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2013年7月

「重さ」が困難でない事例

 むかしお付き合いのあったおこさんのお宅にお邪魔しました。

伺うと事前にお伝えしてありました。
すると、私に習っている太鼓を見せたいとすっかり太鼓ショー
のしたくがしてありました。
どうやら太鼓ショーのポスター風をつくったらしく貼ってあった
そうです。
ひょっとしたら近所に触れ回ったかもしないのだそうです。

その後、お母さんに急用が生じて私とお留守番。
急にゲリラ豪雨がやってきました。
暗くなると懐中電灯をどこからか持ち出した彼。
ちょっと楽しそうでもあります。
その後、果たして停電。
彼はブレーカーの方に私を呼びます。
よくわかっています。

お母さんの困り事は…
この頃早起きして勝手のパンをトーストして食べてるのだと
いいます。
ちょっと自慢げに。

こんな彼にはほとんど言葉がありません。
ただ、本当にヒトが好きです。
まだまだマイペースですが、頑固ではありません。
3歳の節目に到達して自分でやりたい!ひとりでやりたい思い
がいっぱいです。

 いろんなことを思いました。
ひとつには10歳の節目ということ。
療育時代1歳からのお付き合いの彼の10歳ほどの姿。
小さい頃がんばった子育ては10歳頃花開くよということです。
まあまあADLは確立して課題はコミュニケーションや余暇だと
いいます。
あの時の日々はここにつながっていったんだなと感慨です。

もうひとつ。
この朗らかさ、対人志向性・生活力を思ったとき、「重さ」は
必ずしも困難でないかもしれないと思ったのです。

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2つの支援とまなざし

 新しくはじまった研究会でのことです。
個別支援をしているNPOのスタッフと通級指導教室のスタッフ
が共に参加してくれました。

NPOではお金をいただいて学習支援やSSTをしています。
通級では同じようなことに加えて感覚統合やビジョントレーニン
グをしているとのことでした。

お金をもらっているからこそ困難にまっすぐアプローチしていく。
お金をもらっていないからこそ直接的な困難ではないが、背景
となっている分野にアプローチできる余裕がある。

どちらも大事なまなざしです。

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ベルギー国王の演説

 ベルギー国王がかわったと報道されました。
新国王は演説で
「我々の国の豊かさは多様性を強みとすることにある。」
と述べたそうです。
背景は言語文化が異なる2派の国内対立が深まっていること
にあるとのことですが、このフレーズ素敵だと思いませんか?

多様であることは強みだ。
揃っていないことは強みだ。

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くだらない

 園内研修のお手伝いに伺いました。
とてもいい保育をしていました。

年長さんの保育が印象的でした。
教材教具を使った遊びを小さい頃は「会社」といったそうです
が、最近は「研究」とこどもたちが名付けて自ら発見し学び
とる日々を送っているそうです。

最初はこどもたちのそんな要求に答えていくことに担任の先生
も抵抗があり、「私の意図があったのに…」と思うことも多かっ
たといいます。
ただ、こどもたちの様子をみていると、意図しようと思っていた
学びは内在していることがわかり、考えがかわったのだと教え
てくれました。

そんなひとりひとりの学びがみんなにつながって集団の活動に
もなっっています。

もちろん、すべてがそれで展開しているのではなく、提示され
設定された活動があります。

ここではもちろん構造化や視覚化も行われています。
保育の重要な軸にユニバーサルデザインがあります。
リソースルームも運営しており、インクルーシブも向かうべき
方向だと確認されています。

 そんな保育を公開したそうです。
参観者の感想
「先生の保育は自由保育ね。この保育の集団を求めても無理
ね。」とあったそうです。

これをきいて愕然としました。
この視点がインクルーシブやユニバーサルデザインを邪魔する
のでしょう。
「自由か設定か」という二元論でしか保育が捉えられておらず
保育研究の枠はそこしかないと思っている。
設定は一斉でしか実現しないと思っていて、設定された保育が
集団の保育だと思っている。
この視点、学校保育に巣食う害悪といっていい。

私には個が有機的に結びついた先の集団がみえました。
保育場面のそこここに保育者の意図がみえました。

保育技術ということは、活動やこどもの動かし方だけじゃない。
こどもが生き生きと学び出す教材教具をそっと用意すること。
よく動ける、刺激を低減する環境を用意すること。
よくこどもがわかって活動できる視覚的支援を用意すること。
これもすべて保育技術だといえます。

