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くだらない

 園内研修のお手伝いに伺いました。
とてもいい保育をしていました。

年長さんの保育が印象的でした。
教材教具を使った遊びを小さい頃は「会社」といったそうです
が、最近は「研究」とこどもたちが名付けて自ら発見し学び
とる日々を送っているそうです。

最初はこどもたちのそんな要求に答えていくことに担任の先生
も抵抗があり、「私の意図があったのに…」と思うことも多かっ
たといいます。
ただ、こどもたちの様子をみていると、意図しようと思っていた
学びは内在していることがわかり、考えがかわったのだと教え
てくれました。

そんなひとりひとりの学びがみんなにつながって集団の活動に
もなっっています。

もちろん、すべてがそれで展開しているのではなく、提示され
設定された活動があります。

ここではもちろん構造化や視覚化も行われています。
保育の重要な軸にユニバーサルデザインがあります。
リソースルームも運営しており、インクルーシブも向かうべき
方向だと確認されています。

 そんな保育を公開したそうです。
参観者の感想
「先生の保育は自由保育ね。この保育の集団を求めても無理
ね。」とあったそうです。

これをきいて愕然としました。
この視点がインクルーシブやユニバーサルデザインを邪魔する
のでしょう。
「自由か設定か」という二元論でしか保育が捉えられておらず
保育研究の枠はそこしかないと思っている。
設定は一斉でしか実現しないと思っていて、設定された保育が
集団の保育だと思っている。
この視点、学校保育に巣食う害悪といっていい。

私には個が有機的に結びついた先の集団がみえました。
保育場面のそこここに保育者の意図がみえました。

保育技術ということは、活動やこどもの動かし方だけじゃない。
こどもが生き生きと学び出す教材教具をそっと用意すること。
よく動ける、刺激を低減する環境を用意すること。
よくこどもがわかって活動できる視覚的支援を用意すること。
これもすべて保育技術だといえます。

 ちょっと難しいのは当たり前の取り組みが先進的なとりくみで
ある現状があり、守旧派と戦っていかねばならないこと。
この園は古い保育観と戦う必要があり、依然として」チョーク&
トークで授業が進む学校と戦う必要があります。

がんばれ。

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