進みたいと思います。ながながと失礼いたしました。

投稿: 923 | 2013年1月30日 (水) 08時48分

923様
 いつもありがとうございます。
「地域性」わかります。
ある程度、自分がならした地域でUDやインクルーシブを語っているのも本当です。
まあ、個の特性やわかって個別的な支援も園や学校でぼちぼちやっている。そういう個にはそういう配慮がクラスの中ではまあ必要であるという基本土台はなんとか育ってきている地域です。

啓蒙啓発の方法論やプロセスってありますよね。
語り口も。

実は今回はどこかで
「発達に課題のある個を数人抱えて大変でしょ?そこでやっていく妙案ってこういうことしかないのよ。」というニュアンスも含んで語ってきました。
とってもイヤですが、そういう言い回しや切り口なら理解してくれる文化の持ち主もあります。

できそうな方法を伝える。
わかってくれそうな言い回しをする。
そんな工夫もしています。

あとはおんなじことをずーーと言い続けるとか。

投稿: けやき堂 | 2013年2月 2日 (土) 07時47分

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