 ちょっと難しいのは当たり前の取り組みが先進的なとりくみで
ある現状があり、守旧派と戦っていかねばならないこと。
この園は古い保育観と戦う必要があり、依然として」チョーク&
トークで授業が進む学校と戦う必要があります。

がんばれ。

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相談のポイント

相談支援従事者研修にまた来ています。


今日はちょっと実習あったのですが、見学していた感想です。


プラン提示の面談ですが、その際にもよく尋ねること、確認すること、傾聴すること大事だなと思いました。


インテークやアセスメントでなくてもいい面接には対話があります。


そしてプラン提示場面でもすべてを決めておかないで選択の余地を残すことも豊かなやりとりには大切だなと感じました。

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保育園での研修のゆくさき

 ある保育園の研修のお手伝いが数年になりました。
この月末にも予定されています。
あたらしいコンセプトではじまったこの園の研修の取り組みは
興味深いものがあります。
支援の発達段階とでもいえるものです。

・発達障害の理解からはじまり
・ユニバーサルデザインに根ざした保育研究が土台になり
・リソースプログラムの模索も出てきて
・発達のおさえが必要になってきて
・教材研究と環境調整に目が向き…

今年は研修そのものの工夫や保育の展開に焦点を当てたい
ときいています。
去年、ちょっと提案した「認知」へのアプローチはどうなっただ
ろうか?と楽しみにしています。

児童発達支援センターと保育が密着した支援が我々の地域
では広がりつつありますが、保育研究としてはきっと先駆的で
群を抜いているのだろうなと思います。

がんばってほしい。
地域をかえてほしい。
保育をかえてほしい。

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「合理的配慮」の実践

 ある地方都市での実践です。
ノートテイクがまったくできない小学生LDのおこさんがいます。
どうも見た板書をかくあいだに忘れてしまうようだといいます。
そこで、板書をデジカメでとり、印刷してノートにはるということ
をしているということでした。

これ、そりゃそうだよという取り組みかもしれません。
でも、実際LDに配慮したこういう支援、まだ学校では取り組み
がすすんでいないように感じます。

ノートテイクも書字も大事な学びであるので、そこをやめるとい
う支援にはなかなか切り替えにくいのです。

もちろん個々にも専門機関の支援は入っています。
それがあって実現している支援かもしれません。
まあ、作業記憶の課題が度を越しているでしょうし、純粋なLD
傾向が顕著で基本的な参加はできているのかもしれません。

でも、これを「合理的配慮」というのだと思います。
支援があってはじめてみんなと同じ参加ができるのです。

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大きな流れ

 研修でのポイントです。
現在の障害者に対する施策の動向は、障害者権利条約批准
のための国内法の整理がひとつあります。
それから自立支援法以降の地域生活の保障のための制度的
設計といっていいのだと思います。

障害者基本法が改正され、自立支援法が総合支援法になり、
障害者差別解消法が成立しました。
自立支援法の「自立」は自分でなんでもできるの「自立」であ
って社会モデル・自立生活モデルの掲げる「自立」ではないの
だそうです。
だから、名称もかわったのだと関与した講師が教えてくれました。

 それから我々は「合理的配慮」という言葉を学んでおく必要
があります。その配慮をしてはじめて同じスタートに立てると
いうことです。
鍛錬主義や発達評価の甘さがあると不合理なことをすぐ言って
しまいそうです。

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児童相談

前の記事と同じ研修で「障害児相談」の講義もありました。

児童も計画相談をやることになったけれども、どのようにとい
うのが皆目見当がつかない。
児童発達支援センター=療育に相談の担い手が任されてい
るけど果たしてできるのか?
サービス利用計画が必要なのは学齢期なのだけど療育が担
当で大丈夫?

こどもの相談はサービスの利用に焦点化できず、発達をみて
とり発達を支える具体的てだてを提供できなきゃダメじゃない
か?などいろいろ疑問があるのですが何も解決してませんでした。

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支援のまなざし

研修に来ています。相談支援従事者研修というやつです。

ちょっと印象的だった内容があります。
支援の動向をたどる講義の中で「ADLの自立からQOLの追
求へ」とありました。障害を医療モデルではなく社会モデル
で捉えるICFモデルや身体障害の方々の自立生活運動など
の話をききながら現場の現実について思いました。

そう、どうにもこうにも自立から離れられない支援者の業を思
います。
自立中心は鍛錬主義につながり、枠にはめ、揃った適応に向
かいがちです。

先週、あるLDの学生がテストの問題文にふりがな振って貰う
のに数年たたかったということを思い出しました。

これも同じことに根ざしている気がします。

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