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反「経験不足」論

 あんまりないのですが、絶対この言い回しと眼差しだけは使
わないと決めているフレーズがあります。
それは「経験不足」

というのは少し前、発達の課題のあるこどもたちの原因探求に
盛んに使われた安易ないいまわしだからです。
こどもの育ちの質をみることができない支援者がこの言い回し
でこどもを捉え、その原因として家族の養育に問題を押し付け
ていました。

それもありますが、「経験すればいいのか?」という所も大きな
違和感です。
経験重視は鍛錬主義につながります。
育ちの構造を見る目にはならない。

最近はそんな言い回しは減ってきました。
特性や障害という視点が進展してきたのかもしれませんし、これ
だけみんなが経験不足しているとそのことを論じることが無意味
なのかもしれません。
現場のこどもの姿を理解し、支えるのは現場でという視点が浸透
してきたのかもしれません。

発達のおくれやでこぼこがある場合、困難の第一原因はそれなの
です。どう経験したかや育てられたかが一番ではない。

わたし経験もたくさんあるのです。
施設生活がながいこどもが居ます。
経験は圧倒的に少ないはずですが、知っていることはたくさんあり
ます。
知識の広がりは豊かです。

最近びっくりしたことがありました。
とんでもない言葉の混同をしたこどもがいました。
要保護家庭ですから経験はとんでもなく少ない。
けれども、この個の大きな課題は知的な理解の問題です。

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